今年も中野ひな市のはずだったが・・・ 2021年編
                                                       2021年3月31日~4月1日
    以前準備編(ここ)
    いざ中野へ

 今年も恒例の中野ひな市の季節がやってきた。
 毎年行かなくては春が来ない。しかし昨年は新型コロナウィルスの流行でまさかの中止。
 今年も終息が見込めない中、中野市は早めの一手を打った!

 後年に向けて記録を残すために、今年もひな市情報?をアップすることにした。
 中野ひな市のHPを見ると
2月13日にはメンテナンスモードになっていた。そろそろひな市情報が出るかな?
      
                
 ちょうどその頃にあたる、2月14日大阪のYさんからひな市情報のメールが届く。
 正確な発表日時はわからないが15日にはひな市HPに第一報として今年の方針が発表される。

     
第一報 昨年より早めにアナウンスされた

                 
 2月18日には正式アナウンスとしてポスター(パンフレット?)や具体的な往復は履きの書き方などが発表される。

     
今年のポスター&パンフレット
     
  購入者募集方法

 往復葉書での応募だが、当選者のみの連絡だそうだ。数が多くなることが予想されるとはいえ往復葉書を出させておいて落選者に返信なしとはちょっと不親切ではないだろうか。また全国土人情即売会についても当選者のみの販売のようだが情報はまったくわからない。
 2月18日夜になってHPを見たら変更点があった。
       
 やはり往復葉書で申し込みで、返信なしというのは問題視されたのではないだろうか?



 3月13日には抽選販売の応募は締め切られたというアナウンスが出た。

        
抽選販売の応募は締め切られた

   

     
抽選結果についてのアナウンスがあった


        応募総数約3200通に対して、
  今回はメロ君と合わせて6通応募した。   
葉書が届いた                 

 しかし、全国土人形即売会に関しては開催する以外いっさいアナウンスがなかった。

                                       中野ひな市HPへ               
              

     
    いざ中野へ
 抽選には外れたが今年もひな市へ行くことにした。

3月30日未明、いざ中野へ向けて出発  
  2:30出発  
横川SAで休憩・仮眠 ここにもいたもふもふ 群馬らしいディスプレイ
朝を迎える 朝食を食べたので、さて出発するか やけに山々がかすんでいる
少し早いのでJAの直売所に寄る  早い時間から人が多い さすがにキノコの里
信州中野観光センターに寄る   「えのたん」と「キノコフレンズ」
立ヶ花公会堂前に駐車 西原さんのお宅に伺う  
今回のいちばんの目的は
2年前のひな市の際に
制作を依頼した招き猫の引き取り。
昨年はひな市中止になってしまったので
2年ぶりの訪問となってしまった。
2匹引き取り、また1匹頼んでしまった
この植物は何だったかな?  オオイヌノフグリの群落  

 今回のもう一つの大きな目的は出品作品の見学。これまでのひな市での販売と異なり前日までしか展示見学はできない。しかもそれは3月29日と
30日の2日間だけ。
記録を残すためにも見ておくしかない。
 祭り前日にもかかわらず街中は閑散としていた。空き地やすでに閉店した店舗も目立つ。
 向こうから先月も見かけた人物が歩いてくる。帽子をかぶりマスクをしていてもわかってしまう。岐阜のおじさんだ。
 何やら展示場所がこれまでとは違うようだ。そのあたりの情報はまったく欠落していた。

街中には空き地も目立つが、
新たに建設もされている。
ここになにがあったかな?
調べてみたら前回来たときには
すでに閉店していたが
食品スーパーがあった。
中野市の町中にさらに行く。
町中は閑散としている。
商工会議所のあたりを
よく見かける人物が歩いている。
ここの更地に何があったかな?   旧商工会議所
旧八十二銀行を改装した新商工会議所   その1階ホールが会場
何と商工会議所が移転していた。
調べてみると昨年の12月に移転したようだ。
場所はかつて八十二銀行のあった場所。
その建物を改装して使用しているらしい。

そのホールが今年の即売会の会場となっている。 

昨年中止になったので、昨年制作の作品がかなり出ているらしい。
奈良久雄さんの作品が並ぶ    
  奈良久雄作  
 全部で23点    
猫関係はほぼ定番の作品 マニア垂涎の直筆展示指示書
恵比寿大黒壁掛け 招き猫(中)がいた 小さな座布団座り猫いいな
猫守りとおいなりさん  カブキだるま 犬乗り子供
扇持ちおかめと龍のり布袋 お雛様(小) 鯰のり
一茶 おいなりさんと力持ち(手前) すもう取り
象乗り 子連れ高祖ずきん 指示書が大切

     
 奈良由起夫さんの作品。何点展示即売されるか掲示はない。ふぐ乗り大黒もたくさん出ていたがみんなサイズは小。

奈良由起夫作
ふぐ乗り大黒がたくさん出ていた   金太郎三種
踊り子とまんじゅう喰い・他 猫つぐら  ねずみ大黒
座りねずみ大黒 七転び八起き達磨(手前) 座禅達磨(前左)と八方にらみ達磨(前右)
西行(中央)   白と黒の親子招き猫
奈良由起夫さんも
子(ね)はあるが丑はほとんどない
  親子招き猫   
白と黒の飾り猫 大猫が出ていた
内裏雛  一年生男の子と女の子
ままごと (高野)辰之さんと(中山)晋平  奈良由起夫さんの小品
ね乗り獅子と牛乗り獅子 ね乗り獅子 ねずみの嫁入り
嫁入り道中   シンプルな招き猫
奈良由起夫さんの招き猫を見ていて
何か違和感を感じていた。
もちろん彩色は奈良久雄さんと
異なるのは当然である。
しかしやっと気がついた。「眉毛だ!」
久雄さんの猫を見慣れていたため
白猫にある眉毛に
違和感が生じたのである。
子守り猫 黒招き猫
野球招き猫 チーム「Cat's」のタマ  おこた猫


