トロッコ王国 新版  2006年8月7日改訂

トロッコ王国とは何?
 かつて日本一の赤字線ということで町長自ら銀座で乗車券を販売したりして全国的に有名になった美幸線の廃線跡を利用してつくられた王国です。美幸線は美深と北見枝幸を結ぶ予定でしたが、路盤やトンネルなどはほぼすべて完成していながら、美深と仁宇布の間わずか20km程が部分開通しただけで廃線になってしまった旧国鉄の路線です。その廃線になり撤去し始めた線路のうち、まだ線路が残されていた仁宇布側5km程を町が買い取り、それを借りて地元有志を中心に往復10kmをエンジン付きトロッコで自然を楽しみ、まちづくりを推進していこうというのがこのトロッコ王国です。

  トロッコ王国は1998(平成11年)年7月に開国してトロッコの運行を始め、 平成13年度には国土交通大臣賞を受賞、そして平成16年3月1日NPO法人として認証を受けています。
 王国では美深町の所有物である線路および鉄橋などの施設を無償で借り受け、入国者に開放する一方、車両の製作・整備、線路の保守管理などを行っています。


日本一の赤字線「美幸線とは、 王国のある仁宇布(にうぷ=にっぷ)とは
 美幸線は昭和39年(1964年)美深から仁宇布までの部分開通しました。その時の暫定的な終点が仁宇布でした。途中には東美深と辺渓(ぺんけ)の2つの駅がありましたがいずれも無人駅で駅員がいるのはこの仁宇布だけでした。
 仁宇布地区の開拓は美深に遅れること8年、明治40年に始まりました。明治45年には仁宇布駅逓所が開設され、人や荷物の運搬、宿泊などを請け負っていました。
 やがて地場産業のひとつである澱粉生産量も多くなり、地元では鉄道敷設の要望が高くなってきました。そして昭和4年鉄道建設促進期成会が開催されました。昭和6年現地調査、昭和10年測量と進んだ建設計画は戦争で中断したものの、昭和28年国会で美深−枝幸間を鉄道建設予定線とすることが可決されました。昭和33年美幸線起工。そして昭和39年10月5日美幸線が部分開通しました。その年は仁宇布に電気がやっと開通した年でもありました。開通当時の仁宇布は六十戸程の集落でした。その後も工事は進み、トンネル、鉄橋、路盤とすべて完成し、枕木も準備されました。しかし折からの国鉄再建で赤字路線の切り捨てにより、開通当初から全線開通しないと赤字は必至といわれながら、美幸線は日本一の赤字線のまま仁宇布−枝幸間は線路が敷設されることなく昭和60年(1985年)9月16日をもって廃線となってしまいました。
 列車の走らない線路には白樺などが芽吹き、だんだん自然の姿に戻りつつありました。そしてやがて枕木も取り払われかつての鉄道の面影も少しずつ消えていこうとしたその時、地元の有志が動きはじめました。
 今では市街地と仁宇布の20kmの道のりもわずかの時間で行き来できるようになりましたが、美深市街地に比べ電気も電話の開通も遅れ、生活基盤の整備に大きく遅れをとった当地域では特に鉄道に対する思い入れはひじょうに強かったと聞いています。それだけに廃線になり撤去されていく線路を何とか残せないかと言うことで町で買い取った鉄道跡地を借り受け、白樺などが繁茂し自然に戻りかけていた鉄路を整備してトロッコ王国が誕生しました。

      
    美幸線記念碑    仁宇布駅逓所モニュメント

美幸線の名残

     
この先北見枝幸まで続くはずだった。あと線路を敷くだけだったのに  しかし、美深方面の線路はわずかに残されていた


トロッコ王国はどこにあるの?
 旭川の北80km程にある名寄からさらに20km程北上したところに位置しているのが美深町です。この美深の中心街からさらに20km程道道49号線(美深雄武線)を進んだところにある、かつて美幸線の部分開通した終点にあたる仁宇布(にうぷ:地元ではニップという)という集落にあります。
                                         

