=^・^=今年も行った中野ひな市   2007年3月31日

 毎年恒例の中野ひな市、これに行かなくては春はやって来ません。今年は職場の異動で、片付けに忙しく、30日まで仕事をやっての出発です。早めに出発する予定だったのですが、結局深夜になってしまいました。
 中野に着くころには少し空が白んできています。でも抽選ですのでゆっくり仮眠することにしました。

 さて目が覚めて、ゆっくり食事をし、出発です。今年は中野陣屋記念館前が並ぶ場所になっています。行ってみるとj陣屋記念館前は広い更地になって「中野陣屋前広場」となっています。「さて、去年まで何があっただろう?」。駐車場があり、スーパー?があったような気もするが、はっきりした記憶がない。以前に撮った写真を探してみたが、3年前に撮影したものには住宅らしき建物が見える。中野の市街地を見てもかなり空き地が目立つようになった。はたして今後この広場はどのような使われ方をするのだろうか。

 
  中野陣屋前広場  2004年

 とりあえず並んで順番を確保した後、前の方の様子を見に行く。しかし、かつての徹夜時代の常連さんがほとんどいない。抽選になったので早く来ても仕方がないので抽選時間に合わせてやってくるのだろうか。
 そうこうしているうちにだんだん列が伸びてくる。常連さんの顔も少しずつ増えてくるがそれでも少ない。場所が広いためかあまり人数の多さを感じない。

 今年の中野土雛販売は中野商工会議所の案内を転記すると次のようになっています。

中野土人形の即売(数量に限りがございます)は、抽選方法にて行います。

     日  時 抽選開始 午前10時
           販売開始 午前11時

     場  所 抽選会場 陣屋前広場(マツヤ跡地)
           販売会場 中野商工会議所

  販売方法 抽選により販売会場への入場権利及び入場の順番を決定します。

  販売数量 未定(当日発表いたします。)
整理券の配布について
    抽選会場に午前10時までに並ばれた方に、午前9時30分から整理券を配布いたします。

抽選会について
    抽選会には整理券を持ち、かつ、午前10時に並んでいる方が抽選に参加できます。

  ※ 整理券を持っていても、午前10時に整列されていない場合は、抽選に参加できません。
  ※ 抽選に参加できる方は、中学生以上です。
  ※ 今年は整列場所が変更されましたので、ご注意ください

 9時半を過ぎ整理券が配られます。ただしこの整理券の番号は抽選権利があるというだけで抽選順番ではありません。つまり空くじを入れる枚数を決定するためのものです。今回は天気もあまり悪くなかったので、その場を離れる人はほとんどいませんでした。列の様子を見るとやはり常連さんは土曜にもかかわらず例年になく少なかったように見受けられました。
 800人以上の人が並び、土雛の数は230個ほど。競争倍率は4倍弱です。土曜ということでもう少し多くの人が並ぶと思ったのですが意外な結果でした。

      
       広場が広いのであまり多さを感じないが、昨年と同じくらいの800人台の人が並んだようだ
                    
                       抽選風景

 さて、10時になりいよいよ抽選会です。遅い時間に並んだ人はそのまま並んでいるのでけっこう列が長くなっています。抽選方式になって6年目。過去5年は
   2002年はずれ
   2003年大あたり(1グループ6番)
   2004年小あたり(10グループ16番)
   2005年はずれ
   2006年中あたり(3グループ)
 と3勝2敗で勝ち越しているので、今年どうだろうか。一昨年は考えすぎで失敗したので、去年に続いて今年も無心で引くことにしました。


                   





  抽選の三角くじ  購入案内  購入案内

 12グループの6番。13グループが一番最後ですからまさに「極小あたり」といったところです。もらった購入案内を見ると12:50加羅の入場です。まだかなり時間があります。全国土人形即売会も12時からなので、まずは陣屋記念館の展示見学。

 入り口近くの一部屋で富山土人形「土雛窯」の人形を即売していました。最後の富山土人形制作者の渡辺秀信さんは後継者がいないことから生前、地元のグループに制作技術を教えていました。そして渡辺さんの引退後人形制作は引き継がれ、現在は富山市民俗民芸村にある「とやま土人形工房」で「とやま土人形」として制作が続けられています。その後、できる限り伝統的な技法で古い人形の復興を目指した5人が分かれたのがこの「土雛窯」です。昨年いっしょに西原さんと奈良さんのお宅をアポなし訪問し、見事空振りに終わったメンバーです。来年は全国土人形即売会の方に出品するとのことでした。以前頼もうと思っていた古い型の招き猫を一体購入してきました。以前とやま土人形工房で購入したので今回は購入を見送ったが、他のタイプも比較のため購入しておけばよかった。来年は買ってくることにしよう。

                      
                中野陣屋県庁記念館前
 富山土人形の即売コーナー   カラクリ玩具の即売も同時におこなっていた   富山土人形の招き猫

 今年の展示場の特別展は「日本のからくり玩具展」です。触って動かして遊ぶ玩具だけにちょっと飾る人形とは異なりますが、素朴で単純だけどアイデアの巧みさにあらためて感心します。
 けっこう猫物もあるんですよね。

