来る福招き猫まつり2006 in 瀬戸

 さて伊勢のまつりから1週間。今年も瀬戸のまつりにも参加した。「朝一番の新幹線で出発!」と思い4時半に起床したのだが、「8時前に名古屋についても仕方ないかな?」と軟弱な気持ちがわき上がり、結局家を出発したのは6時だった。
 人間の記憶は曖昧なもので2年ぶりに新幹線で行くと、さてどこの駅で乗り換えていったか何となく覚えてはいても記憶がはっきりしない。名古屋駅でウロウロ、栄町でウロウロ、予定以上に時間がかかり瀬戸に到着したのは10時過ぎになってしまった。

 改札を出ると駅前にテントがあり、すでにまつりムード。パルティせとをのぞくと中で何かやっている。ちょっと寄っていくことにする。「おぉ」、もう招き猫メークをやっている。すると招き猫に声をかけられた。「んっ?」、一瞬誰かと思ったが、世話人のYさんだった。朝からメークで頑張っている。何でもラジオの生番組があり、それのコーディネーターをやっているのだという。今メークをしているのは名古屋の落語家「雷門幸運」さんだった。朝と昼の2回瀬戸から生放送するそうだ。何となく一行にくっついて行動を共にする。朝の放送は「うおかね」の店舗前でおこなうそうだ。

                   
                   2週間前にせともの市が終わったばかり
    
   お馴染みの猫ののぼり?が迎えてくれる
          
            記念橋の看板

 10時半頃の放送開始に向けて準備が進む。「うおかね」前ではご主人と打ち合わせ。あとで聞いたことだが、何やらまわりでウロウロしていた方は幸福さんの追っかけらしい。そうとわかっていれば写真を撮るときいっしょに入れたのに。

 生放送中  これは放送前
 今年はやたらメーク猫が増殖していた。でも何となく・・・、見苦しい・・・。やっぱり撮影モデルはメス猫にしておけばよかった。
 コーディネーターのYさん  雷門幸福さん

 生放送後、どら猫市に顔を出し、今日は瀬戸の町を思いっきり散策することにした。
 まずは、おもだかやをスタートし、となりのおもだかやギャラリーでは蝉丸さんの個展「源氏物語/小さな秋」を開催している。郷土玩具系の招き猫からスタートしたものにとっては、蝉丸さんの招き猫は最初は取っつきにくかったが、最近はあのエキゾチックでスリムな容姿にオリエンタル調のデザインが融合した猫にはまって、だんだん魅力的になってきた。蝉丸さんは忙しいとのことで青蜩丸さんがギャラリーにいらっしゃった。

 おもだかや店頭  となりの蝉丸さんの個展
    
 宮川モールでは輪投げ  玉入れにおもだかやオリジナル風船の配布  新種、空気圧差でふくらむ招き猫

 外の宮川モールでは定番ゲームの輪投げや玉入れをおこなっている。やったことはないが見ているとけっこう難しそうだ。ここで小型の気圧差でふくらむ猫を発見。あの文化センター前にあるいつものレンタル招き猫の小型版のようなやつだ。後ろには小さなファンがあり気圧差を作り出している。

 瀬戸蔵の中の吹き抜けにはこれも定番となりつつある招き猫バルーンがある。大型の立体飛び出す招き猫は今年はなかったが、同じ方が招き猫絵手紙製作をやっており、テーブルでは子ども達が招き猫に色を塗っていた。パンフレットを見るとどうも立体絵手紙になるらしい。その隣ではこれまた人気の「招き猫シールを貼ろう」に列ができていた。ちょっと空いたころを見計らって貼ってもらう。
 2階の絵付けや作陶体験、4階のこれまた恒例100人展と瀬戸はなかなか多彩な催しで楽しませてくれる。100人展は常連さんに加えて、かなり新しい方も加わっているようだった。

    
     中央吹き抜けのバルーン
 百人展入り口
      昨年から始まった「招き猫シールを貼ろう」は今年も好評。準備された枚数も増えたようだ。
    これもお馴染みになったシール  こんな感じね!

 徒歩で文化センターまで上がっていく。やはり歩くと暑い。文化センターを見上げるといつもの黄金の招き猫の姿が見えない。でもモーター音らしきものはする。だんだん近づいていくと巨大なアーチに「来る福招き猫まつりin瀬戸」の文字が目に入ってきた。今年はこれらしい。招き猫と同じように大気圧の差を用いてふくらんでいる。東京ドームと同じ原理だ。招き猫がいないのは寂しいがこの巨大アーチもいかにもイベントらしい。
 100人展作家によるアートマーケットはほとんどのブースでボランティアの方による販売で、作家さん自身の実演や売り込みが少なくなったのはちょっと寂しい。

