またまた今年も浅草酉の市だ!(一の酉編)  2009年11月12日(一の酉)

 まだ2ヶ月近く残っているとはいえ、寒くなり年の瀬が近づいてくると酉の市が開催される。今年も行ってきました。今年は二の酉までで、開催日は11月12日(木)と24日(火)。どちらも平日となります。
 やはり取材は一の酉に行かなくては見逃すものが出てしまいます。そんなわけで一の酉にいそいそと出かけていったのでした。
 天気が心配されましたが、なんとか当日は曇り空でセーフ。昨年から使い出した格安コインパーキングに駐めようとしましたが「通り過ぎてしまった!」。戻ってくるとちょうど入られてしまったところでした。残念。しかたがないので近くの倍額(といってもこれが平均的金額)のパーキングに駐めることになってしまいました。
 以前は吉原大門から行っていたのですが最近は浅草五丁目あたりからショートカットするような行き方に変更しています。

 ここが入り口 お祓いをしてくれる  今回は脇道から
 行ったときはちょっと少なめの人出だったが
       鷲神社熊手店配置
 新種のお守りが登場していた
 浅草鷲神社オフィシャルページへ
 人の先頭に立つ八頭  酉の市名物切り山椒

 途中から道のわきに露店がぎっしり並び始めます。これが市を思わせる光景なのだ。しかし昨年より人出が少ないように感じます。もう午後7時なので人出はかなり出ていてもよさそうなのですが、国際通りの列もいつもほどではありません。並ぶのが面倒なので開放されていた脇道から入ることにします。

 こういう地味なのもいいね

 昔ながらの手書き赤物の宝船熊手の「よし田」はいつも人気。今年は吉田啓子さんの姿が見えません。どうしたのでしょうか?
 いつもながら歌舞伎関係者や落語家などのひいき筋の名前が数多く見られます。

     
 歌舞伎・落語といったひいきの名が見える
      
         今年も景気よく手締め


                         よし田オフィシャルページへ


 すっかり差物としての招き猫は定着していますが、今年の招き猫は縮緬ものが結構多くあったように感じました。

  
 このあたりは縮緬招き猫
  縮緬招きの盛り合わせ
              
      けっこう大きな招き猫の焼き物がのっている


 今年も酉の市クイズをやっています。今年のクイズは「昨年の参拝者は何人?」 @1万人 A11万人 B110万人

 富くじは槍で突くと磁石にくじが付いてくる仕組みとなっています。参加費1000円で引くことができるようです。

 今年も酉の市クイズ  こんなふうに槍で富くじを突く

 さて今年の「八百代(やおだい)」はどんな熊手をみせてくれるでしょうか?

    
             八百代店頭  一見普通の熊手屋に見えるが、その実体は・・・・・
 定番になったリバーシブル熊手  これもしかして・・・・・  お馴染み「喜塗工」特注品

 帰宅して画像を見ていると何やら見たことのある招き猫が張り紙の裏面に透かして見えます。もしかして・・・、他に表から見える画像はないか捜してみるとありました。今年も歓迎されてしまいました。でも気が付かなかったのです。二の酉まであるかな?今度行ったら声をかけます。ちなみに今年は「ねこくれと」ではなく、ちゃんと「ねこれくと」になっていました。ありがとうございます。

 さて毎年楽しみにしている『喜塗工』の特注招き猫熊手ですが、今年は写真泣かせの一品でした。何しろペンキ塗り立ての真っ白ねこ。猫だけでなく、小判も松も提灯も熊手までも真っ白。はたしてどれだけ写真でわかるでしょうか?