どうやって行くの?
 交通手段
 まず現地に行かなくてはなりません。これがなかなかやっかいなのです。何しろ小さな集落ですからバスが走っているとはいえ極端に本数が少ないのです。列車とも連動していないので、ここだけを目的にしている観光客以外にはほとんどあてにできないといった方がよいでしょう。もしバスを利用するとなれば、1日がかりになってしまうことを覚悟した方がよいでしょう。やはり何か機動力が欲しいところです。自転車は行きの登りがきつい。人数がまとまればレンタカーが1日5000円程なのでいちばん安いかもしれません。一人でもタクシーより安いかも知れません。
 国道から道道に入って最初の信号!の所にあります。走っていると「道を間違えたかな?」と不安になるかも知れませんが、心配いりません。やがて高広の滝の駐車場(トロッコの終点に当たる)が見えたらあと5km。もうすぐそこです。集落が見えてきたら左手に駐車場入り口の案内があります。通り過ぎても信号のところで左折すれば大丈夫です。
      

 旭川・名寄方面から行くと市街地に入る手前の国道右手に山村留学の里や松山湿原の案内板が見えます。トロッコ王国の旗も立っています。
 稚内方面からだと見逃しやすい。左手にセイコーマートが見えたらすぐです。    


トロッコ王国では何ができるの?
 トロッコ王国では何ができるか。それは自走式の車両を運転して自然を満喫するそれに尽きます。

 ←こんな感じで運転です
 ここから出発   最初は見晴らしのよいロケーション   だんだん木が迫ってくる  さわやかな林間コース
  
 最高の眺め   当時の鉄橋もそのまま   5km先の終点「高広の滝」
  ここからまた5km戻る
 こんな感じで  Uターン  こんなところに=^・^=が写っていた


どうすればトロッコに乗れるの?

入国受付
 なお受付は旧仁宇布の駅跡に建っているトロッコ王国の事務所『コタンコロカムイ駅』でおこないます。入国料大人一人1200円也。パスポートと記念の硬券の切符が発行されます。あとは出発を待つだけですが、ここであなたの運不運が試されます。何しろ単線ですので前の入国者が出発してしまうと全員戻ってくるまで次の出発はできません。出発直後なら50分程待たなければなりません。

料金
 おとな(中学生以上) 1200円  こども(小学生) 600円  幼児 無料
 記念のパスポートと硬券付き

※運転は普通免許を持っている大人のみ

営業
 ゴールデンウィークから10月末まで(年によって多少前後するので問い合わせを)
 無休(雨天運行) ただし台風接近などで臨時運休することはある
 9:00〜16:00(夏期は17:00まで延長 :今年は7月20日〜8月20日)

        詳細はトロッコ王国オフィシャルサイトで確認してください。


受付手順

@入国受付はこの中で Aお盆前後の混んでいるときは外で記入し、中で受け付けすることも B入国申請書を持って中で会計 運がよければ女性が受付しますが、ほとんど可能性0。まあ、儲からない仕事をやるのはおじさん達の世界です。
C後は順番を待つだけ
 駅舎の中で待つもよし
D外のテントで待つもよし(テントがない場合もあります) E向かいの店で食べるもよし F出発が近づくと放送で呼ばれてこの前で説明が始まります

トロッコとはどんな乗り物なの?
 営業当初は保線用の小型軌道車でしたが、だんだん改良がすすみ、オリジナルの車両になってきました。基本的には耕耘機などで使用される7馬力ほどの小型汎用2サイクルエンジンを積んでいます。ただ最近はかなり牽引力のある車両や2階建て車両、はたまた漁船にも使えそうなエンジンを積んだ大型車両も登場してきました。
 最近は雨や寒さ除けでフードの付けたタイプが多くなってきました。夏でも薪ストーブが必要な地域独特の装備です。もちろん晴れていればフルオープンの方が気持ちがいいのですが、天気のよい日でも日が傾いてくると風防ののありがたさがわかります。何しろ8月でも夜寒いと思うと気温が一けたになって息が白く見える土地柄ですので。
 操作は一台ごとに異なりますが、基本はアクセルとブレーキだけです。エンジンも一部スターターロープのタイプがありますが、ほとんどセルモーターでかかるようになりました。
 ただし運転できるのは免許証を持っている大人に限っています。

 運転上注意すべき点は
   @踏切はすべて横断優先(一時停止で譲る)
   A車間距離は100m!十分に間隔をあけよう)
   Bブレーキはアクセルをゆるめてからポンピング(鉄の車輪が鉄の線路の上を走ります。おもしろいほどいや怖い程ロックします。)
   Bタバコは厳禁、もちろん投げ捨てはもってのほか

