おかげ横町 
    第31回来る福招き猫まつり 伊勢 2025
                                                             

     猛暑続きで「暑い暑い」と油断していたら伊勢の招き猫まつりの案内が8月10日に出ていた。急いでページを立ち上げた。

    準備編
    当日編 
     
                                           

第31回おかげ横丁
来る福招き猫まつり


油断していたら招き猫まつりまで1ヶ月ほど。8月1日に最初の案内が出ていた。
今年はポスター&チラシのデザインと思われるものが
すでに出ているが、詳細はまだ発表されていない。



そして今年のテーマは
『天高く馬肥ゆる秋 福来る秋』

またまた油断していたらまつりの全容が発表になっていた
 ふしぎ駄菓子屋銭天堂ポップアップショップ
 幸せ招き♪福ねこフォトスポットin招福茶屋
 アート招き猫展
 招き猫現代作家展
 もう一つの招き猫現代作家展
 招き猫作家の実演と個展
 郷土玩具招き猫展
 来る福展覧会
 招き猫絵付け教室
 来る福料理
 商店猫デジタルスタンプラリー
 第3回市田志保ことのは展「名モ無キ者達へ」
 弦楽四重奏で猫まつり!    などなど
     詳細はこちらをご覧ください   おかげ横丁 第31回来る福招き猫まつり    

 さらに今後追加情報が出てくるだろう

平成5年に開館した「山口誓子俳句館」が「ART and CULTUR 山徳」とリニューアルされていた
山徳の「山」は山口誓子、「徳」は徳力冨吉郎


   
 9月になり招き猫まつり本番まで2週間を切った。とにかく暑さが気になる。そしてそろそろ在庫切れとなるであろうあれは出品されるのか?
ということで今年も招き猫まつりの準備編おさらい。
 しかし郷土玩具系を中心に扱う者としては、アート招き猫展の出品者を見ると残念ながら半数以上の作家は分からない。これは瀬戸の百人展についても同じことがいえる。

アート招き猫展
招き猫現代作家展
もう一つの招き猫現代作家展
招き猫作家の実演と個展
る福展覧会(ミニ個展)
郷土玩具招き猫展 
昨日大阪のYさんから情報があった。今年は絶望的な状況であったが残りをかき集めたのだろうか?
とりあえず販売数は少ないが例年と同じ販売方法のようだ。いよいよ今年が最後か?
                                           (9月9日)





       おかげ横丁 第31回来る福招き猫まつり のページ




                                         






 
チラシ表  (PDFファイルへ チラシ裏  (PDFファイルへ
案内図 (PDFファイルへ) 

 それぞれ、「ねこれくと」内にPDFファイルが保存されていますので会期後も見ることができます。



 今年も伊勢に向かって出発する。猛暑日が続き現地の気温も心配になる。

家を出たのは早めだったが
何だかんだで東名高速に乗ったのは
23時を過ぎていた
さらに右回りルートが事故渋滞
左回りルートもそのあおりを食った

順調に走り浜松SAで休憩
さらにもう一カ所PAで休憩したが
その後猛烈な雨に見舞われた
四日市の地下駐車場で
水没事故があったが
線状降水帯が発生していたようだ
明け方伊勢に到着したが駐車場には
1台しか駐まっていなかった
出発! 浜松SAで休憩
伊勢に到着 アッという間に車が増えた 途中の家にいつものワンちゃんがいた
五十鈴川はそれほど増水していない 赤福にはけっこう客がいる まだ準備途中といった感じ
赤福茶屋本店向かいの会場を偵察
何と中野土人形が見えている
「もう逃げも隠れもしません」と
いった感じである
偵察者がひとり 五十鈴茶屋はまだ準備中 赤福前の別店舗も準備前
赤福もまだ並んでいる人は少ない おかげ横丁を偵察する 来る福市準備中  萩工房
綿屋 吉岡みのりさん ヤマタネ
べっこう飴 二代目龍昇 雲林院ユカリさん 太鼓櫓でも機材搬入中
リニューアルされた山徳のギャラリー まだ店の準備も始まっていない 絵付け会場
吉兆招福亭付近 伊勢盆栽が出ていたが初めてか? つぼやもまだ閉まっている
まだ8時過ぎは
準備も始まったかどうかの状況
連日の大雨で事前準備も
遅れているのではないだろうか
まだプレートも準備前 閑散としている


