北海道の招き猫たち
 この十数年休暇をかき集めて北海道で”避暑”をすることにしています。旅行をするつもりではないのでゆっくり招き猫探しもできるのですが、先にも述べたように北海道には動植物のキャラクターが豊富にあるため招き猫の出番は少ない。もちろんおみやげ売り場でも他のキャラクターに圧倒されています。しかしじっくり探すと結構珍品種が生息しているようです。


浦河の印章屋猫
 これは日本招猫倶楽部の会報「福の素」25号で紹介されたものです。浦河市内の国道沿いにあるのですぐにわかります。本体の大きさ幅35cm、高さ50cm、奥行き20cmで、材質はおそらくはんれい岩です。印章屋さんの前で不要になった印鑑を供養のために集めていました。胸の前垂れにある丸い黒い部分が印鑑を入れる穴です。以前はその部分に雨が入り込まないようにゴム製のパーツがついていました。
 台には「印章ご苦労さま 不要の印章をこの中にお入れください。10月1日有珠善光寺で供養致します」と書いてあります。
 ちなみに有珠善光寺は国道37号線沿いにある(正確にはちょっと脇道に入り込んでいるのですが)、かなり大きな寺院です。たぶん。なにしろ行ったのが夜だったのでよくわかりませんでした。来年また行ってみようと思っています。
                                                                    所有  天野印章

天野屋店頭 印章屋猫全景 台座プレート

    

 印章屋猫




日本最北の招き猫
北方領土に招き猫があるのかはわかりません。またどこかの無人の番屋に招き猫が置いてあるかもしれません。しかし人が多く行き来するところのある招き猫としてはおそらく位置的に見てもこれが日本最北の招き猫ではないかと思われます。宗谷岬のおみやげやの中でも最も北にある柏屋の所有する常滑タイプの招き猫です。位置 北緯45度31分14秒  宗谷岬

最北招き猫のある柏屋 店内にある最北招き猫




道南の看板猫
 国道229号沿いの熊石町と大成町の境界付近(だったはず)にある交通安全を呼びかける標語看板。他では見かけないので、オリジナル看板かもしれません。動物シリーズの看板がいくつも並んでいます。「車を止めて携帯電話」の招き猫看板の他に同じネコ科では「飲んだら乗るな絶対乗るな!」の虎がいます。