  
 1号車
 フードが付いた。最近はこのタイプが王国のメイン車種になっている。ベンチシート+サドル
 2号車
 これもフードが付いた。ベンチシートタイプ
 3号車
 これもフードが付いた。サドル+ベンチシート。
写真はフードが付く前のもの
  
 4号車
 元四駆でパワーがあった。現在はフードが付いた。ベンチシート+サドル
  5号車 スカイライナー号
 元は高所作業用に作られた。2階が特等席の
人気者だがちょっと遅い。ベンチシートタイプで2階は座席なし
  6号車
 いちばん原型に近い車種。
 サドル+ベンチシート
 7号車  通称ブルーライナー号
 油圧制御のマニアックな車両。エンジン載せ替えでセルスタートになった。フルカバー車両だがフルオープンにもできる。
 8号車
 サドル+ベンチシート 
 9号車 北星ナイン号
 大型30人乗り。最初は側面の星が8つしか
なくご愛敬だったが知らないうちに9つに
なっていた。 スタッフ運転
  
 10号車 エンジンをかけるまでが大変。
チョークも自動でないため走りながら自分で
調整しなければならない。 スタッフ運転
 11号車
 3人乗り自転車タイプ。軽いので速い!パーキングブレーキが特殊。サドルシートのみ
 12号車  2人乗り自転車タイプ
 サドル+ベンチシート
     
 13号車 只今参上
 王国の最初の前面フード付き車両。天井部分のシートは巻き上げられる。ブレーキ操作が特殊
 14号車  スカイライナー2号
 改良されて2階にベンチシートが付いた
  15号車  ニウブネイチャー号
 20人乗り。9号車よりオープン性があり、騒音も 改善された。 スタッフ運転
 16号車 チョロQ
 フードが付いた。昨年はなぜか15号の表示があった。ベンチ+サドルシート
 17号 シルバーカー
 ベンチシートのみ
 18号車
 サドル+ベンチ
 19号車
 かなりスピードが出る。サドルシートのみ
 20号車
 サドルシート+ベンチ


トロッコを乗りに行くときの注意
 せっかく自然体験をするのだから時間には余裕を持っていきたいもの。ただ乗客の大部分は夏に集中します。特にお盆を挟んだ1週間はかなりの混雑となります。そのあたりの情報が口コミなどで伝わってか、最近は以前程の猛烈な混雑とはならず、最大で1時間ほどの待ち(発車直後の受付の時)で、運がよい人はすぐに乗れました。かつてこの時期は完全に相乗りとなっていましたが、2004年からはそれがなくなりました。完全に1グループ1台で運転してもらっています。一番混む時期を避ければ、車両のリクエストにも応えてくれます。8月下旬になると北海道の学校は夏休みも終わり、かなり乗客は減ってきます。この時期になると朝の第1回目の運転などはかなり余裕があります。
 スタッフの立場から言うとやはりゆっくりと楽しんでもらいたいので、旅行日程に余裕のある方はぜひ繁盛期を避けて来国していただきたいと思います。単線のため一度出発するといろいろな時間を含めて1時間位しないと次の出発ができません。したがってどんなにがんばっても1日の中で運行できる回数が限られてきます。しかも乗るからには運転してみたい(線路の上の運転なのでハンドル操作はなく、実際にはアクセルとブレーキ操作だけなのですが、満足感が違うようです)というお客さんの欲求も満たさなくてはなりません。また混んでいるからといって遠くからのお客さんですと、なかなか出直すわけにも行きません。  トロッコ王国を楽しむためには、とにかく時間も、心も余裕が大切です。

 余程の天候でない限り、雨天でも運行しています。カッパなどの雨具も用意されていますので雨天でも乗車できます。ただ8月でも雨が降ると20℃を下回るのが普通ですので防寒などの対策をしておいた方がよいでしょう(晴れていても日が傾くと急に気温が下がってきます。雨が降っていなくても防寒具はお貸ししますが、自分にあったものを用意しておいた方がよいでしょう)。
 スタートしたときは曇っていたのに途中で雨に降られ、スタッフカーで雨具を届けるなどということもありました。天気が怪しいときは無駄と思っても雨具を持って行った方が無難です。
 冷えた体は駅舎内のストーブで温められます(8月でもストーブを焚く日が多いのです・・・)。道外の方にはこれがまた北海道のよい思い出になるようです。

駐車スペースはたっぷりあります。車庫の向こうや左手方面も開放しています。キャンピングカーでも大丈夫。


駅舎(美幸線の仁宇布駅ではない。地面に拡がるコンクリート部分は当時の駅舎跡)はこんな感じです。

 北海道に多摩張り子の招き猫  8月にストーブ!