 気温が上がらないうちに神宮参拝。
 次の遷宮は2033年になるがすでに今年から遷宮に向けての神事が始まっている。9月17日にも御船代祭という神事があるようだ。宇治橋の架け替えは遷宮の4年前が恒例になっているらしいが、この4年前というのは戦後になってからのことのようだ。前回の渡始式が平成21年(2009)だったので次の渡始式は4年後の2029年、もう2・3年すると橋の工事も始まるのではないだろうか?
 今年も基本コースに従わず、逆送のショートカットコースで内宮正殿を目指す。

伊勢散歩    
 
宇治橋鳥居 今年から神事が始まっている 橋表面の摩耗が進んできた
神苑 正宮へ続く道 撮影はここまで
神宮では天皇以外個人的なお供えは
私幣禁断とされているようなので
賽銭はなし、
個人的なお願いもなし
無心で参拝

8年後の遷宮後はまた奥の殿地に戻るが
見ることはできるのか?
元気に長生きしなくては
気温はそれほどでもなかったが
湿度が高く蒸し暑くて
汗びっしょりになってしまった
正宮階段下で撮影 仮設橋はいつできるのだろうか?
近くにいた方が撮ってくれた マメヅタ 長年の参拝者ですり減っている
ちょっと疑問?
宇治橋の鳥居は旧内宮と外宮の
棟持柱が使われる
しかし解体は遷宮が終わってからである
次の新しく作られる鳥居の材料は
前回2013年の遷宮で
取り壊されたときのものか?

どこかに保管されているのだろうか?
伊勢近辺には餅菓子が多い
赤福はその代表的なものだが
いかんせん日持ちがしない
自分で食べるのは別として
他人向けのおみやげに適さない
いくつか探してみた中で
この太閤出世餅は焼いてあるので
比較的日持ちする
しかし、今日は臨時休業であった
太閤出世餅臨時休業


                                          