 「御来光」の実演  体験コーナーも好評
 伝統的なからくり「猫とねずみ」
牡丹柄は五十嵐さんの復刻品、中央は太田英一さんの復刻作品
 五十嵐さんの猫に似ているな

 いつもの場所で絵付け体験をやっています。今回の目的の一つに奈良さんに修理のお願いがあります。4年前に買った「政岡」の顔に胡粉(ごふん)むらがあり、光線の加減によりひじょうに不気味に見えるのです。そこで何とか描き直してもらおうというものです。奈良さんに直接交渉でOKをもらい、箱ごと預けてきました。もちろん焼かれたまま何年越しかになっているあの大型招き猫も再度お願いしてきたのはいうまでもありません。

 陣屋前広場のはす向かいでは土人形絵付けコンテストと吊し雛の展示を行っていました。ここもかつては店舗だったようだが何があったのだろう。招き猫は柄が自由に描けるので絵付けの定番になっているようだ。

 12時になり陣屋前の柳並木通りのテントの下ではすさまじいバトルが繰り広げられていた。全国土人形即売会は早い者勝ちの世界なので人気のある堤人形などは早くから列ができ、自主的に順番を確認しあってあたかもかつてのひな市を再現するかの様子であった。とにかく早い者勝ちで何個でも買えるとあってその競争は圧倒されるものだった。
 今回は以前から頼もうと思っていた相良の「猫と蛸」と古博多の干支ものを入手。
 陣屋前広場では若い女の子二人組のミニコンサートをやっているが、かわいそうなくらい観客がいない。土人形のまわりには人がいっぱいいるが、どう見ても客層が違う。しかたがないな。

中好会 綿貫宅 絵付けコンテストと吊し雛  左の絵付けコンテストの招き猫  会場内の吊し雛
 騒ぎの後の全国土人形即売会  あっという間に作品がなくなってしまった


 商工会議所前のかつてひな市に並んでいる人の避難所としても使われた場所でかつてのひな市の資料展示を行っていた。明治時代の聞き取り図や商工会議所前の写真などなかなか興味深いものだった。

  明治時代のひな市(聞き取り図)  商工会議所前の通りには川(堀?)があった  現在(2006年)の商工会議所前

 さていよいよ購入の時間になった。結局12グループも13グループもいっしょになってしまった。一番最後の入場グループだが、その分ゆっくり見学できる。とりあえず購入したいものがあるか見て回る。けっこう残っている。猪乗り童子の色違いがあれば買おうと思ったが、やはり干支であるだけにすべて売約済みだった。結局、笑顔の布袋さん(小)を購入することになった。
 今年の奈良さんはひじょうに作品数が少なかった。特に内裏びなが出品されていなく大物が比較的少なかった。また年々制作が難しくなっていく小物の出品もきわめて少なかった。また奈良さんの招き猫が一点も出品されていなかったのは初めてではないだろうか。西原さんの招き猫も大小一点ずつしか出品されていなかった。
 とにかく出品されていなくては買えないので、まさに運と不運は背中合わせである。

 「12グループの方はこちら!」   今年は内裏雛がなかった
 西原さんの布袋さんを入手  西原さんの招き猫は2体  奈良さんの猪の子
 「月の兎」と「ふる里の兎」  奈良さんはこのあたりが今年の大物
 「ひょうたんなまず」  「福助爺さん」 水戸黄門のようだ
 西原さんの作品群  西原さんの作品群 歌舞伎物

 土人形を購入し、食事に行くことにした。知り合った方(名前を聞いていない!が顔は知っている)の紹介で手打ち蕎麦の「しんしゅう」へ行く。徹夜時代からの顔なじみであるが、お互いに自己紹介をしたこともないので名前もわからない。まあ、そんな関係でもいいのかな。もしかすると同業者なのだろうか。

 途中のまちかど土びな展で招き猫を見つけた。昨年「金長食堂」にあったものをひょうたん招きと書いたが巾着招きの方がよさそうである。しかも色違い。聴いてみると2・3年前に入手したものだという。これはまだひな市には出たことがない。初午などに出品されたものなのだろうか。ぜひ今年の○○に出してもらうように奈良さんに要望を出すことにしよう。

 まちかど土びな展を見ているとやがて受け取りの時間。今年も見学解放前に引き取り時間が設定してある。やはり要望を出して引き取り前に見学できるようにしないと、土雛あってのひな市だけに今後も量産が見込めないだけに心配される。

 にぎわうひな市通り  雨が降りそうなので大灯籠雛も雨よけ対策  今年見つけた巾着招き
まちかど土ひな展
小野澤宅
 古い大きな家では自宅を開放して
展示見学させてくれる


←小野澤宅→
 まちかど土びな展(小野澤宅)
ぽんぽこの湯
従来なら除雪した雪の山があるのだが・・・

 さて今年は小布施の杏グラッセを入手するのも目的の一つだ。電話をすると「人も少なくなってきたのでもうそろそろ閉めようかと思っていた」とのこと。まだ4時前だ。店を開けておいてくれるというので急いで小布施へ向かう。降り出した雨もあり、やはりほとんどの店は閉まっていたり、店じまいの支度をしていた。
 山屋天平堂の「杏ぐらっせレア」はなかなかの逸品です。たくさん買ったので「杏蜜」を1本いただきました。この存在を教えてくれた板さん?におみやげとして持って行ったら「杏ぐらっせレア」を乾燥させたのが「杏ぐらっせ」でそのままが「杏ぐらっせレア」、煮た液が「杏蜜」ではないかとの分析でした。なるほど。ぜひ一度お試しを。


 ということで今年のひな市も終了しました。いつもどおり「ぽんぽこの湯(間山温泉)で一風呂浴びて帰宅したのでした。来年は平日開催、行列は短くなるだろうか?