2002年 来る福 招き猫まつり
第8回来る福招き猫まつり in伊勢
今年もまたまた行ってしまいました。9月28日(金)仕事が終わってから出発です。ところが予定外の事態発生で帰宅が遅れ、結局自宅を出発したのは29日の午前1時すぎになってしまいました。実は今年は久しぶりに伊勢の初日に行けるため、郷土玩具の招き猫を開店ど同時に漁ってくるという目的があったのです。それにプラスして『ねこれくと』によくメールを頂く方から招き猫の購入依頼も受けていたのです。サービスエリアごとに休憩をとるという最悪の状態の中、名古屋市内を通過したのは朝の7時になっていました。伊勢の招福亭開店まであと2時間ほどです。何とか高速を乗り継いで9時少し前に到着しました。
さっそくいつもの全国郷土玩具招き猫展示販売所へ行きましたがありません。春日部張り子の五十嵐さんはいつも通りなのに郷土玩具の招き猫達はいません。ぐるっと一回りしたのに見あたりません。もう一度パンフレットをもらいに行ってよく見ると販売は招福亭となっていました。その招福亭もおかげ座に向かって右の場所に移転していました。招福亭の前で一人の男性から声をかけられました。中野のひな市で顔なじみ(といってもはるかにひな市の先輩なのですが)の方でした。今年で終了した正月の東急郷土玩具展にも、中野周辺のいろいろな市にも、奈良さんの中野土人形が頒布されるところには必ずといって出かけていくファンの方です。
今年の奈良さんの作品は親子招き猫座布団付きと子守猫(小判柄のねんねこばんてん)のみでした。扇持ち招き猫を期待していたのに残念でした。頼まれていた奈良さんの作品を1点ずつゲット。全体的には販売されている郷土玩具の招き猫は以前に比べるとちょっと品揃えが寂しくなったような気がしました。また管理は楽なのでしょうが店内で売っているというのも「祭りだ!」という雰囲気の昨年までを知っている者にとってはちょっと寂しい感じがします。
骨董屋の古市さんが出店していなかったのも残念でした。昨年コーヒーを誘っていただいて話を伺ったときには初期の頃に比べかなり売り上げが落ちているようなこともおっしゃっていました。話をしているときにも買い付けの電話が入ってきてかなり多忙の様子でした。やはり1週間以上にわたって1ヶ所に張り付いているのは骨董屋さんにとってはかなり大変なことなんでしょうね。
前日祭の午前ということがあったのかもしれませんが、1〜2年前から少しずつ感じていたのですが、伊勢の招き猫まつりも転換期を迎えているような感を受けました。最終日の楽市などの報告を見ているとかなりにぎやかだったようですね。
大福市(瀬戸あたりの窯元も 特価で出していた) |
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新しい「招福亭」 | いつものように実演販売の 五十嵐さん |
今年も飴細工の 鈴木栄三さんは元気に 実演していました |
有名なタイガース優勝の際に 制作された 「招きトラ」窯元から 出たデッドストック 3500円! |
恒例 ネコ舞い
この「ねこ舞い」好きだな。昨年は曜日の関係で見られなかったけど、今年は2年ぶりの再会です。お囃子は同じですが、「ねこ頭」が2年前とは変わっていました。しかも2匹になっています。今年のテーマは『七招き八起き』とだるまに関係するのでだるま顔の招き猫が加わったのでしょうか。招き猫がお囃子と共に動き出し舞った後また招き猫に戻って終わるなかにいろいろな猫特有の仕草が織り込まれています。ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。ただし舞いの時間は限られています。今年は全日程の中で土日の計7回だけでした。
@招き猫が動き出す | Aもう1匹だるま招き登場 | B三毛猫タイプ |
Cだるま顔タイプ | D寝起きの猫 | Eトンボにじゃれる猫 |
F招き猫に戻って終了 |
28日は瀬戸の懇親会に出席するため、伊勢にはあまりゆっくりしていられません。一般道で瀬戸まで行こうと思っていたのですが、出発が遅れ結局高速で行くことになりました。
第7回来る福招き猫まつり in瀬戸
瀬戸に到着した頃はすでに薄暗くなり始めていました。
まずは先行発表した瀬戸会場の懇親会記念写真です。招き猫界の有名人が多数写っています。今回の瀬戸会場で開催された「招き猫百人展」に出品された作家さんも10人以上写っています。ちなみに中央でクリーバンのネコTシャツを着ている女性は今年のゲストでもあり日本招き猫倶楽部の会員でもある江戸家まねき猫さんです。
2002年9月28日 瀬戸会場懇親会 |
翌29日(日)は3日間にわたって開催された瀬戸の招き猫まつりの最終日です。この日はボランティアでお手伝いをすることになっています。ボランティアといっても基本的には楽市のお手伝いです。昨日は天気の関係で市民会館のピロティに急きょ変更になった楽市ですが、本日は建て替えのため取り壊される瀬戸市市民会館のファイナルイベントでピロティは使えないため、当初の予定通り会館前のテントです。
