「佐山泰弘個展 〜猫と宴withウチの猫たち〜」を見に行く (2011年12月3日)

  銀座猫事情

 毎年年末恒例のボザールミューでの佐山康弘さんの個展の案内が届く。今年も見に行く。今回もブラブラしたかったので地下鉄で行くことにした。
レモン社で中古カメラを眺めていく。ここはいつ見ても精神上よろしくない。つい欲しくなってしまう。
 エルメスビルにはサンタクロースのソリが壁面にへばりついて走っていた。

 
   佐山さんからの案内状  
  エルメスビルのサンタのソリ   ソニー通りだったかな?

 さていつものボザールニューがある建物の前には地域猫のみーちゃんが人気もになっていた。

 まずは会場に急ごう。今年最後の佐山さんの個展は佐山ワークスのアーカイブともいえる個展だった。これまで制作してきたいろいろな分野の作品群とうちの猫(こ)展のコラボレーション。みーちゃんが亡くなった年でもあり感慨深い年であった。
 猫と宴(うたげ)はすばらしい作品だった。小さいと近づいてのぞきこむので今まで見えていなかったものに気づく。そろえたくなるが全部で10万を超えるとちょっと手が出ない。でも飾るにはぴったりの大きさでいい。絵はがきだけでは大きさのイメージがわかないでしょうね。河村目呂二の百猫を思わせる作品だった。
 今回は混んでいたので撮影は遠慮した。したがって会場内の画像はなし。

 ついに次回のうちの猫(こ)展参加を表明してきた。次回(6月か?)にはメロ君が銀座デビューする予定だ。それまでに画像を用意しておかなくては。

 会場では最後の一冊となった墨絵カレンダーを購入。

 
 ボザールミューのあるビル    ボザールミュー入り口
    
佐山さんのサイトへ
 河村目呂二の百猫に匹敵する傑作!  
    
   今回のおみやげ これが会場での最後の一冊


     銀座猫事情
 今日もビルの前には猫くんがいる。今日の行きの銀座猫は三毛猫のみぃちゃんだ。個展を見に来たと思われる女性にかまわれている。帰りにかまってやろう。
 帰りはしーちゃんに入れ替わっていた。
 銀座にはけっこう地域猫がいるらしい。決して住みやすい街ではないような気がするが夜は人少なくなり自由に歩き回れるのだろう。そんな銀座の街の地域猫がみぃちゃんとシーちゃんだ。この猫たちは佐山さんの日本画の題材にもなっている。

 会場での話しでは
 ・みぃちゃんには兄弟猫がいるらしい。
 ・なかなかグルメでフランス料理のシェフやいろいろな人がエサを与えているらしい。
 ・「私よりいいものを食べている」

 ところでしーちゃんは負傷していた。ノラネコの勲章のような耳の切れもあるがついに目を負傷してしまった。左目を失ったようだ。完全にふさがってしまっている。観察していた女性によれば、からだに残る傷の様子からけっこうケンカは強そうなんだそうだ。もしかすると地域のサポーターに医者に連れて行ってもらったのかもしれない。片目だと距離感がつかめない。うまく生活できるのだろうか。猫の世界もなかなか厳しいのである。がんばれしーちゃん。

   
 人気者のみぃちゃん    
     しーちゃんは負傷していた
   
   片目を失ってしまったしーちゃん  


 

 2011年6月の「しーちゃん」と「みぃちゃん」   
2007年のしーちゃん

2008年のみぃちゃん

2009年のしーちゃん

 しーちゃん  みぃちゃん  

                                       
 天気がいい。銀座には鏡面仕上げのビルが意外に多い。それに反射する風景がおもしろい。都会ならではの楽しみ方である。エルメスビルには人だかりが増えていた。ソリはけっこう大きなものなので全体を撮影するのはなかなか大変だ。
 ソニービル前はいつも人だかり。今年は大画面のパネルに道行く人が映っているのでみんな自分の姿を撮影している。

    
 
     大きいので全体を撮影するのは大変
 ソニービル前の毎年の光景 銀座教会の隣はどんなビルだったかな?  銀座のやなぎ 

 レモン社が入る銀座教会の隣が更地になっている。どんな建物があったか記憶にない。とにかく銀座の変化は激しいのである。そういえば歌舞伎座もどうなったかその後見ていない。

 寒いので早く帰るとしよう。この個展が終わると年は急ぎ早やに暮れていくのである。