年の瀬 浅草羽子板で猫を捜す  (2008年12月19日)

 いよいよ年の瀬となり浅草羽子板市がやってきた。昨年は行かなかったので、2年ぶりになる。今年は平日なので、いつ行くか迷ったが仕事が一段落した最終日の19日(金)に行くことになった。仕事が終わり出発したが、12月とはいえ、それほど寒さを感じない。いつも通り待乳山聖天付近に車を止め、二天門通りから浅草寺へ向かう。二天門通りの入り口にあった門柱のような柱が新しくなっていた。新しくなってみると昔の古い柱が趣があるように思えてくる。

     
    二天門通りの柱が新しくなっていた     お馴染み「助六」     こんな看板があった
       ←以前にも紹介した
「猫柄浴衣の娘」のシャッター
 ここも前はおもしろかったのだが
 仲見世はすっかり正月モード

 仲見世通りはすっかり新年の雰囲気に換わっていた。ここもあと2週間ほどで人がごった返す状態となるはずだ。仲見世の店舗も店じまいが早いところが多い。以前にも紹介した「猫柄浴衣の娘」のシャッターはこんな時しか見られない。その他も店のシャッターも浅草ゆかりの絵柄で店が閉まっていても楽しめておもしろい。
 江戸玩具の「助六」をのぞく。おもてに「ずぼんぼ 丸〆猫招き猫」の墨書きの看板があることを見逃していた。けっこう前の看板のようだ。「人形のむさしや」は以前は結構おもしろいものがあったのだが、今は万人受けするような招き猫グッズの店に変わってしまった。

 浅草寺や五重塔はライトアップされていてきれいだ。平日ということもあってか客は少ないように感じる。それでも金曜の夜で、天気もいいので出足はいい方なのかもしれない。熊手などの縁起物と違って、景気の良し悪しは響く業界なのかもしれない。

宝蔵門と大提灯  ライトアップされた五重塔
浅草寺本殿は扉が閉められていた

 浅草寺本殿はこの時間になると扉が閉められていた。参拝者はなぜか賽銭箱の前に列を作っていた。正面からお参りしなくてもいいので脇からお賽銭を投げ入れ、参拝をすます。

 羽子板ので店をのぞいて歩くが熊手と違って招き猫はなかなか登場する機会がない。とりあえず看板娘のきれいなおねえさんと猫のミニ羽子板がある「まいづるや」を捜す。
 今夜は看板娘(といっても既婚者のようだが)はいなかった。押し絵ミニ羽子板も最終日の夜なのでかなり数が少なくなっていた。となりにいた人が白猫2匹のミニ羽子板を買いたがっていたが、ひとまわりして来たら売れてしまっていたそうだ。

猫や招き猫、ウサギの押し絵ミニ羽子板  まいづるや店頭

 まだ買っていないのですが、サライ最新号(2009年1号)のインタビューに掲載されている西山鴻月(にしやまこうげつ)さんの「成駒屋」は重厚な感じです。それもそのはずすべてのパーツを作ることができる数少ない職人さんなのだそうです。自宅の店舗兼仕事場は墨田区の「小さな博物館・羽子板資料館」になっているのだそうだ。ホームページを見ただけでも羽子板のことを一通り知ることができる。
 左下の画像を見ると最前列の羽子板には値札が見える。だいたいこの大きさで3万円前後。すべてに値札が付いているわけではないが縁起物の市としてはめずらしい。

   成駒屋(西山鴻月) 羽子板資料館 http://www.tadi.jp/hagoita/

       サライに紹介された西山鴻月(にしやまこうげつ)さんの「成駒屋」  
 こんなの見つけました「北斎漫画」の猫

 こんなもの見つけました。「北斎漫画」の猫の押し絵ミニ羽子板。

 「東京芸術大学デザイン科と羽子板職人のコラボレーション展などという企画もやっていました。羽子板市もただ出展するだけではなく、酉の市同様にいろいろと企画を考えているようだ。

犬猫専用形代(形代=人形(ひとがた):身代わりに厄災を引き受けてくれるもの)

 帰りがけに浅草神社に寄ってみるとこんなものを見つけてしまいました「愛犬・猫用形代」。人間用の形代=人形(ひとがた)はときどき見かけるが、ついに犬猫用まで登場した。初めて見た。これを用意するということはよほどペットのお祓いが多いのだろう。まさにペットも人間並みになってきたのだ。

 ということで今回はここまで。来年の景気はどうなっているだろうか。あまり期待できないか?もっともっと羽子板市も盛り上がってほしいものだ。