お手伝いといっても交代でやるので、手の空いたときはウロウロと偵察に見て回る時間は少しあります。少し遅い昼食を食べに出かけたときに商店街を中心に見て歩きました。人出がかなり去年に比べて多いような気がします。昼食場所はどこもいっぱいで結局食べそこなってしまいました。
←招き猫感謝供養祭 9月29日9時29分 |
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招き猫感謝供養祭 | ||
元気な銀座通り商店街 | 設置された招き猫神社 | 銀座通りのお茶屋の 自作招き猫 抹茶アイスの販売促進用 |
丸靖製陶所の出店 | 2000年ミレニアム猫の デッドストック品 |
末広町商店街の 仏具屋にあった縁起物ライト |
丸靖製陶所が出品していたミレニアム猫はたしか2000円くらいで当時売っていたはず。最終日に値下げして100円!で売っていました。昼食場所を探していたときだったので後で買おうと思って夕方行くと残念ながら売り切れていました。買いそこなうと悔しさは倍増します。
末広商店街の仏具店にあった縁起物ライトもなかなかよいです。樹脂製でなくセラミック製というのが泣かせます。それで案外価格はお手ごろです。ちなみに点灯しているいちばん大きな9号で6000円、その右の7号で4500円、さらにその右の小さい5号だと2500円でした。これも買おうかなと思っているうちにすっかり忘れていました。
今回ゲストで江戸家まねき猫さんが出席しているのは瀬戸市市民会館のファイナルイベントのプログラムのひとつ招き猫演芸会に出演するためです。スタッフとしては演芸会を見られなかったのが残念です。
まねき猫さんは午前中はサイン会におこなっており、盛況でした。
市民会館の前には巨大な招き猫が鎮座していました。この招き猫はエアーポンプでアッという間にふくらませたりたたんだりできます。レンタルのようで小判の文字はカッティングシートでできており、イベントごとに張り替えるようです。
瀬戸市市民会館の ファイナルイベント |
ビニール製大型招き猫 | 招き猫まつり共催の 「ありがとう市民会館」 イベント |
江戸家まねき猫さん作の 招き猫等 |
招き猫紋の着物 | まねき猫さんのサイン会 |
招き猫楽市も盛況でした。招き猫百人展に出品している方も多く、それらの作品を本人から購入できるのも楽市の魅力です。今年は間瀬純一さんの招き猫の後ろ姿の水彩画をねらって手に入れてきました。やまねこ屋の浅香さんの素焼きの猫もねらっていたのですが焼き上がりが微妙に異なる一点物なのでうかうかしているうちに気に入ったものが売れてしまいました。また次に機会にしよう。風天さんの三段重ね(肩車)招きもねらっていたのですがこちらも完売でした。
はしもと美子さん(赤服)の ブース |
染色ものを扱っていた?? (お名前を聞き忘れた、 正面はスタッフ) |
招き猫美術館の虫明修さん |
やまねこ屋の浅香さん | 福にゃん雑貨店の長谷川さん | 信楽の雲林院さんのブース |
なつめさんのブース 店の前の男性は 完売の風天さん |
江戸屋まねき猫さん売約済み 間瀬さんの赤(?)富士招き猫 |
左 間瀬さんの 百人展出品作品の一部 右 私が買った招き猫後ろ姿 |
やはりテントは天候に左右されるだけに来年は世話人さんにがんばってもらい、屋根付きの場所を確保してもらいましょう。今年の楽市での収穫は間瀬さんの水彩が1点のみでした。
佐山康弘個展『招き猫ギターとからくり猫劇場』
今回の招き猫まつりではほとんど佐山さんの会場で「留守番」兼「勝手に解説員」をやっていました。昨年度大賞を受賞した招き猫ギター『TAMAYA 380 SPECIAL』も佐山さん制作の映像がプラスされより魅力的なものとなっていました。さらに見学者の影がおもしろい効果を出していて、これは佐山さんも予想していなかったことのようです。
からくり1号の猫はどこかで一度見ているのですが、とにかくどの猫も楽しい。動きは単純からくりも単純ですが、ネコ好きなら思わずニヤッとしてしまうあの仕草がにくいです。留守番をしながら見ていると見学者がネコを飼っているかどうかすぐわかってしまいます。
これらのからくり猫は佐山さんのHPで準備中(10月12日現在)なので行けなかった方も見られるようになるはずです。HP上では招き猫ギターの制作記なども見ることができます。
昨年の 招き猫百人展大賞を得たギター |
ポップな映像が効果抜群 | 手前の男性が佐山さん |
これらの写真の撮影は 佐山康弘さんの 許可を得て撮影しています。 |
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「闘う猫」と闘う(修理する) 佐山さん |
瀬戸市市民会館最後の招き猫まつりも終了しました。終わってみると、見たのは百人展、佐山さんの個展、楽市、それに商店街をぶらぶらしただけでした。やはりスタッフサイド(といっても今回はセミスタッフという立場でしたが)は、準備片づけから、臨機応変に現場の処理と気苦労が多いことをあらためて認識させられました。実行委員の方々ご苦労様でした。来年も日程が合えばお手伝いに行きます。