今年も行って来ました その2  10月1日

 瀬戸に続いて伊勢会場。

「来る福招き猫まつり in 伊勢」編
 9月30日の夜の日本招き猫倶楽部の懇親会に間に合うように到着。小雨が降る中、今年は定例の寄席の開催のため会場をすし久から豚舎にかえて開かれました。L字型の会場のため残念ながらみんなが顔を合わせてという感じでなかったのが残念です。来年はまたすし久に戻るだろうとのことでした。会場ではおなじみ骨董屋さんや金山寺の招き猫美術館の館長夫妻と同席させていただきお話を聞かせていただきました。
 翌日は朝まで雨が降っていましたが、宿をゆっくり出発するころにはすっかりあがり、会場に着くと蒸し暑いほどの天気となりました。そんな今年の伊勢会場を紹介します。 

 
おかげ横町メインストリート ご本尊?招き猫山車。山車自体は明治時代のもの。  「赤福別店舗」このときばかりは招き猫に占領されてしまう。

 今年の特別展示で楽しみにしていたのは文久の招き猫。以前「佐土原土人形の世界」(青山幹雄 1994 鉱脈社)の中に昭和52年高速道路工事に伴う墓地の移転で2基の墓から土人形が出土した。その中の文久2年(1862)6月27日肥田木覚左衛門八十二歳銘の墓からの出土品リストの中に招き猫があるのは知っていましたが、写真がないのでどんな招き猫かはわかりませんでした。
 現物を見ると、右耳は欠けていますが出土後洗われたわりには彩色の一部が残っていました。残念ながら典型的な招き猫ではありませんでした。しかし、特別展示企画のパンフレット(来る福招き猫まつり実行委員会編)はなかなか読みごたえがあります。江戸時代の招き猫を探し求める意気込みがひしひしと感じ取れます。
 これはもう立派な「勝手に招き猫」です。

 【注】勝手に招き猫・・・ネコが手をあげると招き猫に見えてしまう。そんな私が勝手につけた「どうしても招き猫に見えてしまう猫たち」の呼び名です。

  招き猫特別展示企画
 毎年人気の郷土玩具招き猫即売会  招き猫絵付け体験 。はっぴを着ているのは五十嵐健二さんのご子息の俊介さん。  今年の目玉、「文久の招き猫」。正確には鞠抱き猫か?

 毎年好評の全国郷土玩具招き猫展。作者のところへ行かなくても購入できるメリットがある反面、訪ねて作者と話をする楽しみはなくなってしまうため私とししては迷うところである。
 今年は「にゃん福処」で体験教室をやっていました。この日は篠田夫妻による招き猫折り紙です。結構難しいので大人はついのめり込んでしまいます。

 この2階が招き猫仲間の秘密基地「にゃん福処」 招き猫折り紙にいちばん夢中になってしまったのはおとうさんでした。
ネット上に公開する許可を得てモデルになってもらった親子。結構難しい「招き猫折り紙」を完成させていました。  


 いつも出店している飴細工の鈴木さんは完全にポケモン飴屋になってしまいました。ポケモンのキャラクターリストのポスターを前に子供たちのひっきりなしの注文に応じていました。去年は動物の注文も多かったのですが。
 もう一つの見物は今年初めて出店するべっこう飴細工です。立体飴細工の招き猫はまるでガラス細工のようです。まさにその名のように美術品です。
 小さな子供にはキャラクターものをあざやかに作ってくれる鈴木さんの作品に人気がありました。

飴屋さんの二人
 今年初登場の大阪の八尾市、美術べっこう飴細工師、龍昇のお二人。あざやかな手つきで平面や立体の招き猫を作り上げる。飴による似顔絵も作ってくれる。
  おなじみの東京の飴細工屋さんの鈴木栄三さん。手際よい指使いと筆さばきで次々注文に応じて作品を完成させていきます。最近はほとんどポケモン中心になってしまいました。

 今年も楽市では各店、思い思いの品を売っていました。福石の「与」の字さんには去年当たって使わなかったため覚田真珠店の買い物券を「ご祝儀」で差しあげたところ、お返しにのれんをもらってしまいました。ありがとうございました。
 鈴蔵の方々、松本節太郎さんの近況を教えていただいてありがとうございました。ぜひ今度、青梅の土鈴館を見学させていただきます。
 こんなやりとりが楽市の楽しいところです。

楽市風景
  福石の「与の字」屋さん。本名は未だに聞いていないのです。  青梅市の土鈴展示館「鈴蔵」の方々。松本節太郎さんの猫を入手。

ネコ舞い
 初めて見ました。今年が最初なのでしょうか?2年前に青梅でネコ舞いの猫頭(ねこがしら)を見たことがありますが、これは獅子頭に負けない立派なものです。猫の仕草をうまくとらえたなかなかおもしろいイベントでした。2回も見てしまいました。ご祝儀をあげているのは楽市に出店の「与の字」屋さんです。


 ネコ舞い


 左上 招きのポーズ
 上中 毛繕いするネコに蝶が近づく
 右上 観客に愛嬌を振りまくネコ
 左   ご祝儀をもらうネコ


 おまけ
  こんなものがあった!

  結び石
  蝸牛(かたつむり)の形をした不思議な彫刻。後ろの表札には”舞いの蝸牛”「二人の手を両方からさしのべてみてください。かすかにふれあうのがわかるでしょう」とある。両側にあいた穴から2人で手を伸ばすと真ん中でかろうじて指が届く、カップルにぴったりの作品。山口誓子俳句館・徳力富吉郎版画館の前にありますが、今まで気が付かなかった!
  制作者は石の招き猫で有名な今井廉氏。