=^・^=自性院節分会に5年ぶりに行く (2007年2月3日)
2月3日(土)快晴、5年ぶりに自性院の節分会に行く。前回は天気が悪かったので人出は今ひとつだったような気がする。それにしても5年たつのは早い。距離はたいしたことがないので、地図に直線を引いて歩いていこうと思い、家を出た瞬間、車に乗ってしまった。確かに距離はあまりないのだが最短距離を歩くとなるとけっこう難しい。腰を痛めていることもあるので軟弱になってしまった。
さて、現地までは時間がかからないのだが、駐車場がなかなか空いていない。しばらく巡回してやっと一番近い駐車場が空いた。
寺のシンボル |
まずは定番の石の招き猫がお迎えである。その時は気が付かなかったのだが案内板が新しくなり場所が変わっていた。確かに以前のものはかなり傷んでいた。案内も「猫地蔵講堂」入口から「自性院会館・猫地蔵堂」入口へと変わった。やはり昔の「猫地蔵講堂」だったころの写真を撮っておかなかったことが悔やまれる。
入り口の案内が新しくなり、 位置が変わった |
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入り口の新しい案内 | 2002年はこちら側にあった | |
色がさらに落ち着いてきた | いかにも都会っ子らしい招き猫 | |
門柱の表札は永潤住職 | こちらが正門になるのか? | |
暖冬で梅ももう終盤 | ムクロジの実が残っていた | 豆まきを待つ人々 |
まだ豆をまくまでは1時間半以上あるが、もうけっこう人が来ている。庭の梅も暖冬で終わりかけている花が多い。猫地蔵堂前には人が並んでいる。年に1回のご開帳でなかなかの人気だ。解説員は檀家で毎年解説担当と思われるHさんという方と寺の方だった。
猫地蔵堂内部 手前で護摩が焚かれる |
奉納された猫たち | ||
こちらは太田道灌の時代のもの | ||
こちらはもう少し新しくなる |
奉納された猫が多く、昔からある平成14年に亡くなった人間国宝の柳家こさんが奉納した招き猫や立派なひげをつけた招き猫たちも肩身が狭そうだった。特に小さん師匠の奉納品は以前は説明書きがあったが今はその破片が残っているだけで、解説がないとだんだんわからなくなってしまうだろう。これらの猫たちは旧猫地蔵講堂にあったころ、招き猫本の古典『招き猫の文化誌』(青弓社)で世に知られた古参の猫たちだ。寺島タイプ(今戸焼き?)はやけに顔が煤けていた。自宅に帰って以前に撮った写真と比べるとどうも違う猫のようである。そうなるとこの招き猫は2体あるのだろうか。来年は奉納された年月日をもう一度確認してみたい。
とにかく猫地蔵堂は奉納してあるワインまで猫ラベルのワインで猫づくしであった。
奥にレプリカがいた | ひげ付き猫も肩身が狭そう | 柳家小さん奉納の招き猫 |
縁福猫(いわゆる芸者招き) | 2001年撮影 今戸? | 今年撮影、2体あるようだ |
春日部たすくさんの猫と絵はがき | なぜか今戸神社のコピーが |
午後3時になるとやっと七福神行列の開始。年男・女扮する七福神などが街中を練り歩く。以前はなかった黒猫の着ぐるみも旗を持って行列に加わっていた。招き猫纏も健在で以前と変わっていなかった。纏持ちもどうも専属のようだ。黒猫の着ぐるみや桃太郎はどうやら地元の少年野球チームのようだ。以前「自性院ファイターズ」の方からリンク依頼をもらったことがある。記念写真を撮っている青いジャンバーの大人も野球チームのコーチのようだ。
さて行列がもどってくると、猫地蔵堂で護摩焚きがおこなわれる。ここで清められた福豆がそのあとまかれます。
さて護摩焚きが終わると紅白幕を貼ったお立ち台から年男や女によって豆やミカンなどがまかれます。地元の人はこの時間に合わせて集まってきます。子ども達向けには本堂でカラーボールがまかれていたようです。写真を撮りながら、福豆を3袋確保した。
5年前はおみやげをもらったが、今年はあったのだろうか。目呂二の鍋蓋猫をデザインした御守りをもらったことがあったが、まわりの人の話を聞いていると、今年は早くなくなってしまったようだ。、
子どもが扮した桃太郎と黒猫 | 招き猫纏の写真を撮ろうと思ったら・・・ | |
少年野球チームらしい | 護摩焚き上げ | こんな感じで炎によって清められます |
年男年女が福をまく | 写真を撮りながら福豆を3個獲得 | |
「猫めぐりの会」とはどんな会だろうか |
さて豆まきが終わると人はあっという間に減っていく。あんなに混んでいた猫地蔵堂からも人がいなくなり、また猫地蔵は1年間厨子の中で眠りにつきます。
今まで気が付かなかったが、猫地蔵堂の前の茂みに中にある石は猫塚だった。反対側から見るとわかる。残念ながら猫塚の右側に書いている文字は判読できなかった。その向こうにある石にも文字が刻んであるが何と書いてあるかはわからなかった。
人がいなくなるとこんな感じ | 6年前の写真が出てきました | 今まで気が付かなかったが・・・ |
日が傾いて、寒くなってきたので帰ることにしよう。来年の節分もちょうど日曜日になるので多くの人出賑わうことになるだろう。来年はもう少し早く来て今戸神社とはしごをしてみようかな。