 今年の作品は写真泣かせの一品だった

 こちらも毎年招き猫がさりげなく登場することが多いIT企業の『CBD』。今年はミニチュアタイプのIT熊手。付属の虫眼鏡を使って見ると実に細かい細工がなされています。まわりのミニ飾りや虫眼鏡の大きさからだいたいのサイズが想像できるでしょう。

        
          こちらもおなじみ『CBD』  今年はミニチュアタイプ
   付属の虫眼鏡を使ってみるほどの凝りよう

 八百代は縁起ミニ置物も見ものが多いのです。昔からある縁起の語呂合わせから、思わずニヤッとしてしまう洒落の効いたものが多い。

  『福み』五円ついてます!   『いい年にしタイガー』
    黒いのは鯛です  ダイダイ(代々)繁栄、みのるみのる、一期一会、かがやく金星
                                       福のすずなり、大きくなるぞ
  いいなこれ、『チョコっとでもケーキ回復』   今年もありました、蝮一家

 いいなこれ、『チョコっとでもケーキ回復』。これどんなときにアイデアが浮かんだのだろう?おとなりの手で持っているのはイチゴをトッピングした『一期一会』。 『春をまつことのはじめや酉の市』何だかすごく綺麗?!
 もともと縁起物は言葉を掛け合わせた洒落っ気があるものが多いのです。八百代の洒落っ気と創造力に毎年ワクワク。
 とにかく八百代は酉の市のワンダーランドなのです。

                  八百代ホームページ


 酉の市のお寺「鷲在山 長國寺」もなかなかおもしろい存在です。今年は二の酉までしかないので「火除け守り」は授与されません。「月星紋」や北斗七星まど天文ファンには見逃せないお寺です。今年始めて気が付いたのですが、おみくじがおもしろい。自分で引くのではなく百円を出すと、御神籤箱(寺だから御仏籤箱?)を振りながら何やら呪文のようなものを唱え厄払いらしきことをやってくれます。ちょうど火打ち石で厄払いするようなものなのでしょう。そして出てきた棒(名称が分からない)の番号が読まれると御仏籤棚から折りたたんでいない御神籤を出してくれ、それを受け取ります。このような方法は初めて見ます。二の酉ではお願いしてみようかと思っています。


   こちらは比較的ゆっくりお参りできる
 鷲在山長國寺オフィシャルページへ
 こうやって・・・・   「2ば〜ん」

 今年はこんなものがありました。長國寺のわきに出ていた店で『にぎり餅』を売っていました。店にぶら下がっていたご利益を見ると由来が分かります。今まで見た記憶がありません。これは本堂正面にある開運鈴につながる五色の紐(中の大菩薩につながっている)を模したもののようです。一緒に招き猫パッケージの金平糖も売っていました。

          
         にぎり福は開運鈴の五色のひもをあらわしているらしい
 にぎり福店頭   招福鈴が付いているようだ
 こちらは昔ながらの切山椒

 さて今日はここまで。次は24日の二の酉。この12日間で結構寒くなりそうです。11月24日は平日とはいえ大安。人出は多くなるでしょうか?

                                         二の酉へ続く


                                        



またまた今年も浅草酉の市だ!(二の酉編)  2009年11月24日(二の酉)

 今年は二の酉でおしまい。今年は二日とも平日でしたが、一の酉は出足はそこそこ。今日の混み具合はどうでしょうか。
 今日は酉の市は初めてという連れを伴ってのお出かけです。途中で待ち合わせをして一路浅草へ。今回もやはり格安駐車場はいっぱいなので前回と同じ場所に駐車となってしまいました。通りの街路樹にはイルミネーションが点灯していました。時間は前回より少し早いのですが途中は結構混んでいます。一の酉より人出は明らかに多そうです。

 国際通りは人の流れが悪そうなので今回も脇道から失礼!
 流れに乗らず、社殿のわきからお参り。

 あか物の「よし田」は本店?に吉田啓子さんが出ていました。お元気そうです。

   吉田のおばあちゃん今年も元気に店頭に出てました


 そして「八百代」。今回は正面に「歓迎 ねこれくと様」の札が貼ってありました。他の人が見ても何のことかわからないでしょうが。この札もらっちゃいました。ありがとうございました。
 すでに喜塗工の熊手は引き取られていました。
 じっくり見ていくとまだまだ見落としていたおもしろい物があります。