 文化センター前の巨大アーチ  100人展作家によるアートマーケット

 文化センターではハッピーキャットストリートと称する北田友二さん、板東寛司さん、石川わたるさんの三人による写真の小径や布施和佳子さん、小沢康麿さん、米田民穂さんの三名による絵画の小径など招き猫だけにとらわれない福を招きそうな猫の催しもあった。

 文化センターホールでの招き猫楽市は昨年から百人展作家と別会場になってしまったため、分散開催になり、出店数が少なくなりちょっと寂しい。アートマーケットも先に書いたようにほとんどが委託販売になり、作家さんが自ら売るのとは異なりやはり活気に欠ける気がする。あの2年前までやっていたプロ(あるいはセミプロ)も素人もいっしょに入り交じって開催していた楽市は復活できないのだろうか。やはりお祭り気分にはあの活気と雰囲気が大切だ。
 楽市では初出店の澪猫さんが工芸品のようなりっぱな招き猫を出品していた。きりっとした目がなかなか魅力的だった。2年前の賑わいだったらと惜しまれるところだ。作品は凛猫(りんねこ)のブログで見ることができます。

 北田友二さん、板東寛司さん、石川わたるさんの三者三様の猫写真
 初めての試み 写真展
 文化センター入口   我輩堂   遊工房 名奈屋
 月猫さん?   猫壺屋   凛猫
今年の楽市出店はこの6店舗だった。陽射しが差し込んで影ができてしまい、ちょっと見づらい写真になってしまった。
 ハートフル招福庵  ハートフル招福庵別宅

 ハートフル招福庵では何と招き猫?トイレットペーパーを売っていた。何でも「運が付く」のだそうだ。なるほど。でも運が水に流れていってしまわないかまわりで心配していた。仲間内ではこれは「掛け軸」と思えばいいと話していた。確かに掛け軸300円なら安いし、楽しめる。1個300円、4個で1000円也。


 今年は会場をゆっくり見てまわるのが目標。いちばんの目玉は楽市会場で我輩堂店主の荒川千尋さんから「○○さんならきっと興味があるはず」と言われた、新世紀工芸館でやっていた「猫絵の猫」展だ。猫絵の殿様で有名な新田氏をはじめ、各地でかつて授与されていた猫絵のお札やその版木など歴史的資料が揃っていた。養蚕家のネズミ除けとして重宝されたのだろう。そのような猫絵のお札の中にドーマンを発見。これは伊勢編でも書いたように魔よけで、セーマンは平安朝の陰陽師、安部清明、ドーマンはそのライバルの蘆屋道満からとったものといわれているそうだ。瀬戸で得た知識がこんなところで役に立つとは思わなかった。

    
 新世紀工芸館  これはすごい!「猫絵の猫」
 撮影してよかったのかな?
 お札の1枚にドーマンが書かれているのを見つけた。 (左がせーマン、右がドーマン)

 せと末広商店街も地味だけど頑張っている。商店街みんなで後押ししているといった雰囲気が伝わってくる。「にゃんどれーぬ」(要するにマドレーヌみたいなお菓子)や「にゃん太郎飴」などはいつも売っているのだろうか。それとも期間限定なのだろうか。アーケードにかかる招き猫の旗はこの商店街オリジナルのもののようだ。

    
 スタンプラリー抽選会場  せと末広商店街       街ぐるみでおまつりをやっている
 にゃんどれーぬとにゃん太郎飴  ちょっと脇道も風情がある  招き猫茶屋(松千代館)  
       
 ここにもにゃんどれーぬとにゃん太郎飴        ちゃんこ鍋の振るまい(瀬戸蔵前で無料 整理券配布終了)


 さて今年の見学の拠点である銀座商店街には「まもったる!」が増殖中。各店の前に置いてあるし、いろいろなところに貼ってある。最近こどもの誘拐殺人などが多く物騒な世の中になったが、そのような犯罪から子どもやお年寄りを守ろうと「守ったる宣言」。限定「まもったるTシャツ」まで登場。なお、「守ったる」とはこの地域の言葉で「守ってあげる」の意。
 銀座商店街は元気がいい。商店街が一体となってまつりに取り組んでいる感じがする。見所も豊富だ。

 丸一国府商店  パルティせと
                 
 深川神社の狛犬パワー  特大     これが一般店舗用の標準サイズ         いいね、この迫力
               
     フラッグコンクールにも登場      まもったる木札       まもったるTシャツ
         
 丸靖製陶所の出店      銀座商店街アーケード       この張り子やけに増殖していた
     
 招き猫神社      これフラッグコンクール   よろず猫処 似顔絵描き 近藤むつみさん
  
 よろず猫処 もやい処店先
 ここの手作り看板いつもいいね
 もやい処2階  もやい処軒下


 さて今年のホームグラウンドとなったのはどら猫市。ここは元メンズショップの三愛があったところでここ何年かシャッターが閉じていた。今年はこの会場で寿福工房とどら猫市という企画でやっている。寿福工房というのは丸窯製陶所で招き猫、陶製小物やアクセサリー、古布小物などを扱っているインテリア部門のようだ。さて店頭には寿福工房の一角がある。ついに出ました猫の耳。昨年なりきり招き猫で猫メークがあったとき耳があるといいと言ったのだが、やはり出た。何人かこの帽子状の猫耳を付けて歩いている人を見かけたが、ここがここがその発信地だった。(ちなみにカチューシャタイプもどこかの店で出しているようだ。)それにしっぽまである。どちらも手作り。残念ながらポスターをつくったりしての積極的な宣伝活動をやっているわけではなかったが、来年あたりはメークに耳としっぽを付けた猫が瀬戸の街中を闊歩していると見た。

