=^・^=(おろろ)今年も年末の市に行く 2001年版
11月ともなると何となく年の瀬を意識するようになってきます。それというのも、11月・12月は年の最後をかざる酉の市、世田谷ボロ市、羽子板市といろいろな市が開かれるからです。今年はこの3つの市をまとめて紹介します。
浅草鷲神社の酉の市
まずは11月の酉の市。今年は三の酉まであります。三の酉がある年は火事が多いと言いますが、けっこう確率的には三の酉まである年は多いのです。今年は仕事の都合で18日(日)の二の酉に行って来ました。たまたま露店で焼きそば屋をやっている知人に見つけられてしまいました。何でも運送屋をしながら時々手伝っているそうで客足を聞くと今一つだそうです。素人考えでは日曜は客が多そうですが、彼女が言うには会社関係はみんなでそろって買ってくれるので数がでるが、家族連れは財布のひもがかたいので、休日はだめなのだそうだ。「帰りに寄るよ」と言ってまずはお参り。
昨年ほど招き猫が群がっている熊手は少ないが、それでも招き猫は確実に熊手の縁起物して定着してしています。
下左は今回の酉の市で一番招き猫が群がっていた熊手です。この店は毎年招き猫中心の熊手を置いてあります。下中の写真は熊手の中心に鎮座する招き猫ではちまきに1万円札(もちろんミニチュア)を挟んでいます。下右の店では熊手を買うとソーラー招きの下にある小判付きの招き猫のトッピングを指してくれるようです。
七福神やおかめなど昔からの縁起物もさることながら、この不況の中まさに単純明快な縁起物の招き猫の出番はますます増えているようです。
今年の招き猫もの熊手 | 熊手の中の招き猫 はちまきに一万円札を 挟み景気がいい |
熊手を買うと 下の招き猫のトッピングを 指してくれるらしい |
世田谷ボロ市
毎年12月15・16日と1月15・16日に行われている世田谷ボロ市ですが、今年は12月15日に行って来ました。
ボロ市には骨董屋も出ているのでそれも目当ての一つです。今回はタッチの差で猫のびっくり箱(黒い紙の箱から練り物の猫がニャッといって出てくる昭和40年代あたりまで夜店などで売っていた物です。)を買い損ねてしまいました。状態良く値段も破格だっただけに余計惜しまれます。
毎年ボロ市では近所の豪徳寺にちなみ、ボロ市招き猫を販売しています。大型は常滑製ですが、小中型は豪徳寺タイプのボロ市特製です。今年は新タイプの金銀招き猫が登場しました。下の写真手前のペアになっているのが金銀招き猫です。どこかで見たような招き猫だなということで今回は購入を見合わせました。従来の豪徳寺タイプの猫も健在です。
残念ながら今年は招き猫の着ぐるみの呼び込みがなかったのが残念です。
ボロ市の招き猫露店 |
浅草浅草寺羽子板市
羽子板市は12月17日〜19日に開かれる年内最後の市です。今年は18日(火)に行って来ました。熊手と異なり商売とは直接関係なく、朝顔やほおずきほど安価でもないので、客足はこれまでの市に比べるとちょっと少な目です。それでも縁起物の羽子板を前年よりサイズアップして求める常連客が多く見られます。この世界でも招き猫は現れていますが、残念ながら熊手の招き猫ほどメジャーな存在にはなれません。羽子板市では招き猫は脇役に徹しています。
しかし同時に出店しているいろいろな露店の中の縁起物店ではちょっと異変が起こっていました。縁起物店の招き猫は今まで常滑タイプが中心でしたが、今回はソーラー招き猫が中心に座っていました。中国などで生産し、価格が下がってきた上にディスプレイとしてのおもしろさもあるのでしょう。そう言えば近所のディスカウントショップでいっしょに売っている常滑タイプより安い780円(ただし乾電池式)で売っていました。
なお、仲見世通りには招き猫や凧・独楽といった正月の縁起物などのディスプレイ(下左)が見られます。これは正月まであります。
仲見世通りの招き猫 | 何となくお気に入りの店 | 今年のミニ招き猫羽子板 |
最近幅を利かせている ソーラー招き猫 |