今年も深大寺だるま市へ行く

                                                                  2013年3月3日

 昨年に続き深大寺だるま市に行く。今年は久しぶりに初日に行くことができた。今年は取り置きをしてもらっていないので早く家を出発する。
 いつもの神代植物公園の駐車場に車を駐める。まだ駐車している車はほとんどない。どうも臨時駐車場の方が近いので業者などはそちらに駐めているようだ。ゆっくり散歩しながら深大寺へ向かう。まだ露店も準備中で、あの人ごみも想像できない静けさだ。しかしその静けさの中にもこれから始まる人出に向けての準備の息づかいが伝わってくる。

 いちばんの目的の会田家の店に向かう。まずは本堂にお参り。まだ本道脇に置かれる達磨の準備をしている。
 どの店も準備中。会田さんの店も達磨達は揃ったが干支ものの猫はまだでていなかった。これから出しますということだったので付近を偵察に行く。
         

 
 早朝、駐車場はまだガラガラ  猫の蕎麦屋 一匹いた!  屋内で寝ているようだが他の猫はどうした?
植木屋さんも準備中  露店もまだ開店準備中  ここもやがて人で埋め尽くされる
   山門前もこの状態  梅がちらほら咲いている
  昨年聞いた話しでは
大祭(だるま市)は
3月3~4日の2日間であるが
いちばん混むのは
初日の3日であるという。

昨年は土日の絶好の曜日となったが
今年は日月。2日目が月曜の今年は
今日かなりの混雑が予想される。
山門から まだ本堂まで見通せる    本堂脇に達磨設置中
   早く行ったのは会田家の
干支もの猫を入手するため。

達磨や一般の猫は出ていたが
干支もの猫はまだ出ていなかった。
 ちょっと近くを散策に行くことにした。
   まだ干支ものは出ていなかった  
 ただ今出店準備中  七福神猫  これも高崎張り子
 本坊旧庫裡    中では蕎麦打ち中

 現在多摩張り子の猫といえば会田家の他に、根岸家と内野家で制作している。内野家の店を見に行く。毎年本堂の左側にある。昨年と違い今年はここ1店に集中しているようだ。
 大師堂の様子を見に行く。まだ時間が早いのでみんな閉まっている。唯一開眼所だけが一カ所開いていた。

 一周して会田家に戻る。干支ものがでていた。見比べて2体購入。しばらくすると干支ものを求めて男性がやってきた。8時6分。ライバルは早い!やはり通常はこれより早く来ていないといけないようだ。今回は娘さんらしき女性も店に加わっていた。たぶん干支の顔などはこの方が描いているのではないだろうか?来年は平日になるのでまた次に来るのはかなり先になりそうだ。

 とりあえず獲物は入手したのであとはゆっくり散策することにした。
             

   
 昔ながらの竹籠に入れて達磨を運ぶ    内野家の店も準備完了
  護摩法要がおこなわれる
大師堂にいってみるが

こちらもまだ開く前。
 しかし開眼所だけはもう開いている。
 大師堂はまだ閉まっている    おみくじ所もまだ閉まっている
 会田家の店頭 ライバルが干支ものを買っていった 8:06  
 会田家の猫は人気が高い。
特に干支ものは

数が限定されていることもあり
マニアの心をくすぐる

 この日も8時ころ
ライバルのおじさんが現れた。

 やはり7時台に行って
店の前で展示するのを

待っていた方がよさそうだ。
 猫補充中    
 これも高崎張り子の招き猫  まだ大師堂前はすいている  やっと開いた
 内野家の猫は少し目が
大きくなったような

気がするが気のせいだろうか?
 こんどまだ持っていない猫を
注文してみよう。
   内野家の方々  
  内野家の猫は
あまり他で見かけることがない。

昨年京都の嵯峨野で見かけた。
これは経験的に希なケースである。
 内野さんにうかがうと
地方から注文が来て

送ることあるのだそうだ。
丹念に捜せばもっと生息するのだろう。
 わざわざ注文するのは
よっぽどの猫好きに違いない。
   達磨を前に抱えるタイプを購入 本日の口開けとのこと 

 大師堂が開いた。でもまだ人はそれほど多くない。
 内野家の様子を見に行く。少し目が大きくなったような気がするが気のせいだろうか。持ってはいるが久しぶりに達磨前抱きの猫を補充することにした。顔は覚えてくれていた。とにかく家には猫の型は並んでいるということなので今度は注文制作してもらうことにしよう。

 開眼所も少しずつ人が増えてきたがまだ行列ができるほどではない。幾重にもロープが張り巡らされておりさながらディズニーランドか旭山動物園の人気スポットの入場待ちの列のようだ。こんなに並ぶのだろうか?開眼所では左目に梵字を入れて開眼すると同時に、祈願成就で右目を入れてもらい納める人もいる。我が家の猫付きの達磨はみんな永久保存なので開眼したままだ。
 今日は早く帰るつもりだったが、10時の護摩法要に参加する今年にした。大祭の時は1時間ごとに7回護摩法要が行われる。

 だるま開眼所  左の穏和な感じの方はいつも見かける  いずれこのプラカードが登場するはず
 今回は購入したら帰るつもりだったが
護摩法要に参加することにした。
 あの迫力は魅力があるのである。
   1回目の護摩は10時から  この中に達磨は入れられ運ばれてきました
 大師堂から    五大尊池
 太子堂の裏を上がると  開山堂  タイムカプセルがあった
 だるま納所  だるま納所の裏  プラカード登場 まだ列は短い
   
