加州猫寺調査隊 その19
加州猫寺、北陸タウン誌DOMに紹介される (DOM 2009年10月号)
初めまして。 私は北陸3県で雑誌3誌を発行しているザウスマガジン社のAといいます。 今回、弊社で発行している雑誌のうち、DOMという男性誌(後ろに袋とじで風俗広告がついています)で、猫特集を組むことになりまして、いろいろとサイトを検索していく中、ねここれくとさまの加州猫寺のお話に興味を持ちました。よくここまで調べ上げたものだと感心することしきりです。 それで、ここまで調べ上げたお話「加州猫寺調査隊」を特集で紹介させていただけないでしょうか? もちろん、出典は明記させていただきます。 |
こんなメールが6月の下旬に届きました。残念ながらDOMという雑誌は知りません。少しずつ金沢市民からも忘れ去られていく加州猫寺を紹介してもらえるのはありがたいことです。しかし、ちょっと引っかかりました。袋とじの風俗広告の件です。はたして猫寺紹介にふさわしい本なのだろうか?ネット検索をかけてみるといわゆるタウン情報誌のようです。ちょっと迷ったのですが、今までもなかなか紹介される機会がなかったので次のようなメールを返信し承諾しました。
こんにちは。「ねこれくと」を見ていただきありがとうございます。返信遅くなって申し訳ありません。 残念ながらDOMは見たことがありませんが、硬軟2本立ての情報誌のようですので、「ねこれくと」とはちょっと興味のある層にギャップがあるようにも思いました。しかし、地元金沢市でもかつて猫寺が存在したという記憶が失われていく中で、貴紙の「猫特集」を通して一人でも多くの方に関心を持っていただければうれしく思います。「ねこれくと」上の情報は使用していただいてかまいません。 なお、ご存じだとは思いますが、猫寺は現在輪島市郊外に移転しています。また今春行ってみたところ、龍昌寺跡地にあったパチンコ店駐車場も更地になっていました。金沢市内の変化にも驚くばかりです。 また、「加州猫寺調査隊」も「ねこれくと」も発展途上ですので、これからもよろしくお願いいたします。 |
それから3ヶ月あまり。DOM10月号が届いた。
このDOMというのは金沢にあるザウスマガジン社が発行している隔月刊の情報誌で北陸3県(石川・富山・福井)の情報を掲載している。毎月の特集のタウン誌的内容に袋とじの風俗案内が付いたちょっと変わった構成になっている。上記のように最初依頼があったとき、この風俗案内がひっかっかったのだが、調べてみると硬軟両党の編集のようなのでOKを出した。おそらく北陸三県を対象にしていると情報を2誌に分けるほどその情報量・購入者数が期待できないのだろう。したがって袋とじ以外の部分はヤングアダルト向けの地域情報を中心とした構成になっており、成人情報は袋とじ部分に集約されている。つまり二誌が合本したような構成となっているのだ。
ちなみに10月号の特集は『猫と平和』と『HOKURIKU HIGH POINT』。『猫と平和』は猫の話題14+α。その14の話題の一つが加州猫寺という訳だ。
ここでの紹介は「ねこれくと」の『加州猫寺調査隊』の内容紹介のような形式でされている。
これ以外にも福井市の羽衣神社の招き猫絵馬や園山春二さんの福猫石のある商店街などといった話題もある。
14の話題の一つ、北陸三県にある猫の付く地名というのもおもしろい。「猫の目」は行ったことがあるが、「猫の小判」、「猫岩」、「猫橋」、「猫池」、「猫坂峠」、「猫瀬町」と知らないところがたくさんあり、なかなか奥が深い。今度行ってみようと思う。
ちなみに『HOKURIKU HIGH POINT』は北陸三県のいろいろな高い話題。価格や標高もあれば気持ちが高鳴るや高い発見率などといった話題もありいたってまじめな内容。
送られてきた冊子を見て安心しました。
地元では一般誌としてコンビニなどで購入できるようだが、それ以外の地域では通信で買うしか手がないのが残念だ。
DOM10月号 猫特集☆結構毛だらけDOM猫だらけ『猫と平和』と表紙にある | |
著作権の問題があるので大きな画像で紹介できないのが残念です |
少しずつ人々の記憶から消えていく旧裏五十人町にあった猫寺こと龍昌寺。そして今にその名残を留める新しい地での龍昌寺。その記憶を何らかの形で残しておきたいという願いと謎を解き明かしたいという探求心からこの調査はスタートした。そのような中で「ねこれくと」が一人の編集者の目にとまり、しかも龍昌寺のお膝元であった地元で紹介されたということは=^・^=がねらっていた記憶の呼び起こしという点でひじょうに意義があったと思う。今回声をかけていただき、紹介していただいたザウスマガジン社編集部に感謝したい。