 西原さんも普段はひな市でしか購入できないので招き猫に限らず入手は難しいのである。歌舞伎や縁起物が多く、干支ものは制作していないので制作年度の影響を受けない。
その中でも最近になっていろいろ変化が多かったのはやはり招き猫だろう。今回もいろいろと種類があるが原型は白に黒の斑で銀の縁取りである。

西原久美江作
 男之助(右手前)と仁木禅正(右奥)    関羽が一体出ていた
 西原さんの作品群(左手奥)  こちらも西原さんの作品群
松の廊下(左)と三番叟(中央)   大石内蔵之助(中央) 川中島(前左)と富樫(前右)
 
内裏びな(組み物)  豬乗りと人麻呂   
西原さんの招き猫群
全部で14匹
ミケがいたがハチワレ風
金色はいなかった

三河系の人形は裏の彩色がない
招き猫も同様だったが
最近は裏面にも斑の模様がある
    銀とロシアンブルー風
黄色もオレンジに近い色   通常版は3体
  ハチワレ三毛 通常のハチワレ
昨年の干支のねずみが1匹いた
人麻呂を彷彿させる姿
おにぎりを持った不思議なねずみは
何かの昔話か?
おむすびころりん?

来年忘れなかったら聞いてみよう
干支 子 鬼若丸
七福神縁起物各種 恵比寿大黒天(組み物)
恵比須大黒天(組み物) だるま(組み物) 御高祖子引と政岡
舞妓(左)と静御前(中央) ちんのりと目玉福助 春駒
   
 八重垣姫 羽子板娘  


 全国土人形即売会はこれまで野外のテントでおこなっていたが、今回は同じホール内でおこなわれる。中央にあるテーブル上の作品がすべてで出品されている
土人形の種類も数もこれまでに比べて格段に少ない。販売方法は不明であったが、入場した順番に一体ずつ購入できるようである。
梱包場所はあるということだが、支払いや梱包がどうなるのかは不明であった。

全国土人形展示即売会

販売は昨年の仕入れや残りか?
今年はこれだけ   ちょっと淋しい
  花巻人形と小幡人形 古型博多人形
小幡人形 乙川人形 筑前津屋崎人形
下川原人形 中山人形 富山人形
  富山人形  
伏見人形 古賀人形 
三次人形(左)と津屋崎人形(右)    


 情報収集に行く。観光案内所は閉まっている。陣屋・県庁記念館に行くがいつもの土人形の展示はない。
 ポスターを探しに「まちなか交流館」に行ってみる。平日でもあるので体験者もいない。昼食中の係員にポスターを手に入れられないか聞いてみる。
問い合わせてくれたが今年は掲示用の数しか制作していないのだとか。残念ながら入手できなかった。

ここに駐めれば近かった 陣屋・県庁記念館で「三澤忠展」を見る 人影がない
「まちなか交流館」に行く
ひな市ではない平日なので
客はだれもいない。
ポスターが手に入らないか尋ねた。
問い合わせてくれたが、
今年は店頭などで掲示する以外に
つくっていないのだそうだ。残念!
昨年のポスターはどうしたのだろうか?
多分中止決定が遅かったので
ポスターの印刷ストップは
間に合わなかったはずだ。
聞いてみればよかった。
まちなか交流館   問い合わせてもらった
やはり黄砂がひどい ハナちゃんのいないふくろや 旧商工会議所
昼食を食べに行こう。
来年の必勝を願ってカツ丼!
しかし、金長は閉まっていた。
定休日!
人影のない建物 かつてはこの下に並んで徹夜した  
昼食を食べに行く しかし・・・・ 火事のあった場所も整備されていた
仕方がないので駐車場に戻り、
日本土人形資料館に情報収集しに行く。
戻ってきました    

        
 昼食にカツ丼を食べに行ったが、何と定休日だった。
 日本土人形資料館に足を伸ばしてみる。
              

サクラはまだ早いがいつもよりは開花は早め   
高齢者割引なし 奈良さんの大猫がお出迎え
西原久美江さんの展示をおこなっていた  
  
   パンフレットより  
四代目西原久美江さんは手伝いというよりはかなり制作の中心だったようだ 
三河系の伝統を伝える立ヶ花人形  
  立ヶ花人形新旧作品  
古い人形型   制作中の西原邦夫さん
黄砂で遠くが見えない  

     
 下山して高梨館跡公園のサクラを見に行く。桜の本数はそれほど多くはないのだが1本1本が横に張り出して立派な樹形である。
 サクラはほぼ満開状態。

桜の種類はタカトオコヒガンザクラで
中野市内では
いちばん早く咲くのだそうだ。
4月最初の日曜日が桜まつりらしいが、
今年は中止かな?
車を駐めて 土塁の下に築地塀がそんざいするようだ
平日なのでそれほど人は多くない 枝の張り出しが見事
満開状態  
丸い花束のようになって咲く  
立ヶ花橋を渡り 東京に向かう 更埴付近 遠くの山がかすむ
暗くなってきた 横川SAで休憩
 カツ丼を食べ損なったので
帰路の途中で

食べていくことにする。
一般道を走り店を探しながら南下。
途中で夕食を食べ、
少しケチって上田菅平ICから
上信越道に乗る。
途中で休憩をして22時帰宅
今年のひな市は終わった
  到着


 ところで今年の収穫はというと立ヶ花人形のこの2体。

今年の収穫
招き猫(大) ミケ 招き猫(中) ロシアンブルー風

 来年に向けてまた1体お願いしてきました。お元気で制作を続けてください。




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