
ギャラリー猫町会期:2024年6月13日~23日(木金土日のみ開廊)
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今年はMONEY-KEY猫生誕100周年で いろいろと企画があるようだ その第一弾として谷中のギャラリー猫町で 企画展が始まった 順次、軽井沢の木通庵 伊勢の招き猫まつり 村上の瀬波アートスペースと 巡回するようだ さらに夏には軽井沢の追分宿郷土館でも 企画展が開催される |
明日は暑くなる予報が出ているので会期の初日2024年6月13日、谷中のギャラリー猫町へ向かった。
今回の展示は1階の会場で開催されている。目呂二のマルチアーティストとしての展示である。同時に商業的な側面もいろいろな資料から見えてくる。
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| 縁福猫など | 関東大震災後のラフター関係が多い |
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| どちらかというと商業的な側面 | 目呂二紹介 |
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| 戦後絵馬はよく出たという | 「仙客満来」(1950) |
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| 「福満年喜(ふくまねき)」(1950) | 「ねこの子も恋知らぬ間そヒトの愛」 この構図は画でも見た記憶がある |
今回は縁福猫の展示はなかったが、今後展示も予定しているという。
| 縁福猫関係 | ||
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| 初代の申し込みセット | ||
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| 料飲漫画新聞第25号 昭和25年(1950)3月25日号 |
| ラフター関係 | |||
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| 完成形?と未彩色 | |||
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| ラフター誕生秘話 | サンドイッチマン風宣伝風景案と初期ラフター案 | ||
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| 立派な箱とある | 左上の「○へ」は読む順番を表している | ||
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| すでにソロさんは結婚して東京にいるので | ラフター販売用イメージパース このような箱に入っていたのか? | ||
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ラフター制作のころはすでにソロさんは結婚して 東京にいるのでいろいろやりとりしている すの子さんも東京で彩色などをしながら営業活動もしていたようだ 『河村目呂二の手紙展』も参照のこと いろいろな宣伝方法を考えているが実際にはどうだったのだろうか? |
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| ラフター販売宣伝ポスター(案) | |||
今回の主役でもある「マネーキー猫」生誕100年。これまでにも公開されている物が多いが、まとまってみるとまた趣が異なる。販促用ポチ袋委は初めて見た。今回のマネーキー猫に限らず、会社でデザイナーとして働いていた目呂二はいろいろ販促の工夫をしていたようだ。いわば使い捨てられるそのような物品はなかなか保存されていること自体が珍しい。
| マネーキー猫 | |||||||
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| 関東大震災後の復興を願っての制作でもある | |||||||
| これはよく展示されているマネーキー猫のポスターだが 猫自体はあまり前面に出ていない 震災直後の不況に陥ったときで マネーキー猫の顔と白抜きのキーを下地に 「金の神」、「MONEYKEY」、「まねき」、「挽回不景気」などの文字が躍る 左側に縦書きしてあるのは 「CREATED BY MIOTIKIRIN」 |
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| 関東大震災後の風景6点 | |||||||
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マネーキー猫の誕生は関東大震災の後であった 今回は震災当時のスケッチも展示されていた 目呂二はどの程度震災の被害に遭ったかは 特に記録を残していないそうだ |
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| 試案 | パッケージデザイン(右)と販促用ポチ袋(右) | ||||||
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| 意匠登録申請をしたが許可されなかった | 拒否に対する意見書 | ||||||
変わり雛展では借り受け品もあり撮影ができなかったが、今回は3点展示され撮影が可能であった。
| 変わり雛 | |
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| 変わり雛3点 前回の展示では撮影不可だった | ねこ雛 |
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| ひょうたん雛人形 | おたばこ雛人形 |
目呂二はあそびと称しながらもいろいろなアイデアを具体化していた。すべてが順調で成功したとはいえないが、その一端を見るだけでもおもしろい・
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| 戦後に制作された火入れ | |||||||||||
| 「1950年、戦前の作品の復刻制作 福招き風除け火入れ猫」頒布のための草稿(右) 原稿用紙は層雲俳句用箋が使用されている |
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| 頭が駒のようになっているようだ | 製品化されたのだろうか? | ||||||||||
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| にっこりと困り顔が裏表になっている | 意匠登録を申請している | ||||||||||
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| 下の4体は「猫のブックエンド?」 | 化け猫が壺の油をなめているのかと思ったらマドロスパイプだった | ||||||||||
夫婦揃って自転車好きでエンブレムデザインまでやっていた。
それほど広くない会場ではあったがいろいろ楽しめておもしろかった。また蒸し暑い中を帰宅することにした。
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さて帰るとしよう 壁面に展示してあった化石のような作品は 造形作家のHISOKAさんの作品だった |
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| また同じ道を引き返す | 猫町の巨大壁画風の作品 | |
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| 猫が見送る | 谷中霊園に明治初期の几号水準点がある | 「不」の字のような水準点 |
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ふたたび日暮里駅に戻ってきた 次回は夏の小灯と追分資料館での展示 |
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巡回展であるので今後も展示は会場の規模に合わせて続いていく。谷中会場も後半が残っている。次回は前後期に分けての軽井沢、瀬戸の招き猫まつり、そして新潟県村上市と続く。
| 今後の展示 | |
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この企画は巡回展として続きます 会場の規模などにより展示物も 変わってくる可能性があります |
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別の企画であるが夏に追分宿郷土館で 「奇才!河村目呂二のアーティスト人生」も 開催される 講演あり |
インスタグラム 小灯_kotoboshi
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