 駅舎内に入ると招き猫がお迎えします。これは国土交通省の国土交通大臣賞を受賞した記念に=^・^=が持って行ったもので裏面に記念の文字が入っています。東京で今でも手張りで制作している多摩張り子です。けっこう受付に聞いてくる人がいるというので昨年(2005年)、説明プレートを制作しました。

           
            薪ストーブと雨具は常にスタンバイ



王国を支える装備

 スタッフカー
 
 開国準備に大活躍の除雪車 2003年完成の車庫兼作業場ができていました。
車庫はかなりの大きさ  クレーンや溶接機など装備も充分  すべての車両が入ってしまう。  整備用のピットの穴
 =^・^=は昨年転落した
現在では水洗トイレも整備されています。

ほとんど使う人はいませんが、バイオトイレも健在。時々エサをやりに行くことにしている(もちろん果物の皮などの生ゴミです!)
王国のバイオトイレ
 トイレの中ではなにやらぐるぐるかき回されています。初めて見る人は○ンコと間違えるのですが、これはおが屑です。
 おが屑の中で排泄物を分解し、肥料にしてしまうハイテクトイレなのです。
 この鉄道にはこのトイレが似合うというお客さんもいます。  

ちょっと持ち時間に
 とにかく周りに店らしい店がないのがこの王国です。アイスクリームや飲み物程度なら駅舎でも買えますが、食事となると駅舎前のトロッコ亭「はまなす」か「コイブ」しかありません。
 「はまなす」は2003年に開店し、夏期は毎日(不定期休)開いていますが、それ以外は土日と祝日のみの開店だそうです。最近は=^・^=もボランティアの時は毎日のようにお世話になっています。「コイブ」は毎日開店しているようです。

2003年開店 トロッコ亭「はまなす」
王国とは別経営
 「はまなす」のメニュー
畑で採れたトマト入り冷やし中華
 揚げたてかき揚げ入り
 冷やし天ぷらそば
   
駅前のコイブ 
カレーなどの食事ができる
写真は呼び込みのお兄さん
 コイブはヒツジソフトクリームと
 ヒツジアイスが名物
 駅舎では食事はないが市販品の
 アイスクリームや飲み物はある。


取材陣

 最近は少し減ったようですが、テレビ局や雑誌の取材が結構やってきました。

     
STVによる、何と生中継   別の取材で風見慎吾がやってきた  これも別の番組

おみやげ

おみやげ
 トロッコ王国特製のチョロQが2002年から販売されています。夏なら駅敷地への入り口にある売店「コイブ」のヒツジソフトクリーム(羊乳使用)はいかが。観光地でお馴染み提灯もあります。
 比較的最近まで廃線時の記念ペナントがありましたが現在はもう残っていません。
トロッコ王国特製チョロQ  1000円也

どうせ行ったなら(近所のみどころ)   

智恵文のひまわり畑(となり町ですが)
 もし夏に来たら日本一の面積といわれる智恵文のひまわり畑を見逃す手はない。以前はお盆で帰省する人たちに合わせ、見ごろが北竜などと比べ遅かったのですが、2004年からは早咲きと遅咲きを植えて、長期間楽しめるようになりました。北竜などでひまわり畑を見逃した方もここなら堪能できます。畑を三分割して連作を避けているので、翌年行くとまた違った風景を見ることができます。
チョウザメ館
 美深温泉の「チョウザメ館」ではチョウザメの立ち泳ぎが見られます。無料で早朝から開館している。
 ※美深温泉は大人300円なのでキャンパーなどの旅行客にはお得。3000円の回数券なら12回入れる。



