新春高崎だるま市に行く (2011年1月6〜7日)
 目呂二展の後、高崎のだるま市に行くことにした。このだるま市は七草大祭だるま市といい、吉日に当たる七日とその前日から毎年おこなわれている。近隣を見られるので7日の朝早く行くことも考えたが今年はだるま市だけに絞り込むことにして夜中の出発となった。
 夜の11時頃出発。平日でもあり、またスキー客も家を出ていない時間帯なので高速道路もすいている。
 一昨年は明け方であった。今年一番の冷え込みになるという予報に明け方を避けたのは正解だったかもしれない。それに明け方はあまりにも客がいないので見学しづらい。
 1時頃到着。無料の乗附緑地に車を駐めて歩く。ちょっと距離があるが運動にはいい。わずか300歩ほどのところで交通規制がかかっており、そこに駐めると1回1000円。この差は大きい。しばらく歩くと身体が温かくなってきた。
 総門到着。やはりこの時間帯だとすいている。かつて夕方に来たときは階段の遙か手前から並んだこともあった。すいているといってもがらがらではない。そこそこの人出でちょうどよさそうだ。むしろ平日のこの時間でもこれだけ人が出ている。総門をくぐり長い階段を上がる。ちょっとお年寄りにはきつい階段だ。
 鐘楼(招福の鐘)を突きたかったが、夜中なので遠慮する。午後5時までということだ。以前は表示がなかったと思う。やはり夜中の鐘は近所迷惑なのだろう。
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| 総門前 | すいている | |
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| 招福の鐘突きたかった | の上が本堂 | |
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| やっと本堂に到着 | ||
 本堂に到着。達磨寺は少林山達磨寺といい、黄檗宗の寺だ。この本堂も正式には霊符堂というらしい。まずはお参りする。
 いつも通り本堂のまわりを右回りで見学する。交通安全ステッカーを購入。200円と安い。
 客はまばらだが、まったくいないわけではないので見学はしやすい。ピークは午後8〜9時ころだったのだそうだ。これから朝にかけてだるまやさんもちょっと一息ついて明日の賑わいに備える時間帯となっていた。夜店の屋台も店じまいしてしまったり片付け準備をしている。明日は平日ではあるがまだ冬休みでもあるし多くの子供やだるまの購入者で賑わうのだろう。
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| お守りお札はこちらで | だるま型のステッカー | |
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| 売り手もちょっとひと休みの時間帯 | ||
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| まぁいい感じの人出ですね | ||
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| もちろんだるま購入者もいます | ||
 さて招き猫はというと本堂の裏側あたりにいつも店を出している。もちろんだるまやさんにも招き猫は置いてあるが、数は少ない。この店が招き猫に関しては一手に引き受けているといった感じだ。
 最近は伝統的な高崎張り子の招き猫より新型が目立つようになってきた。中には常滑タイプの張り子もある。新型はいろいろな物を前に抱いている。
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| こちらは別の店 比較的招き猫が多い | 招き猫屋さん | 常滑タイプの両手上げ | 
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| 招き猫屋さん | ||
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| 前の方は新型が多い | ||
 やはり高崎の招き猫はあの伝統的な形でないと物足りない。頑張れ高崎張り子の招き猫。
 本堂のまわりを一周。本堂では達磨を求めた人たちが達磨の開眼をお願いしている。混雑時ならきっと長蛇の列になるのだろう。この時間はのんびりしていて、ゆったりと時間が流れている。ゆっくりするならこの時間、達磨を買う客を撮影するならもう少し早い時間といったところなのだろう。
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| 開眼をお願いする人たち | 奥で開眼祈祷している | |
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| ロウバイがきれいだ | まだこの時刻でも参拝者が多くやってくる | |
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| また来年 | ||
 さて寒くなってきたので帰るとしよう。本来ならだるま市の時期一方通行で露店の並ぶだらだら長い坂道を降りるのだが、すいているのでもと来た道を戻る。まだこの時間でもけっこう多くの人がやってくる。だるま市で達磨寺に静寂が訪れるのは明け方近くのほんのわずかの時間だけのようだ。
 帰り道、上を見上げてカラスウリの赤い実を捜しながら駐車場に向かう。すれ違ったり追い抜いていく人たちが何だか不審そうに見ている。
 達磨寺の達磨堂を見たいのだがなかなか普段思い切って来られない。ずいぶん前に見た京張り子(伏見張り子)が気になるのだ。海雲寺もしばらく行っていないし、もう少し暖かくなったら散策に来ようか。そのようなことを考えながら眠気と戦いながら帰宅するのだった。
                             



 
    

