酔玩洞玩具
種類:土人形
制作地:埼玉県川口市
制作者:泉孝次( −2009?) (廃絶)
泉孝次さんの詳細は不明であるがかなり古くから日本郷土玩具の会で活動されてていたようである。郷土玩具蒐集家で仕事であった印刷関係の技術を使い蔵書票なども作っていた。
土鈴は販売用ではなく、趣味の会での配布用に作られたようで「酔玩洞玩具」と呼ばれている。元になる郷土玩具やこけしを土鈴にしたり、オリジナルの土鈴を制作した。実に多くの土鈴を制作して実態はよくわからない。
ダルマ抱き猫 | |
右手で達磨を抱く | 白猫に黒の斑 |
招き猫のポーズにも見える | 尻尾はない |
高さ5cm足らずの小ぶりの土鈴 黒い斑の入った白猫が目入りの達磨を抱える 尻尾はない 招き猫は何種類かあるが、 この猫の面相は異なり雰囲気が違う 制作時期の違いなのか? 高さ48mm×横37mm×奥行39mm |
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文字は旧所有者のものか? |
ダルマ抱き招き猫 | |
座って達磨を抱える | 尻尾はある |
上 こちらの猫はしっかりと左手で招いている 黒い斑の白猫 黄緑色の首玉 福の文字入り目入り達磨を抱える 尻尾に黒い斑が入る 高さ約60mm 下 鯛抱き招き猫 右手挙げの黒斑入り白猫 前垂れと金の鈴を付ける 後ろ姿を見ると猫は立っているようだ 尻尾に黒い斑が入る 高さ約60mm 2点とも名古屋のNさん旧所蔵品 |
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鯛抱き招き猫 | |
右手挙げ | 前垂れに金の鈴 |
立って抱える |
鈴を振りふり 泉孝次さんの土鈴・1
泉孝次さんの土鈴・2
泉孝次さんの土鈴・3
インスタより埼玉の土鈴
鴨方土人形の橋本淳一さんのインスタグラムには千両箱を抱えた招き猫と鞠を抱えた招き猫がアップされている。千両箱抱えは「招き猫尽くし」にも掲載されている。
参考文献
招き猫尽くし (荒川千尋・板東寛司、1999 私家版)
福の素24号(日本招猫倶楽部会報、1999)
全国郷土玩具ガイド2(畑野栄三、1992 婦女界出版社)
おもちゃ通信200号(平田嘉一、1996 全国郷土玩具友の会近畿支部)
招き猫博覧会(荒川千尋・板東寛二、2001 白石書店)