すでに祭りの開始時刻を過ぎている
郷土玩具の猫を偵察する 
まだ原田半蔵作の
津屋崎人形が残っていた
附馬牛人形も何点かある

帰宅後に気がついたのだが
三春張り子の招き猫4点あった
初めて見るがどこの制作だろうか?
少しかわいすぎる

江口人形も持っていなかった
六原張り子の
右手挙げの面があった
我が家にあったのは
左手上げだった
来年買ってこよう
富山人形はとやま土人形工房の
作品のようだ

手前にあるのは
半澤淳子さんの作品群
最近お会いしていない
もう廃絶した相模土鈴も
少数残っていた
謎のラベルがあったが
奈良久雄さんの猫ではなかったようだ
    
今年の中野土人形総勢7点 


招き猫ペア
初期の作とは型が異なるが
よく出品されていた
ついにこのペア招きとは
縁がなかった
黒仔猫招き

仔猫の招き猫バージョンの単独
小判乗り仔猫

小判乗りの仔猫はいろいろあるが
これは小判の包金に乗った
通称卵焼き
巾着招き猫

蓋が開いた巾着から2匹で招く
いわゆるシュークリームタイプ
白招き猫

白猫単独は最近は珍しいが
初期の作とは型が異なる
本物の鈴が付く
扇持ち黒招き猫
比較的スタンダードな扇持ち
「阿吽」の「吽」
扇持ち招き猫座布団座り

親子猫の座布団座りが
扇を持っている構図は珍しい
座布団柄も現代的
   


中野土人形の行方は?  
抽選時間が迫ってくる ひとり1枚とは書いていない!
紙に氏名を書き箱に投入する
特に紙の指定はないので
新聞紙大の紙に書いて入れたら
反則だろうか?などと姑息な手段を考えてしまう
札入れ箱
抽選します! 一番○○さ~ん!
やはりペア招きか だんだん少なくなってくる
親子扇持ちを選択中の模様 これゲット!
座布団に房がない 仕様なのか付け忘れかは不明 シュークリーム巾着招き猫
どれにしようかな? 黒猫扇持ち
やはり白猫か 小さい黒仔猫選択
中野土人形頒布会終了
そして30年ほどにわたった
奈良久雄さんの土人形も今回で終了となるだろう

実は昨年は8点出品販売されたが、
それ以外に数量制限なしで販売があったのだという
残りをかき集めて販売したようだ。
今年に回してくれればよかったのに・・・・
今年はさらに残りをかき集めたので
今後単独出品があるかもしれないが
今年で幕と見るのが妥当であろう
ぜひ奈良由起夫さんにスムーズに
引き継ぐ交渉をしてほしい

由起夫さんはまだ若いので伊勢独自の猫が
誕生することも期待したい
卵焼きが最後に残った
7体はそれぞれに引き取られていった
 
事前にこんな情報を得た
昨年9月29日に出た猫たち(右)
まつり初日以外に
番外編の売り出しがあったようだ
2024年の中野ひな市に出品された
奈良久雄さんの
ひげと口を書き忘れた
「ネコ付きだるま」(左)は

常連のIさん親子に引き取られたことが判明



 再びおかげ横丁を散策する。楽市(来る福市)も営業が始まっている。

Yさんにポスターを頂いた
4人の招き猫作家は
ほとんどお出かけでいない

楽市(来る福市)も開店した
招き猫作家の実演と個展 萩工房
綿屋 吉岡みのりさん ヤマタネ
雲林院ユカリさんどこへ行った
太鼓櫓では報恩太鼓の演奏が始まった
雲林院ユカリさん 神恩太鼓の演奏
五十嵐さんの招き猫絵付け教室
五十嵐健二さんの姿がない
昨年も見かけなかったような気がする
ガマガエルの財布を
首から掛けた姿を見たかった


                                          

招き猫現代作家展  
大黒ホールでは招き猫現代作家展が毎年開催される
ベテラン勢の作品が集まる
同時に販売もおこなわれるが、今年は販売即持ち帰りができたようだ
行ったときにはすでに作品が少なくなって会場も落ちついていた
 
来年の干支の午に
ちなんだ作品も並ぶ
左のパンフレットの作品も
すべて午がらみ
小澤さんは「馬肉」ですね
 ねこれくと内PDFファイルへ  
 
佐山 泰弘 (立体造形)

からくりもの
 「あっちだこっちだ」 
 お世話になっています
 
こちらも佐山作品「題不明」
これも来年の干支にちなんだ作品
松風 直美 (切り絵)

切り絵の松風さんは
俳句館からこちらに移動
小島 伸 (木工芸)

小島伸さんの木彫の世界

小澤 康麿
 (陶芸・絵画) 
  
天野 千恵美 (立体造形・絵画) 
 岡村 洋子 (陶芸)
小物のアイデアがおもしろい
細山田匡宏 (立体造形)

 作品には独特の世界観がある 
よねやまりゅう (立体造形)

圧倒的な存在感の作品
目黒の百階段でも異彩を放っていた
 こちらもよねやま作品 
 有田ひろみ・ちゃぼ (墨絵・ぬいぐるみ) 

赤福前で実演中か
 水谷満 (陶芸・他)

あちこちで大忙しの模様
もりわじん (立体造形・画)
 
サングラスの怪しい姿で座っていた
 櫻井魔己子 (立体造形) 


宮地乃梨子 (ペーパーワーク)

