北海道の招き猫10 2006年版
今年も北海道で見かけた招き猫です。初めて生猫も入れました。
1 八雲のフェンスその後
期待でワクワク。今年は昼間に行きました。しかし、・・・・。変わっていない!!、昨年と何もかわっていない!。どうしたことなのだろう。ここまで塗ってあればあと一息なのに。シュールな絵柄のフェンスだっただけに、このまま謎のフェンスにしておこうというのだろうか。シンオシマは不思議な会社だ。
でも来年もまた期待して出かけて行くだろう。
全部で5匹いる |
2 函館市場のおやじ招き猫
今まで気が付かなかった。函館朝市でよくカニを買う店の近くにある。よく見ると新撰組の羽織を着ている。さすがに土方歳三最期の地だ。店の名は「新鮮喰味」(しんせんぐみ)。トラ猫の顔がけっこうおやじくさい。
箸を持ったトラ猫はおやじ風 |
3 開運おもてなし堂の招き猫?
パチンコ玉を抱える猫は招き猫風。砂原にあるパチンコ店「開運おもてなし堂」。なまえからみるとやはり招き猫を意識していそうだ。
KEIO砂原店 |
4 稚内の招き猫 その後
最北の街稚内で頑張る松森商店の招き猫。旧店舗は閉店となり、書店は向かいの火災復興した跡地で今年の7月29日から新たに雲母書店として営業している。残念ながら招き猫はまだ閉店した建物に残されたまま。陶製の立派な招き猫だけに明るい照明の、大きな店舗の雲母書店にひじょうに似合うのでぜひ新店舗に連れて行って欲しいものだ。
昨年の様子
ちょっと寂しそうな招き猫 | 8月現在この建物に残されている |
5 猫天ビル
帯広にある巨大な招き猫が張り付いた猫天ビル。スナックや貸し宴会場などが入っている雑居ビルである。昼に見たのだが夜は目立つのだろうか?あとで画像を見るとハート型の夢の部分に電飾が施されていた。きっとストロボで光るのだろう。「ねこまくらぶ」の掲示板で知ったのだが、住所はメモしていかなかった。しかし巨大招き猫は目立つのですぐ発見できた。北の屋台など繁華街に近い。招き猫を電線がかからないように撮影しようとすると、道路の中央近くで撮影しなめればならないのでタイミングが難しい。
住所は帯広市西2条南11丁目
2買いから3階にかかる大きさ | いろいろな飲食店が入っている | |
夢に電飾が施されている | 左手は動くのか? |
6 浦幌のガソリンスタンドの招き猫
まだ健在だがもう稼働していないようだ。顔に割れが生じてきた。
ちょっとくたびれてきた招き猫 |
7 知床の生猫招き猫
初めての生猫(なまねこ)招き猫。知床のオシンコシンの滝にある土産物店「オシンコシン館」の看板猫&招き猫だ。でもノラ。名前は「オシン・ノラ」、7歳くらいだそうだ。ふだんは観光客に写真を撮られようが触られようがじっとしている。持ち上げられてもされるがままで脱力でぶら下がっていた。おとなしくて大きいので写真を撮っていく観光客も多い。店の中には堂々の体格のポスターも貼ってある。しっかり店の看板猫兼招き猫として貢献している。
たまに山に上がって3〜4日帰ってこないこともあるという。冬はどうしているのかと聞くと以前は上の方にあったホテルにいたそうだが、今はリゾート開発で閉館しているので事務所で預かっているのだそうだ。
しかし、テーブルの上には『猫にペット類 接近に注意』ののぼり。壁には『のらデス!凶暴な猫がいます。小動物(犬)は注意して下さい!!』と張り紙がある。
話を聞くと犬に対しては猛然と向かっていくのだそうだ。かつて犬にいじめられたのが原因らしい。野生の鹿が店の脇まで出てきて、観光客が写真を撮ったり触ろうとしたりしてシカを興奮させたので、危険回避のため猫はすぐ店員に回収された。きっと向かっていくからなのだろう。
一見温和だが、野性味を秘めた(ようには見えないのだが)オシン・ノラはりっぱな生招き猫であった。
結局今年は滝を見ないで猫だけ見て帰ってきた。
今日もテーブルの下で仕事 | 注意を促すのぼり | とてもその風貌からは凶暴に見えない |
カウンターに貼ってあるポスター | あごのたるみがノラとは思えない | 店のアイドル、客寄せ招き猫です |
こちらは昨年(2005年)、堂々たる風格だ。
8 招き猫じゃないが招き猫風
国道沿いの厚岸にある「ムラカミ 厚岸石材店」にある御影石の猫。招き猫風だが招き猫でない。玉を両手で持っている
9 ここにも進出「カラオケ本舗まねきねこ」
昨年は札幌駅前に進出しているのを確認した「カラオケ本舗 まねきねこ」だが今年は釧路にまで進出していることを確認した。招き猫の看板に対しての反応はかなり敏感なはずなので昨年この場所になかったのは確実と思う。
カラオケ本舗まねきねこ |
10 カミパラ
白糠町で毎年開催されるお祭り「カミング・パラダイス」通称カミパラのポスター。
白糠町はふだん通り過ぎるだけで街の中に入ったことはなかった。白糠町は釧路市に隣接する林業と酪農と漁業のまちで、太平洋から捕れるサケ、カニ、ツブ、タコ、ホッキ、シシャモなど北の海の幸が豊富なところだ。
平成3年に完成した、JR白糠駅前の「南通り商店街ハミングロード」は、全国初の「広告景観優良地区」に指定され、「北海道まちづくり100選」にも選ばれているのだそうだ。ハミングロードには、ロンドン風、ボン風、サンフランシスコ風とカラフルな店が並んで、夜は照明に映え異国情緒を感じさせるようにつくられているのだそうだ。
白糠町を代表するイベント「カミングパラダイス」(通称カミパラ)はハミングロード商店街で開かれ、このイベントは「遊びにおいでよストリート」をキャッチコピーに地元の青年たちが立ち上げたもので今年で14回目になる。「子供に、家族に、町民に夢と感動を」というコンセプトで通りを歩行者天国にして露店やイベントで盛り上がるのだそうだ。
ポスターの猫は毎年共通のキャラクターのようで手に街の特産品などを持ち、招き猫風になっている。猫たちが手に持っているものをじっくり眺めるとおもしろい。年によっては完全に招き猫になっていたときもあるようだ。
これからは毎年のぞいてこないといけない注目の街だ。夜にも一度歩いてみよう。
こんな感じで店に貼ってある | 画像をクリックすると大きくなります | メインストリート |