来る福招き猫まつり in 伊勢 (2007年9月22日)

 伊勢で始まった招き猫まつりも今回で13回目となった。2回目から連続12回の参加だ。今年は瀬戸会場と同日スタートだ。とりあえず中野土人形は朝早く行かないと購入できないので、初日に伊勢会場へ行き、昼食を食べ猫舞いを見たらすぐ、瀬戸会場へ移動することにした。
 仕事で帰宅が遅くなってしまった。それから荷物をまとめ、結局出発は10時ころ。メロ君を実家に預けに行く。それから出発したのでさらに遅くなってしまった。睡眠が十分でなかったので、サービスエリアごとに休憩して眠気と闘いながら現地へ向かう。気がつくと高速道路を60kmで走っていたりとひじょうに危険な状態。窓を全開にして風を受けながら眠気を覚まして後半何とか持ち直す。結局伊勢に着いたのは朝だった。

        


 この時間ならおかげ横町の駐車場も空いている。駐車場に車を止めると別の一台が入ってきて、おかげ横町の駐車場はここでいいのか聞いてくる。あとで案内状の葉書をもらったのだが、今回瀬戸で百人展にも出品されている蒔絵の作家さんだった。
 もう仮眠を取るような時間ではなかったので、おかげ横町を散策する。

祭りの準備
 朝誰もいない街中を散策するのは気持ちがいい。特に天気のいい日はなおさらだ。やがて何時間かすると人でこの通りもいっぱいになる。ひとときの静寂だ。
 朝早いとふだん目を向けないところにも目が行く。赤福が経営している五十鈴茶屋の入り口の敷居が外れて営業中は外に置いてあるのも初めて見て知った。
 五十鈴川郵便局の復刻版郵便ポストの上にある招き猫は接着固定されてなく、置いてあるだけだ。そういえば吉兆亭の軒先の招き猫も置いてあるだけだ。持って行こうと思えば行けるのだが、そこは神様のお膝元、信頼関係で守られているのだろう。 

  朝早い時間で閑散としているおかげ横町 特に天気のいい日はさわやかだ。
                           準備が始まった
 赤福となりの五十鈴茶屋 朝早いとこんな準備も見られます。入り口の敷居の部分を外してしまうんですね。瓦にも赤福の文字が。
 五十鈴川郵便局 ポストの上の招き猫は置いてあるだけで固定していない  こちらは吉兆亭軒下

 伊勢会場での第一つまり最大の目的は中野土人形の招き猫を入手すること。さて吉兆亭前の郷土玩具の売り場にはまだ誰もいない。一番乗りか?!常連さんが一人やって来た。さらに余裕で散歩を続ける。やがて吉兆亭の準備が始まる。そこで聞いたことは「今年は売り場が変わっています」。「ガーン」。調査不足だった。急いで赤福前の売り場へ向かう。もうすでに人が並んでいる。トップグループは昨日やって来て、朝6時ころから並んでいる方々だった。第二グループも中野ひな市では常連の方々であった。みんな中野のひな市ではなかなか入手できないのでこちらに来たようだ。やがて先ほどの常連さん、そしてこれまた常連の大阪の土人形作家さんグループが並んだ。しばらくするといつもお世話になっている岐阜のNさん、そして今回初めてお目にかかるのだが目呂二の情報等でお世話になった名古屋のNさんが並びほぼ列は完成した。今年の中野土人形は10点と少ない。順番が八番目なのでぎりぎりだ。
 少し早めにシャッターを開けてくれた。まだ中野土人形は出ていない。みんなそれ以外の郷土玩具の見定めをおこなっている。今年は久しぶりに常石張り子が出ていた。しばらく出ていなかっただけに心配していたところだった。そういえば10年ほど前に伺って注文したものはどうなったのだろうか。目玉は大石やゑさんの「鵜渡川原人形」だ。分家の系統は大石文子さんが亡くなり途絶えたが、本家は大石やゑさんが引き継いでいる。以前岐阜のNさんから情報は得ていたがまだ連絡をとっていなかった。ちょっと値が張り、雰囲気も古い作品は雰囲気が異なる。
 今年の「全国郷土玩具招き猫展」は赤福前にある店舗で開催された。伺うと赤福会長さんの車庫を借りてやっているのだそうだ。最初に中野土人形の販売をおこない、その後フリーにその他の人形を販売するそうだ。

 シャッターが開く前  シャッターが開いた後  これが今回の目玉
 常石張り子も今回は数があった  みんなで中野土人形を見定める  中野の招き猫
 鵜渡川原の招き猫  常石の招き猫  旭の招き猫
 お目当ての作品を手に入れて  会場はこんな感じ

祭りの始まり
 9時29分祭りが始まった。順番に目当ての中野土人形を指さして手にする。残り3個、座布団座りの招き猫と猫守りがある。目を付けていた座布団座りを指さして入手。常石張り子も考えたが、注文を再確認することにして今回はパス。確か注文していなかった小型の作品のみ購入する。迷っているうちに鵜渡川原人形はどんどんなくなっていく。最後の一体を手にする。まだ三体在庫があるというので出してきたものと比較するが、やはり最初に手にしたものを購入することにする。あと高山さんの小型招き猫を一体入手し今回の買い物は完了。