 ここで猫純さんの水彩画を買った。猫純さんとは毎年まつりで仲良くして貰っているが、瀬戸のこの場所がデビューの場所なのだそうだ。招き猫倶楽部の板東さんに声をかけられ翌年から100人展に出品するようになったらしい。限定100枚の半額割引券を使用。100人展デビューの年に買った作品が今でもいちばん気に入った作品だ。今年買ったのはこれと似た猫を描いた「赤猫」だ。シンプルだがなかなかいい。予約を入れて売約済みの札を貼ってもらった。

 ちなみに今年の「どら猫市」は9店+寿福工房で以前の楽市の雰囲気を出している。今回出店していた方々もほとんどが以前の楽市出店者。今年はストロボを持って行かなかったので写真の写りが悪かった。盛会だったころの2003年2004年の楽市の様子も参照されたし。

どら猫市の参加者
木目込みの招猫は「猫姫工房」さん、招き絵猫師「猫純」さん、陶猫の「陶友サム」さん、分類不能で木彫から手描きTシャツまで扱う「化猫亭」さん、自称樹脂雑家「猫どん」さん、まん丸猫の「月猫」さん、「雲林院ユカリ」さん(2日目のみ)、いつもお世話になっていますご夫婦で参加の「あけねこてい」さん、樹脂粘土のお菓子猫、「チョビの日常」さんでした。
  

情報提供:化猫亭の千早さん(作品は「ねこまくらぶ」で見ることができます)
朝からけっこうな人出のどら猫市
 どら猫市(元三愛の店舗)
  
 ねこキャップ(猫の耳)と考案者
 ここは寿福工房の一角なのね
 猫のしっぽ(上は猫キャップ)    猫のしっぽ装着例(モデル選択失敗)
 「猫姫工房」さん  招き絵猫師「猫純」さん  「陶友サム」さん
 化猫亭さん  猫どんさん   月猫さん
 「あけねこてい」さん  「チョビの日常」さん  寿福工房
←けっこうコレクターが多い。左上が初代もりわじんデザイン(第3回)、順に下中央が今回(第11回)の器。     
 歴代福々ランチの器     今年の入手品1
     猫どんさんのオリジナル、デブ猫ストラップ
  
 アトリエ完成頑張ってます     今年入手品2 猫純さんの赤猫  正式名は聞き忘れた

 さて17時をまわり今日のまつりもお開き。Yさん、Tさん、猫純さん一行と夕食(飲み)会を「うおかね」でおこなう。
 明日のどら猫市には一日だけ雲林院さんが参加するとのこと。専属ドライバーが毎年いろいろと話題提供してくれるだけに会えなくて残念。
 瀬戸のまつり名物、福々ランチはみんな入手している模様。「うおかね」にあった器を撮影させてもらった。招き猫まつり限定のうなぎ太巻きも食べたし、おみやげ用に福々ランチの中身のひつまぶしをYさんから貰って本日は解散。明日も頑張って下さい。

     
  ことしの器 (うおかね所蔵)   まつり特製 「うなぎ寿司

 さて今年から瀬戸のまつりは第4土・日と固定されるということだ。これで予定が立てやすくなる。来年は三連休のはじめ2日間になる模様でまたゆっくりとできそうだ。

                         
                          お後がよろしいようで   (うおかね所蔵)

 自宅に帰るとちょうど11時59分。ちょうど18時間の旅だった。帰ってホッとすると何だか3時間程前まで名古屋で話をしていたことがウソのように思える。来年の訪問を楽しみにまた1年働くとしよう。

                        
                          帰宅してもしっかり付いていた


おまけ
 名古屋のTさんに頼んでいた猫メイクの写真が届いた。2日目のどら猫市前のようだ。でもオス猫ばかりだ!不気味だ。どら猫市の会場でみんなメークしてたらちょっと怖い。化け猫市になってしまう。
 しかし瀬戸のまつりではすっかりメイクも定着したので来年は自作の耳を持っていくことにしよう(といっていつも忘れてしまうが・・・)

        
  こちら猫純さんね
  販売担当者はどうしたの?
  肩越しに見えるのは白い猫キャップは
  メス猫か?
  毎度お馴染み(昨年はこちら)