 釈迦堂    


 護摩法要があるまでまだ少し時間があるので、さらに近辺を散策する。大師堂の脇から少し上に上がってみる初めてだ。あまり人はおらず静かだ。開山堂があった。
 降りてくると少しずつ開眼所の列が長くなってきた。
 また下に降りて店を見て回る。人でも増えてきた。根岸さんの店も見に行く。根岸利夫さんもお元気なようだ。          

 
   奥は鐘楼  お客さんはこれから
   本堂前も少し人が増えてきた  本堂脇のムクロジ
 こちらは根岸さんの店    独特の表情
  根岸さんの招き猫は
きょとんとした独特の表情をしている。
最近(といってももうかなりたつが)、
息子さんが型を作って
バリエーションが増えた。

いろいろな試みをしているようだ。
最近はそちらのタイプが増えたが
もちろん古い型も健在。
   これは新しい型  
 昨年常香楼に幕末の大火のあとが
残っていると書いたが
見てくるのを忘れてしまった。
 常香楼前は人が増えてきた    本堂前もさらに人が増えてきた
 
   だんだん人が増えて通りが混んできた  

 護摩法要の10時が近づいてきたので大師堂に上がる。河鍋暁斎の天井画を撮影してみる。けっこう幅があるので超広角レンズを持っていく必要がありそうだ。残念ながら絵はかなり薄れてしまっている。時間があったのでいりいり奉納品を見ていくとなかなかおもしろい。

 しばらく堂内で待つと同時に観察。
 いよいよ護摩法要が始まった。堂内は人出いっぱいだった。残念ながら法要中は撮影禁止。

 
 河鍋暁斎の天井画説明  護摩に願いを  だるまみくじ
 
 奉納された繭玉額 時代は不明  龍の天井画
河鍋暁斎の天井画『龍』   何でも描けた方だったらしい 今度資料を入手してみよう
 護摩法要は
1 10:00
2 11:00
3 12:00
4 13:00
5 14:00
     (一般参加不可)
6 15:15
7 16:00
 
 何か描かれているかと撮影してみると
煤けた天井にかすかに
模様が浮かび上がった
 
     法要中は撮影不可
 まだ法要まで時間がある  すこしずつ人が増えてきた  40分ほどかかる
 ここの護摩法要はなぜか
惹かれるものがある。

僧侶の入場から始まり、
かねや太鼓のバックグラウンドのリズムや
大勢の僧侶による読経など
その場に身を置くとなぜか
厳かな雰囲気というよりはわくわくしてしまう。
まさに陶酔の世界である。
そして護摩の火で御札を清める。
読響のあとは法話。

最後に護摩の火で御札を
清め堂内で授与される。

希望者には護摩の火で
達磨を清めてくれる。

次回もまた元三大師堂に
上がっているような気がする。
 
 
 護摩を焚いた火で達磨を清めてもらう 
   護摩を焚いたあとの煙でかすんでいる  

 読響のあと、法話があり終了。希望者には護摩の火で達磨を清めてもらえる。迫力があってよかった。

 護摩法要が終わって大師堂の外に出ると、入る前の様子とは一変し長蛇の人の列ができていた。開眼所最後尾は30分待ち。ここにはファストパスはないのである。

護摩法要が終わり堂外に出ると、
そこは人の海であった。
うねうねとロープが張ってあった
開眼所までの遠い道のりを
埋め尽くす人である 
 手前は護摩札にお願いを各人々   
 
地面が見えないほどの人 人・・・・・ 
 
     最後尾30分待ち!

 さてひとまわりしながら帰るとしよう。通路は人で歩きづらくなっている。本堂前も混んでいる。
       

 
 通路が見えないほどの人手になってきた    巳の顔の巳達磨
 本堂前もこのとおり    この通路も人がいっぱい
   高崎張り子の招き猫達  これは巳?
 だるまも願いに合わせ
いろいろなタイプがある

今年のWBC必勝や
来年のサッカーワールドカップ
勝利祈願もある
 次々と達磨が買われていく  ここはかわり達磨が多い  
   旧本坊では     何かの授与品だろうかいつも気になっている

 山門前も大変な混み様だ。地面も見えない、店も見えない。露店前も人を避けられないほどの混雑具合。
 大師茶屋の猫くんに会おうと思ったが、こちらの店も満員状態。でも猫くん達の名前がわかった。けっこう直球気味の名前だ。そうすると朝店前にいたのは茶太郎か。次回はぜひ5匹全部に会いたいものだ。

 山門前は人手いっぱい 露店も見えない  階段はどこ?  露店前もこのとおり
 
 猫の蕎麦屋「大師茶屋」 2012年の猫くん達  
 
 入り口のディスプレー   猫たちのプロフィールがある
  たま しま 茶太郎 みけ とらじ どちらかというとそのまんまの名前  済みとは避妊済み、それともワクチン済み?

たま ???(見えなかった)
しま    H17秋生
茶太郎  H18春生
みけ    H18春 生  
とらじ    H22 2 生

 人相書きいや猫相書きからすると、
朝いたのは茶太郎か?
たまがいちばん年上のようだ。
 大師茶屋の猫たち  
 
   ほとんど満車状態


 そんなこんなで駐車場に戻ってくるとほぼ満車状態。やはり休日は活気があったいい。でも散策する立場から考えると混みすぎだ。大祭が休日に重なり、かつ早朝に出かけていくのがベストなのだろう。来年からはまたしばらく平日開催になってしまう。今度ゆっくり散策だけに来てみたいものだ。
         

今年の収穫
多摩張り子の猫 
 やはりへびはとぐろを巻かないと造形的に形になりにくいのだろうな  
  今年はへびに巻き付かれていません    
   
   何となく抱きかかえている感じ  
 内野家達磨抱き猫
 けっこう目が大きい