鴻巣練り物 臼井常吉商店 


 編集途中の暫定版です

鴻巣練り物
 種類:練り物
 制作地:埼玉県鴻巣市人形
 現制作者:臼井たみ子 

  秋元家(相模屋)
   

   ↓ 秋元家より養子

 臼井常吉(初代 −昭和10年)・・・・臼井勘助(2代目 −昭和17)・・・・臼井和三郎(3代目 大正13年−昭和58年)
   ↓                                       ↓
    分家                                     ・・臼井たみ子(4代目 昭和3年−  )
  臼井一郎商店                                    和三郎の妹

※4代目は「臼井ゑみ子」の表記の書籍も多く見られる。ここでは埼玉県民俗工芸調査報告に従い「臼井たみ子」を
用いるものとする。
        



鴻巣練り物(臼井常吉商店)
 初代臼井常吉は秋元定太郎の弟に当たり、秋元家より臼井家に養子にきた。その際、秋元家から赤物のネタ(原型)を譲り受け、赤物製造を始めたが、やがて独自の原型もつくるようになった。
 現在、招き猫は白(三毛)、黒、オレンジ(朱)、金、黄が確認できている。



臼井常吉商店のサイズ違い招き猫
小中大
大の色違い   高さ115mm×横68mm×奥行75mm サイズは同じ


大の白  
三毛のぼかし 耳と爪は赤で描かれている 左手挙げ
背中、尻尾にも彩色あり
目は黄色に黒の瞳と縁取り
三毛の模様あり、背中にもあり
耳は赤、眉毛・ひげは黒、爪・口は赤で
描かれている
左手と首の間に穴を開けてリボンを通している
彩色はされていないが首玉の結び目がある


大の黒  
目は黄色に黒い瞳、銀の縁取り
模様はなし
耳は赤、眉毛・ひげは銀、
爪・口は赤で描かれている


大のオレンジ色  
丸目 耳(の中)は群青で彩色
黄色のリボンに鈴 斑などの彩色はなし
目は丸目
模様はなし
耳は青、眉毛・ひげ・爪・口は
銀で描かれている

1997年購入


中の金色の下地のみ  
金色に下地が塗られているのみなので
猫の形がよくわかる。


臼井常吉商店で
1997年購入の記録が残っている。


小と中
白猫は黒(灰色)と茶の斑 赤い首玉に金の鈴が描かれる
すべて左手挙げ
背面に斑はなし
赤い首玉

中 高さ87mm×横55mm×奥行59mm
小 高さ55mm×横31mm×奥行34mm


目はすべて丸目
白猫は三毛の彩色があるが裏面にはなし
すべて赤の首玉に金の鈴が描かれている


大中小金色のサイズ違い  
購入後初めて開封した エアーパッキンで保護
金色の大中小サイズ違い  大きさは他の色と同じ
金の下地で斑なし
小は緑に黄色の斑点の首玉に銀の鈴
大のみ赤のリボンに鈴がつく
金色も他の色とサイズは同じである 
大にはリボンを通して鈴がついている。
金ははげやすいので鈴が擦れないようにエアーパッキンで保護されている。

中小はリボンではなく首玉と鈴が彩色によって描かれている。

3点とも臼井常吉商店で1998年購入の記録が残っていた。






参考文献
招き猫尽くし (荒川千尋・板東寛司、1999 私家版)
全国郷土玩具ガイド2(畑野栄三、1992 婦女界出版社)
おもちゃ通信200号(平田嘉一、1996 全国郷土玩具友の会近畿支部)
埼玉県民俗工芸調査報告 第14集 鴻巣の赤物(埼玉県立民俗文化センター、2003)
さいたまの職人 民俗工芸実演公開の記録((埼玉県立民俗文化センター、1991)