    大きな画像を見たい!
松山湿原
 トロッコ王国の近くにある日本最北の高層湿原。天竜沼900m程登山道を登る。頂上にはアカエゾマツやワタスゲ、沼が広がる。晴れていると気持ちがいいが、陽射しを遮るものがないので陽射し対策は必要。左写真は何年か前の8月14日だが湿原独り占め状態。散策所要時間1時間30分〜2時間。

〔注意点〕
 ・熊の生息区域
 ・期間は毎年6月中旬以降〜10月末まで
天竜沼(松山湿原)
 松山湿原まで登るにはちょっと自信がない、時間がないという方には松山湿原登り口の駐車場前にある天竜沼がおすすめ。ここまでは車でこられるし、足下をしっかりすれば沼を一周できる。
 かつて赤字線対策の一環で「日本一の美女・美幸線で松山湿原へ」と女優の司葉子を招いたことがあった。この碑はそのあとに建てられたもの。表面の撮影を忘れたが、「あゝ秘境・びふか松山湿原」だったはず。

        
井上食堂
 美深市内にある隠れた名所。
 通りがかりの旅行客ならまず寄ることはない。
圧倒的な組み合わせに初めての客は戸惑う。ラーメンでも麺・スープ・油の種類・トッピングと実に組み合わせは様々。食事を待っていると箱を持ってソフトクリームの持ち帰り客が多く訪れる。ソフトクリームも種類(サイズ)がやたら多い。
 ソフトクリームを持ち帰るというのも涼しい北海道ならではかも知れない。話題作りには格好の店。
井上食堂のメニュー



パスポートで見る王国の歴史


H11

H12

H13

H14

H15

H16

H17
これが歴代パスポートです。初年度の1998年は入国していないのでありません。

H11(1999年版)
 なぜかロシア語が入っている。住所も日本国北海道中川郡美深町仁宇布となっている。このころはまだ受付は売店のコイブでおこなっていた。

H12(2000年版)
 ロシア語がなくなり日本語の会員旅券の文字が入る。会長以外の連絡先が入る。

H13(2001年版)
 パスポートの色が赤になる。会員旅券の上のマークが「自然散歩」から「自然体験」となる。駅舎(事務所)の電話番号が入る。ホームページアドレスが入る。

H14(2002年版)
 またパスポートの色が緑に戻る。電話に加えてFAX番号が入る。ホームページアドレス変更。

H15(2003年版)
 色が青になり、これまでの三つ折りから二つ折りになって簡略化される。査証欄の施設利用の際の提示の表示がなくなる。料金やトロッコ運行規約がなくなる。路線図と写真がなくなる。電話番号2-1065の覚え方が「2人でトロッコ」から「にっこりトロッコ」に替わる。

H16(2004年版)
 色が紫に変わった以外は変更なし。

H17(2006年版)
 色が青になり、FAX番号が独立する。ホームページアドレスが変更になる。

 平成13年からの硬券が手元に残っています。初期の頃は硬券は記念品として販売しており、一般乗車ではパスポートが乗車券を兼ねていました。


H11

H11

H13

H15
 
     H17



参考資料:2005年以前の車両

     
1号車 最近はこのタイプが王国の
メイン車種になっている
  2号車   3号車
     
4号車  元四駆でパワーがあった。
  5号車 通称スカイライナー号
元は作業用に作られた。2階が特等席の
人気者だがちょっと遅い
  6号車  いちばん原型に近い車種
     
 7号車  通称ブルーライナー号
油圧制御のマニアック車
エンジン載せ替えでセルスタートに
なった。
 8号車   9号車 通称北星ナイン号
大型30人乗り。最初は側面の星が8つしか
なくご愛敬だったが知らないうちに9つに
なっていた。 スタッフ運転
     
  10号車 エンジンをかけるまでが大変。
チョークも自動でないため走りながら自分で
調整しなければならない。 スタッフ運転
 11号車 3人乗り自転車タイプ
軽いので速い!
 12号車  2人乗り自転車タイプ
 クラッチに相当する操作があるので最初は操作にとまどうかも。現在はない。
  
 13号車 雨でも安心。ブレーキ操作が
特殊
 14号車  通称スカイライナー2号
 改良されて2回にいすが付いた
  15号車  愛称募集中の20人乗り
  9号車よりオープン性があり、騒音も
  改善された  スタッフ運転
 