 猫を駐車場に置きに行く。こういうとき駐車場が近いと楽だ。さてこれからゆっくり見学だ。まずは蒐集初期のころ常滑で入手した招き猫を供養所に預ける。10年以上前に割れたものだが、余りにもきれいに割れたので接着してここまできたものだ。招き猫が招き猫を呼んだエピソード付きの招き猫なのだが今回引退することとなった。招き猫供養お預かり処にあった黒い大きな招き猫がうちの猫です。

 招き猫供養お預かり処  大きいのでひときわ目立っていた


 祭りの様子はあまり文字で書くより、画像を見てもらった方が早いでしょう。それにしても今回も天気がよく暑かった。陽射しが強いので影ができ、ひじょうにコントラストが強い画像になってしまった。

 企画で写生会のこどもが多い                        あっという間に大勢の客
  五十嵐さんのブースはますます多彩、今年も絵付け教室をやってます
 絵手紙展も恒例化  招き猫産地展  大福袋は福円(2900円)
                      射的と輪投げもやっています    干支みくじ
 招き猫絵付け教室  これはまつり初期のころにやった、漫画家による寄せ書き  神具店の宮忠 一刀彫りの招き猫が買える
  こんなものも出ています 初参加、レーザーで文字を入れた赤米と落花生  落花生はこんな感じ
 来る福福引き 2900円で1回
 猫プリン 今年は容器だけ猫でした                    来る福限定メニュー  来る福ニャンチ

猫舞いを見る
 伊勢会場の第二の目的はこの猫舞いだ。猫頭が毎年変わる。今年はテーマの「福・禄・寿・禧 招き猫 あなたも幸せにゃんにゃ?」にちなみ福禄寿。ちなみに2006年は「噺家猫(福助猫に眼鏡をかけたもの」、2005年(中止)、2004年「福助猫」、2003年「大黒猫」、2002年「三毛猫と達磨猫の2匹」、2001年(未見)、2000年(白猫)となっている。
 昨年以前の頭を使って再興したが、今年は全くの新作となっている。今後もテーマ次第だが、七福神シリーズで行くのだろうか。弁財天なんかどうなるか楽しみだ。今後も期待したい。

 招き猫に始まり
    
         招き猫で終わる

伊勢の生招き猫
 伊勢にも生招き猫がいる。おはらい町通り(旧参宮街道)にある市丸にいる猫だ。店先にある丸イスに紐でつながれて招いている。今年はとにかく暑かったので涼を求めて地面で寝ていた。三毛で赤トラ黒トラと何でも混ざった不思議な猫だ。昨年はこどもに対しては手を出すこともあるとオーナーは言っていたが今年は穏やかになっていた(昨年もおとなしかったのだが)。通りがかりの人たちがかわるがわるさわったり、写真を撮ったりしていく。昨年は気がつかなかったが、こやつにゃんと本真珠の首輪をしている。人間用のブレスレットだろうか。とにかく来年からまたひとつ楽しみが増えた。

  さわられ放題   さすが本場   これは去年

赤福創業300年
 今年は赤福創業300年にあたるのだそうだ。それにともないいろいろと記念事業を行っている。写生会も「伊勢っ子絵画展」の一環のようだ。五十鈴蔵では赤福300年の特別展示「歴史展・赤福の歩み」をおこなっていた。赤福だけで資料館になってしまうのはさすがだ。

 五十鈴川  左が五十鈴蔵、右が五十鈴茶屋  五十鈴茶屋で黒餡おはぎを買う

 五十鈴茶屋で黒餡おはぎを手に入れ、供養をお願いした黒猫にお別れを言って、次の目的地で宿泊地でもある瀬戸に向かった。昼過ぎには出発して、瀬戸で会場を少し見学するはずだったが出発は15時を過ぎ、すっかり遅くなってしまった。今日の見学は無理だとわかるとゆったりした気分になる。

                
          最後にもう一度供養に出した招き猫にお別れを言って伊勢を後にした


 今回は急いで家を出たので地図を持ってくるのを忘れた。名古屋市内はまったくわからない。環状線を2周ほどしたが瀬戸の文字はなかった。しかたがないので一般道に下りて何とか瀬戸の表示を見つけるが渋滞で混んでいる。やっと着いたところは瀬戸市駅。尾張瀬戸ではない。近くにいることだけは確かだ。こんな時はカーナビがほしくなる。ここで道を聞いたおばあちゃんが大変。乗って道案内するということで、おばあちゃんナビになってしまった。目的地の尾張瀬戸の出身だそうだ。道案内してくれたあと電車で帰るといったが、どうも危なっかしい。また車で現状復帰ということになった。最初に乗せた場所でお礼を言って分かれたが、時間もかなり遅くなってしまった。20:30のチェックイン。疲れた。それからすでにシャッターの下りている銀座商店街を歩きながら夕食に出かけるのであった。