寒風の中、馬頭観音絵馬市へ行く  
                                    
                                                         修正版 2025年2月19日

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 2年前に岐阜のNさんがインスタグラムに画像をアップして気にはなっていた。しかも距離も近い。天気もいい。埼玉県東松山にある妙安寺(上岡観音)で毎年2月19日に開催される例大祭には絵馬市が立つので行ってみた。
 天気はいいのだが、寒波襲来で日本海側は大変なことになっている。関東は晴れているが北風が強く冷え込んでいる。どうしようかと迷ったが電車で行くことにした。東武東上線で1本(実際には途中で特急や急行に乗り換え)、バスで1本の場所である。
 東松山というと小学校の遠足で行った吉見の百穴、あるいは隣の駅の高坂に高校の頃天体観測に行った場所という程度の認識しかない。とにかくそれほど離れていないというイメージであった。実際に東松山から通勤していた同僚もいた。

 絵馬市が開催されるのは埼玉県東松山市にある曹洞宗の寺院、慈雲山妙安寺である。上岡馬頭観音と言った方が通りはいいようである。寺の詳細に関しては次の妙安寺のHPを参照されたい。
                       慈雲山妙安寺のHP
 なお、歴史や制作などに関しては下記のYouTube映像が詳しい。

  開催場所:妙安寺(上岡観音)境内  埼玉県東松山市岡1729 絵馬市開催は毎年2月19日 9:00~15:00

東松山の駅の横にあるバスターミナルから
熊谷行きのバスに乗る
本数は結構あるようだ。
場所は上岡バス停で降車するとすぐ分かる
東松山駅到着 すでに絵馬市に行きそうな人が並んでいる
妙安寺到着 のぼりが強風にはためく
絵馬講の奉納品 絵馬掛けには馬の絵馬がかかる


9時から販売開始だが、
実際には常連さんはもっと早くから
お目当てを買っているようだ
 宝探しの様相
掘り返さないとどのような絵馬が
あるかわからない
祈祷の時に上の方にあったものは
下に潜ってしまっているようだ
干支ものを見かけなかったが
すでに売れてしまったのか?
それとも下の方にあるのか?
 馬が多いが、馬にもいろいろある
古くからのデザインもあるし、勢いのあるもの、
静かな物腰の馬などさまざま
看板にもあったが
牛は盛んになった酪農の「乳牛安全」に
関わるものだろう
豚も同じように養豚に関係するものだろう
農耕馬から代わったトラクターが
絵馬になっているのもここの絵馬の特徴
珍しいのではないか
岐阜のNさんのインスタで初めて知った
 トラクターにも何種類かある
上は手押しタイプの小型だが
左は乗用タイプのもの
粘泥地用のキャタピラータイプもある
 干支ものは見かけなかった
すでに売れてしまったのだろうか?
 絵馬(大) 一尺二寸
7頭立てのみのようだ
1点あるのは干支の絵馬

干支の小は売れてしまったのか?
 明治時代の古い絵馬
7頭立て
古い奉納幕が使われている
すでに絵馬講は解散して、
現在は保存会が制作などをしているようだ
この絵馬市は国の選択無形民俗文化財に
指定されているとのことである

山積みになっていた
今年の絵馬も完売したとのことであった
寒かったので取材不足だったが、
帰宅してから見ると看板に
「家内安全、商売繁盛、馬体安全、
進学成就、交通安全、身上安全、
 乳牛安全、厄除け」とあった
絵馬講のの半被 上岡観音七人衆の半被
 地元東松山ケーブルテレビの取材も来ていた 


寺の本堂も馬尽くし
そこら中に馬
瓦の名称は難しいが
巴瓦(かな?)の部分にも「馬」
奉納品にも馬が多い
本堂正面にある奉納額
妻沼観音講(熊谷)の創立25年である
大正11年(1922)に奉納された


 
まだ露店などは準備をしているところも多い 本堂脇 人でも多くなってきた
馬が行列で歩いて行く
近くの乗馬クラブから来ているらしい

11時頃から神馬の行列があるようだが
寒すぎるので今回は見合わせた
左は神馬の馬舎のようだ
絵馬が掛けてある
神馬の馬舎 
まだ9時台だがあっという間に本堂前に行列ができた
周辺を散策したいところだが、
北風の強風が吹いて寒い
早々に帰ることにした
来年も干支の午の絵馬を買いに
来そうである
比較的バスの便はあった 東上線で帰宅
全国でも手描きの絵馬は少なくなった
猫は最近制作されたようで
かわいい(可愛すぎる)絵柄
斑猫の左手を挙げた招き猫になっている
しっぽは鍵尻尾となっている
同じく縁起物の達磨が並ぶ
背景は松だろうか?
絵馬(小) 6寸
モミ材?
裏面の画像はないが
180mm×138mmが
絵馬の描かれている板の大きさになる

