栃尾人形   

栃尾人形
 種類:土人形
 制作地:新潟県長岡市 (旧栃尾市)
 現制作者:廃絶

 栃尾人形が認識されたのは比較的最近で参考文献にもある日本郷土人形研究会による調査がおこなわれ初めてその全貌が明らかになった。また「栃尾人形」という名称もここで初めて使用されるようになった。日本郷土玩具(武井武雄、1930)にも記載はない。したがって情報量は甚だ少なく、日本郷土人形研究会による図録が唯一といっていいものである。ここに示す情報もこの図録からの抜粋である。
 栃尾人形は小型のものが多く、大部分は前面の一枚型の型のみでつくられている抜き型取りのため、凹凸のあるのは表側だけで裏面は平面となっている。大きいものの一部には二枚型で制作されたものもある。

高さ55mm 裏面は平面
裏面には何もない
底はわずかにくぼみが見られる
 
 正面方見ている分には一般的な座り猫に見える

   ※画像は名古屋のNさんによる
   ※郷土人形図譜第3号 栃尾人形(1993 日本郷土人形研究会)に掲載されている



参考文献
郷土人形図譜第3号 栃尾人形(1993 日本郷土人形研究会)
日本郷土玩具 東の部(武井武雄、1930 地平社書房)