  
   もらっちゃいました  大きな熊手おろしてます  これまたベタで大胆な・・・
 CBDの熊手は前回の画像より見やすいかも
        
        奥の巻き寿司? 「ちゃんとして○○」 考えてもわからない、気になる!!!
 「しげるしげる」などもあった
           
       「人生(ゆめ)まだ途中」とはCDデビューした人の曲。赤い音符に囲まれている
              
   動いちゃだめ!               「みのるみのる」を買った

 お兄さんの頭に刈り込み柄があるのは前回から分かっていたのですが何であるかは分かりません。でも鉢巻きをとるとなるほど「目出鯛」だったのね。

 さてせっかく来たのだから縁起物を買おう。やはりミニ置物が奥にはちょうどよさそうです。お話を伺うと一般家庭では熊手よりも飾りやすい縁起物のミニ置物は需要がかなりあるのだそうです。八百代の置物はどれも洒落が効いていておもしろいのです。「福の鈴なり」もよかったのですが、今年は「みのるみのる」。これから一年間実りが多くありますように。「ねこれくと」の金箔がけ差物札を書いて指してくれました。小さな置物を前にみんなで三本締め。ちなみに縁起物なので袋は別にくれました。そのまま持って帰り、後で入れてねということです。また来年以降もミニ置物を買っていくことになりそうです。

 連れは鷲神社の寿々丸付き熊手。春日部張子の五十嵐さん親子が作る寿々丸がついたものです。

 鷲神社の寿寿丸付き熊手  こんなお守り、以前あったかな

 やはり長國寺の御仏籤は気になるのです。それに何を唱えているのかも気になります。お願いすることにしました。耳を澄まして聞いているとだいたい分かるような気がします。最後は「悪霊退散」と行ったような内容です。引いてもらった御仏籤は四十六番『吉』。なかなか末広がりのいい運勢のようです。

   
  此の籤を得たる人は此より運気が盛大となるべき兆しなれば至極良しき御授と知るべし ○運気は日増しに強く成べし ○願望は申分なく成就すべし ○婚姻婿取は少し永けれど調ふ ○出産は平穏にして善き子を得 ○病人は捗々しからねど全治す ○旅行は平穏にして利益あり ○訴訟争論は九分まで勝利なり ○待人は喜んで来たる ○移転普請開店取引奉公共に初は思はしからねど日と共に利益あり
  やっぱり気になる      オッ、なかなか


 長國寺のとなりで売っていた「にぎり福」は1500円から1000円に値下がりしていました。やはり1500円というとちょっとみんな財布のひもが固くなってしまうのではないでしょうか。どうも練りきりのようです。この前は招き猫箱の金平糖しかなかったのですが、今回はトラ箱の金平糖も積み上げられていました。
 そのとなりの店で売っている切山椒ですが、連れが知らないというので買うことになりました。久しぶりに食べてみると「甘みはこんなに少なかったかな?」という感じがします。昔のお菓子という感です。

 トラがいた!  切山椒買ってきました
           
  たぬき煎餅も買いました       ねばって実演を見てきました

 最近はほとんど見かけなくなってしまったものの、たぬき煎餅は昔からの夜店の定番でした。しかし連れは知らないということ。ここは見せるしかない。「焼かないの?」というとおじさんはちょっとまだ炭が十分に熾って(おこって)いないとのこと。知らないという連れのため(というより自分の趣味)にもちょっとねばって見学することにしました。ガスでもいいのだがやはり昔から炭火でやっているのでこちらの方が勝手がいいのだそうだ。「おーぉ、伸びる伸びる」。あまりこすってはいけないのだそうだ。ちなみにたぬき煎餅はほのかな甘さがあります。

 空模様が怪しくなり、雨がポツポツ落ちてきました。こんばんは雨になるようです。
 帰りは「浅草むぎとろ」で麦とろ御膳を食べて帰ったのでした。

 今回はこんな感じで軽めのレポートです。

 来年もまた二の酉までのようですね。それにしても歳と共に時間の流れが速くなったな。あっという間にまたやってきそうだ。