=^・^= 今戸神社に初詣に行く     2001年1月14日

 年間を通して、いろいろな町の風物詩を訪ね歩くのが趣味と羽子板市のページに書きましたが、=^・^=にとって羽子板市が年の締めくくりなら、今戸神社は年の初めの定番ポイントです。大晦日に自宅を出発して、今戸神社→待乳山聖天→石浜神社→橋場不動尊→吉原神社→鷲神社→矢崎稲荷神社→浅草寺→浅草神社とこれまた毎年決まった順番で浅草名所七福神巡りをしていきます。七福神なのに9寺社?。九は数の極み、鳩(きゅう)につながり人が集まるなどから七福神巡りはけっこう9寺社のところが多いようです。浅草名所七福神巡りでは今戸神社・矢崎稲荷神社の福禄寿と鷲神社・石浜神社の寿老人が重複しています。
 さて恒例通り大晦日の午後11時30分ころ車で出発。残念ながら今戸神社に到着する直前の浅草近辺で21世紀の幕開けを迎えてしまいました。普段は静かな今戸神社もこのときは列ができています。がま口から貯めておいた小銭を水戸泉のようにばらまき、初詣はスタートはしました。
 よく見ると拝殿には何と以前には見かけなかった新種の招き猫がいるではありませんか。これは取材をしないわけにはいかない。しかし、夜中でちょっと暗いのととにかく人が多すぎる。とりあえず社務所で招き猫のことを聞くと何でも青山あたりにいらっしゃる方に製作していただいたものとか。また来ますということで次の目的地に向かいました。
 よく1月2日、新年恒例の東急郷土玩具展と阪急の新春招き猫市で招き猫を探した後、今戸神社に寄ってみましたが、拝殿前にはやはり列ができていて、とても写真をゆっくり撮れるような状態ではありません。少し日をあけて来るかということでその日も撤退となりました。
 2週間ほどたった1月14日、いよいよ3度目の正直と勇んで乗り込んでいくとさすが1月だけあって参拝者は次々来ますがゆっくり写真は撮れそうです。今までに撮影した写真もありますが一から取り直しとまずは拝殿から撮影しているとなにやら怪しい男性が登場。いろいろな角度から写真を撮影しています。招き猫の写真も撮っています。もしかしたら招き猫ファンかも。しかも社務所で今戸焼きの招き猫を物色しています。近くで様子を見ているとガイドブックを片手に御利益・縁起関係の寺社などを訪ね歩いている方のようです。一緒になって社務所の宮司の奥さんと話をしていると、招き猫の写真を撮りに来ていることがわかり、「どうぞ、拝殿に上がって撮影してください」と快く撮影させていただきました。
 ご神体に拝礼した後、招き猫を持ち上げたり、前から後ろから眺めながらゆっくりと撮影できました。制作者の枝善友康(?)とはどなたでしょうか。右上から読んでいけば枝善友康あるいは友枝康善となりますが読む順番が違うのでしょうか。でもどこかで聞いたことがあるような気もするのですが。
 とにかく宮司の奥様の計らいで「満足、満足」で今回の取材を終えることができました。ありがとうございました。

 制作者は友枝康善さんで、もとはROXビルの正月飾りに使われたものだそうです。(2006年1月15日)

 
 今戸神社の鳥居   縁結び祈願の絵馬   よくありますね撮影スポット

 

  
左は正月だけ出現する茅輪

右は拝殿前

 ちなみに写っている男性は横浜から来た方で縁起御利益巡りをしているようです。今戸焼きの夫婦招き猫を買おうかどうか迷っていました。

 
 1月14日さすがに正月の人出はありませんが、耐える間もなく参拝者がやってきます。拝殿横の社務所で宮司の奥様に絵馬などの話を聞いていると招き猫の写真を撮りに来たとわかり快く拝殿に上げていただき自由に写真を撮らせていただきました。
 

これが新種の張り子招き猫
 尾の横に二千年六月十九日 友枝康善と奉納(あるいは製作)日と作者の銘があります。
 張り子製で大きさは1mくらいあるのですが、持ち上げてみると以外に軽い。 
        
       

 うかつにも今まで絵馬が変わっていることに気が付きませんでした。もう2〜3年になるそうです。何でも印刷所のミスからとのことで赤枠のこれ1種類にしてしまったことです。けっこう縁結び祈願(枠なしの絵馬)をしても成就のお礼(緑の枠付き)に来る人は意外に少ないそうです。そんな理由が重なりかつての絵馬はなくなってしまったということです。ペア猫の雛祭り絵馬もないということ。またスペースの関係で福禄寿の絵馬もなくなってしまったということです。
 いつでも買えると思っていると手に入れ損なってしまいます。大阪の難波八坂神社でも悔しい思いをしているだけにこれからは躊躇せずにすぐ手に入れることにしよう。

  
 拝殿の中に奉納されている、招き猫達。今戸焼きの夫婦招き猫の中にはかなり年季の入ったものもあるようだ。


 拝殿の周りにある昭和56年6月吉日に奉納された幕。総代の右下に今戸焼き先代の故白井孝一氏の名が見える。 
   左 今戸神社の縁結び絵馬
 今戸神社の絵馬。現在はこれ1種類のみになってしまった。

右 絵馬の裏に押してもらった招き猫と福禄寿のスタンプ


 招き猫ファンだとどうしても境内にたくさんある招き猫関連品に舞い上がってしまいますが、ぜひ狛犬もじっくり見ていってください。台座をよく見ていくと土器屋、焙烙(ほうろく)屋、火鉢屋などの文字が見え当時の今戸焼きの様子がうかがえます。奉納者の中には白井家(本家?)や金澤(春吉の先祖?)の名前も見られます。

 
 江戸時代に今戸焼き職人によって奉納された狛犬。比較的最近まで放し飼いだったのに、今は檻の中で飼われています。

 今はなき境内にあった今戸幼稚園の名残。幼稚園にあった砂場や藤棚も今はなく、かつて幼稚園があったことはほとんどわからなくなってしまった。
  


  今戸神社   東京都台東区今戸1−5−22