=^・^=羽子板市へ行く     (2005年12月18日)

 今年も浅草浅草寺の羽子板市へ行ってきました。曜日も土・日・月と絶好の日取りです。電球に照らされた羽子板の雰囲気が好きなのですが、12月18日は最高気温6℃という予想のため、夜は避けて初めて昼間に行ってきました。夜とは違い人手はかなり多めで勝手が違います。しかしこの人手が多いというのは「見てるだけ」派の私にとっては都合がよい点もあります。
 そもそも羽子板市は毎年歳末に行われる浅草寺近辺での最後の「歳の市」が始まりです。もともとは正月用品を売っていたのですが、やがて正月用品も近所の店で買うようになり、明治中期のころから現在のような縁起物の羽子板が主力になっていったようです。「羽子板市」と呼ばれるようになったのは昭和25年頃になってのことです。羽子板の羽根は生まれた子どもの厄を「羽根のけ」、すこやかに育つことに通じるということから、昔は女児の出産には羽子板を贈る習わしがあったそうです。

 さて、昼間の羽子板市はかなり夜とは雰囲気が違います。とにかく人が多い。納めの観音で、はきだおれ市も重なり、しかも寒いながら天気もよいので大勢繰り出したようです。
 仲見世通りはクリスマスに関係なく、もうすっかり正月の準備ができていました(そういえば巣鴨のとげぬき地蔵通りも正月準備ができていました)。

 さてお参りを済ませ、今年も招き猫探しと行きましょう。

   
本堂から宝蔵門方向    浅草寺本堂
   
今年はサザエさん生誕60周年なんですって     縁起凧

 ところが今年は招き猫があまり見あたりません。酉の市の熊手と違い、羽子板市ではあまり招き猫の出る余地はありません。したがってある場合も小型で平置きになっている場合が多いので元々目立たないのです。今年のように人手が多いときはなおさら目立ちません。しかし今年は確かに招き猫ものが少なかったように思います。

 酉の市の威勢のよさと違って、羽子板市には華やかさがあります。はんてん姿の売り手が多い中でひときわ目立っていたのが「まいづるや」さんです。和服姿の売り手はいやでも目立つ存在で多くのカメラの被写体となっていました。また招き猫ものでも今年はこの店が際だっていました。
 羽子板もミニサイズではありますが、しっかりした押し絵になっていてこれまでの招き猫ものの中では出色のできです。しかもこれまでの量産品とちがい、一つ一つ縮緬柄も異なるので、好みの柄を選ぶ楽しみもあります。うさぎもなかなかよいできで欲しくなります。これなら買ってもいいという本格的な招き猫の押し絵羽子板でした。招き猫ファンには一押しの品です。価格は招き猫やうさぎで4500〜7000円といったところです。このサイズには従来の歌舞伎物などもあります。
 なお、この「まいづるや」とは、春日部で押絵羽子板の押絵師として制作されている「村田押絵羽子板製作所まいづるや」のようです。

   
被写体としても人気者の売り手
箱の下にも招き猫羽子板が立てかけてある
   左から絵馬持ち、夫婦後ろ姿、小判持ち   左から絵馬持ち、うさぎ、招き猫

左 月を取ろうとするうさぎ
中 招き猫
右 招き猫小判持ち座布団座り

左から
 鯛釣り猫
 うさぎ
 招き猫小判持ち座布団座り
 夫婦猫後ろ姿


 今年は招き猫羽子板は少なかったが、本格的な招き猫羽子板に出会えたのは大きな収穫でした。来年はこの店を一番最初に見に行くことにしよう。