今年も行ってきました 2004年 中野ひな市
今年は自性院の節分会も深大寺の達磨市も行き損なってしまいましたが、中野ひな市には行ってきました。仕事が詰まっていたので前日の3月30日の夜に出発です。昨年は憑きすぎていたのでその揺り返しが心配です。
途中で寝てしまったので中野に着いたのは朝の6時頃でした。まだ遠方の常連さんが2・3人早く着いたので街中を散策している程度です。町営の駐車場に車を止めて、仮眠です。7時半頃になっていつもの商工会議所前に行くともう人が列をつくっています。早く並んでもくじ引きなので何も変わらないのですが、やはりこの雰囲気を味わわなければなりません。
常連さんの顔があちこちに見えます。以前なら前の方にいた人たちですが、くじなので並んでいる順番もまちまちです。
抽選の9時が近づいてくるといろいろな情報が入ってきます。今年は全部で270体ほどの出品だったようです。
抽選は9時までにならんだ中学生以上の人に権利があります。三角くじを引くと当たった場合は入場グループ番号とグループ内での番号が書いてあります。1グループのみ15人で、あとはすべて20人ずつです。そして各グループの制限時間は10分。10時から1グループが入場開始です。
いよいよ9時。抽選の開始です。今年の倍率は約2倍です。私の引いたくじは・・・・・『10グループの16番』、つまり191番ということです。ちょっと奈良さんの作品にはとどきそうもない番号です。
待ち時間の間、全国郷土玩具即売会の偵察に行ったり、陣屋記念館の特別展示の見学に行ったりしながら時間をつぶし、いよいよ入場です。売約済みの奈良さんの人形を横目で見ながらまずは西原さんの招き猫の近くへ。もちろん売約済み。今回入手したのはその招き猫の近くにあった西原さんの「猪乗り」です。ちょうど干支ものとして飾るのによさそうな作品です。一段落して作品を見て回ると奈良さんの作品は大きいものが少なく小品が多かったのが今年の特徴です。招き猫は「猫子守」が2点だけです。しかし、飾り猫が2点出ています。西原さんは例年通り招き猫は大が1点に中(小?)が2点です。それ以外に「古い作品ですがよろしけれがどうぞ」という札の着いた作品が3点ほどありました。この中には奈良さんの座布団に座った招き猫が1点混ざっていました。斑点の黄色が若干強いのですが、顔などのできはなかなかよい作品でした。情報筋によれば商工会議所で持っていた作品ではないかとのことでした。
抽選会場 | 小品が多い | 今年は飾り猫が出た! | |
西原さんの招き猫 | 奈良さんの桃持ち猿 | 奈良さんの親子猿 | めずらしい花嫁 |
奈良さん情報を得るため、陣屋記念館の近くにある「中心市街地活性化施設」へ行くと大勢の人が絵付け体験をしています。以前は3〜4種類だった絵付け体験の人形ですが、今年はひじょうに多くの種類の人形が準備されていました。体験されているのは圧倒的に女性の型が多かったです。その中心に奈良さんが座っています。
以前は作品づくりをしていたのですが、さすがに落ち着いて作業ができないようです。
そのような中でテレビ局のインタビューを2局連続で受けていました。
正面は陣屋記念館 | 絵付け体験場の奈良さん | |
テレビ局の取材 | インタビューを受ける奈良さん |
陣屋記念館の展示のテーマは「開運達磨七転八起き」展です。所有者はかつてブリキの招き猫を販売したビリケン商会の設立者、中村浩訳氏だそうです。多摩達磨をはじめ、招き猫の関係する達磨たちも見かけました。
商工会議所並びにある中野土人形のコレクター小古井嘉幸さんの自宅ガレージでは、これまた中野土人形というより奈良さんの追っかけファンの顔見知りの方が猿の郷土玩具を大幅値引きで販売していました。金沢めんやの猿の張り子を格安で入手してしまいました。
開運達磨七転八起展 | 沢井家の張り子 | ||
猿の郷土玩具ガレージセール | にぎわう商工会議所前通り |
残念ながら今年の全国土人形即売会は招き猫が少なめだったように思います。ちょうど中野土人形の入場時間とぶつかってしまったので、今年は一品も招き猫は購入せず出した。成果は中ノ子勝美さんの古型博多人形の鈴持ち猿でした。期待していた稲畑は三品しか出品がなく招き猫はありませんでした。
今のところ抽選会の結果は2勝1敗です。さて来年も3月31日は平日なので競争倍率は同じくらいになると思われます。きっと来年も抽選の列に並んでいると見た。
さあ、3勝1敗にすることができるのか、それとも2勝2敗の五分になってしまうのか。