しまった!
編集していたら宮地乃梨子さんの
猫の画像がなかった
撮影し忘れたようだ
右は昨年(2024年)の出品作


吉兆招福亭内での展覧会
今年のポスター&チラシになった木彫の招き猫(上)
思ったより小さかった
制作者の花房さくらさんは若い世代に人気があるそうだ

来る福展覧会の吉田一也作品をまとめ買いしているおじさんがいた(左)

つぼやで開催の来る福展覧会、小出一也展のミニチュア猫を購入した
何れもう少し大きい作品がほしい
瀬戸では百人展に出品するが、販売店は出さないそうだ
つぼやの展示  最近はケースに入れて販売しているとのこと 購入品はこれより一回り小さい
ケースの一辺は18mmほど 今回の購入品


     
こんなところに猫が移動していた 裏手にある祠  
こんな物を売っていた
中身は縁起物 
招き猫は新しい鈴をつけて
おかげ座前に移動していた
そういえば市田志保展を
開催するおかげ座が閉まっている
調べたら9月20日からの開催だった
ART and CULTURE山徳で開催されている「アート招き猫展を見に行く」
建物の奥で1・2階が会場になっている
伊勢ではなかなか平場で大きな会場がないが、瀬戸の百人展アートマーケットのような感じである 
アートギャラリーに生まれ変わったが俳句館の山口誓子と徳力冨吉郎はどこへ
かなりなかの雰囲気が変わった この奥の蔵部分が会場
焼き物招き猫 日用小物の猫
奥に猫筥が見える 和田芳作品は柄ですぐわかる
木製オブジェなどのスタジオナナホシ これは木彫
立体造形だけでなく紙ものもある 焼き物の出品が多い
ちょっと異色の猫たち(焼き物) 八代亜紀の作品もあった
この「木の額を抱えた猫の物語」はいいな 作者の佐々木紀政さんは但馬木彫と関係のある方のようだ
九谷風の陶猫 キンネコ
猫柄の器も多い こちらも焼き物の器類
にゃん玉(招き猫けん玉)なども作る河辺花衣さん 自分のやっている楽器を購入する人もいるとか
チラシにもなっていた「猫筥」
戌筥のように中に物が
入るのだろうか?
チラシの作品とは
形状や彩色が異なる
山口にある
「ギャラリーまねき猫や」が

協力しているようだ


そろそろ帰る時間になってきた
初日は何となくまだ準備途中のような雰囲気だった
前日までの悪天候と、当日も天気が不安定で時々強い雨が降ってくるという天候不順が影響しているかもしれない 
招き猫供養預り処 百福お願い招き猫 太鼓櫓に猫がいない
松風さんのコラボ商品があった!  
山車が出て撮影スポットとなる場所なのだが
大雨が降り、あの四日市の地下駐車場水没の翌日だったので準備が間に合わなかったか?

さてそろそろ帰るとしよう
燃料が心許ないので市内の安いスタンドで給油
まだ雲行きが怪しい   松坂で毎年立ち寄るショッピングモールで買いもの
さらにラーメンを食べていく 夕焼けの色が怪しい
結局一般道をみえ川越まで走ってしまった
河川敷も車でいっぱい 駐車場も少し空いてきた 伊勢出発
松坂のショッピングモールに寄る 無料ギョウザ券でラーメンを食べる
怪しい夕焼け 岡崎SAを偵察
清水PAで最後の休憩
降りたときは降っていなかったのに
戻るときには雨の降りが強くなっていた


今年の伊勢招き猫まつりは終わった
いやまつり自体は9月29日まで続いている
来年は中野土人形はないかもしれないが、
こうなったら意地でも死ぬまで参加して
レポートするしかない
清水PA 帰宅


今回のいちばんの収穫  
朝、車内にいると岐阜のNさんが近づいてきた
手渡されたのがこれ
東北巡業中に購入したものだった
ほしいと思っていた作品だけにありがたい



蟻が十歳なら芋虫ゃ二十歳
いつもいつも「かたじけ茄子」