※下記の松山市教育委員会の
映像(2001-02)ではモミを
使用しているという
スギかと思ったが色目からすると
モミのような感じがする
スギと同じ針葉樹だが
現在は何を使っているのか
来年確認したい
副産物

岐阜のおじさんからの頂き物
所蔵する「新田猫」と「猫の護符」の
プリント冊子
ありがたく使わせていただく


 もう少し調べて紹介したいが、資料が不足している。調査報告書もあるようだが未入手。来年の絵馬市までには入手してもう少し充実した内容にしたい。
 来年は午歳ということもあり、馬頭観音の御開帳があるようだ。また行くことになりそうだ。ぜひ当日は穏やかな日であることを願いたい。





  2026年版
      からっ風の中、今年も上岡観音絵馬市へ行く

 昨年始めて行った東松山市の上岡観音絵馬市へ今年も出かけていく。
 せっかく目覚まし時計の時刻をセットしたのにアラームのセットを忘れていて寝過ごした。さらにETCカードを入れ忘れるという失態。インターチェンジに入る前に気がついて慌てて入れた。
 東松山ICまでそれほど距離はない。しかしICを降りてからけっこう距離がある。現地に着いたのは9:30頃になっていた。


   
予定より到着はかなり遅れてしまった
ちょうど空きができ駐車場に入れた
第2駐車場に駐める 向こうに目的の上岡観音堂が見えている
上州の空っ風が吹き抜ける 秩父おろしでのぼりがはためく
高崎だるまのだるま屋が出店している 馬頭観音堂  
お参りは後回しで絵馬の売り場に向かう けっこう混み合っている
山積みの絵馬から宝探し 人が多いので前に進むのは大変
さてどれにしようか みんな思い思いの絵柄を選ぶ
気に入ったものがあると確保してさらに探す 欲しい図柄を探す
今年はハネを2枚となった 目についたのは馬以外はこの牛しかなかった
絵馬講の半被  ケーブルテレビの取材陣
秩父おろしが吹き抜ける 神馬はまだいない 厩にかかる絵馬
馬用のササと人参 目立つJRAの奉納品 しかし寒い、早々に退散することにした

 天気はいいが今年もからっ風が吹き抜け寒かった。ネット上の情報を見ていると9時に販売開始だがフライングで目当ての絵馬を押さえて確保するなどかなり熾烈な争いになっているようだ。店の幅に制限があり間口が狭いので新作などを買い求めるマニアが集中しているようだ。今回は出遅れたがそれでも店の前は込み合っていた。来年は販売開始を取材してみたい。
 今年はハネの「見返り」が出るということだった。手に持って確保している人は見かけたが下から掘り起こしても見つからなかった。2頭立ても見かけなかった。やはりもう少し早い時刻に行く必要がある。今年の特徴は午年ということで馬に特化して製作されたようだ。馬以外は牛が一山あったがそれ以外の図柄は見かけなかった。今回は男性の絵馬師と女性の絵馬師のハネを各1枚入手した。今回は絵馬講のパンフレット(15ページのブックレット)をもらえた。絵馬市保存会が今年の絵馬市に向けて発行したものだった。
 絵馬の収集はおこなっていないが、手描きの絵馬は少ないだけに興味がある。まだまだ絵馬市通いは続きそうだが、最大の敵は寒さだ。寒いので妙安寺周辺はまだ見ていない。できることならもう少し暖かい季節に散策してみたい。馬頭観音の御開帳も混みあうからか、祈祷の申込者に限定されていたのは残念であった。

今年の収穫  
ハネ
女性の絵馬師による作品
優しい絵柄



ハネ
男性の絵馬師による作品
力強い絵柄


今回の頂き物の
パンフレット表紙
パンフレット裏表紙






    馬頭観音の絵馬市(2025)  リンク切れの場合は観光協会の「東松山観光」で探してみてください 
    妻沼聖天山界隈 「第35回祈りの形 絵馬その2」 (くまがやねっと) 2015年と少し古い記事だが参考になる
       ※妻沼聖天山界隈 「第33回祈りの形 絵馬その1」 (くまがやねっと)  こちらは熊谷を中心とした情報
    上岡観音の絵馬市(東松山市教育委員会)平成13年撮影(約35分)
    妙安寺の僧侶になって初めての「絵馬市の話」(令和7年)  

   最近は更新されていないが”こたつ島”さんの次のブログが詳しくレポートしている
    絵馬ブログ 慈雲山妙安寺馬頭観音(武州上岡観音)の絵馬市の習俗
    うちのガラクタ 443絵馬市  FC2ブログ村
    上岡馬頭観音の絵馬 みやげもんコレクション248 (マガジンハウス)