 16号車
 16年8月に導入された新車両16号車塗装前の貴重な映像。16号車は比較的スピードが出ないので高齢者向きかな?と言うことで=^・^=は「シルバーカーと呼んでいたら本当に銀色に塗られてしまった。現在の17号車
 16号車
 フードが付く前のチョロQ
 デビュー当時の7号車
 まだ手書きで「ブルーライナー王国号」とある


写真で見る王国

1999     、
 単独走行 右の少年はその後常連となり、現在は鉄道マンへの道を歩んでいる  のどかな時代
2000   
終点には看板があるだけ 車両をジャッキアップして手で反転していた
2001     
 終点は林道前
 翌年、左手奥が切り開かれた
  車両もこれで格納できた  レバー式の反転装置
     
 増築前   リフォーム前  町長の一日駅長で運転手をやった時
 戦闘の女性の顔で半分隠れてしまったが、2列目で運転している
2002   
見づらいが右線路奥に格納庫  ターンテーブル方式の反転装置
 車両の大型化で従来方式では対応できなくなってきた
 終点 前年度の林道の先が切り開かれた
入国査証料1000円になる
 増築後
2003     
左手には格納庫がまだある
車庫兼作業所はまだ裏面は開放
  念願の水洗トイレ完成  駅舎向かいに「はまなす」開店
2004  車両数増加や運転の効率化で夏期の混雑時も相乗りがなくなって1グループ1台の運行になった。
 相乗りなくなる
 竹馬・輪回し登場
2005
2006


どのように進化するのかトロッコ王国

トロッコ王国考

 順調に客足をのばしてきたトロッコ王国は2002年に初めて年間乗客数が1万人を超えました。翌2003年には8月中に1万人を突破しました。その際に当HPでも次のような記事を掲載しました。

2003年は1万人突破が8月に! (2003年夏)
 昨年度は乗客数が1万を初めてこえたばかりなのに、2003年度はついに8月25日で1万人を突破してしまいました。今年の1万人目は東京の親子4人家族でした。大変喜んでくれ、しかもまわりのお客さんもいっしょになって祝ってくれたのでスタッフ一同も感激でした。美深町長もかけつけ、記念品が渡されました。ちょうど雑誌のフリーカメラマンの方が取材に来ていたときだったので町長や王国の副会長といっしょに記念撮影をしていました。たぶんどこかの雑誌に掲載されるのではないかと思います。新聞も取材に来てインタビューを受けていました。
 もし来年1万人突破がお盆の時期に重なったらどうしようという心配も本気で考えておかなくてはいけなくなってきました。

  
雑誌カメラマンのリクエストに応え、
美深町長と記念撮影
 新聞取材を受ける一万人目のTさん

 しかし、この年をピークに2004年度、2005年度と1万人を切っています。2004年からは相乗りもなくなり、車両も十分確保できているのですが、やはり単線で往復という運営形態ですので一日あたりでさばける乗客数には限界があります。また運営に当たる費用もバカにならないものがあります。入国料の1200円という金額も乗客減につながっている可能性があります。1時間近く楽しめて1200円という金額はアミューズメント施設と比べても決して高くはないと思います。しかし家族大勢で乗車すればかなり高額になることも事実です。
 また出発した直後だと待ち時間だけでも50分近く時間がかかってしまうということであきらめる家族もいます。車両が折り返し、到着するまでの待ち時間を見計らって解説をするなどできるだけ待ち時間の軽減を図るという努力もしていますが、広い北海道を時間刻みで忙しく移動する旅行者にとってはあまりにものんびりした施設なのかも知れません。
 しかし、一度乗ってやみつきになるリピーターも大勢います。これから王国が存続していくためのいちばんのキーポイントは乗車して「楽しかった」と思ってもらえることでしょう。どんなに天候が悪くても、待たされても楽しければまたもう一度来国して頂けますし、口コミで評判を広げてくれます。体験型の施設であるトロッコ王国ではこれからどんなサービスが求められているのか考えてみる必要があります。
 その道のプロ達に支えられ、ボランティアに支えられて開国9年目、規模が大きくなった王国はひとつの岐路を迎えているのかも知れません。

      トロッコ王国オフィシャルサイトはこちら