宮島張り子
種類:張り子
制作地:広島県廿日市市
現制作者:田中司郎(宮島民芸工房)
宮島張り子は古くからあったようだが、後継者がおらず途絶えてしまった。
張り子の研究もしていた宮島彫りの彫り師田中司郎により昭和50年復活させた張り子が現在の宮島張り子である。宮島に色彩のあるおみやげをということでひじょうにカラフルな色彩をしている。鳥の張り子が多いということだが、鳥以外にも種類は多い。土人形と同じように石膏型の内側に和紙などを貼り付けて成形する内張によって制作されている。
宮島張り子の白猫 | |||
何となく控えめな表情 | 左手挙げ | ||
白猫に黒の斑 | 尻尾のような凹凸はある | ||
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宮島張り子の特徴は華やかな色彩、鳥の場合は幾何学的な模様などに特徴がある この招き猫も派手目な赤の首玉と前垂れに金の鈴を付けている 猫のフォルムは比較的オーソドックスなスタイルである 黒猫もある 中には豆?が入っているのか振るとカラカラと音がする どこで購入したか記録が残っていないが おそらく東急で開催されていた郷土玩具展ではないかと思われる どちらにしろ20年以上前の作品ではないか? 高さ117mm×横85mm×奥行68mm |
中川政七商店の読みもの 厳島神社から新年へ羽ばたく干支の張り子
okeiko Japan 宮島の伝統工芸品 宮島張り子の魅力
参考文献
招き猫尽くし (荒川千尋・板東寛司、1999 私家版)
全国郷土玩具ガイド1(畑野栄三、1992 婦女界出版社)
おもちゃ通信200号(平田嘉一、1996 全国郷土玩具友の会近畿支部)