ねこれくと写真館 新入り招き猫2

1 最近入手した古作の招き猫

 久しぶりに古作の招き猫を入手しました。ネットオークションは業者も入っているためとんでもなく高値が付いてしまうことも多々あり、悔しい思いを多くしてきました。今回は競争も激しくなく、妥当な価格で入手しました。
 やはり招き猫は第一印象が決め手です。見た瞬間これは入手しなければと経験と直感がはたらきます。この招き猫は初めて見る型で、写真で見たところ富山土人形かな?という印象を受けました。
 落札して届いたものを見るとやはり富山あたりの印象を受けましたが、確証はありません。愛嬌のある顔です。しかし、どこかで見たような目の描き方です。富山土人形を制作されていた渡辺さんの招き猫よりも手足の置き方に奥行きがあります。また小さいながら上げている左手はきちんと体から分離しています。一つ一つ手間をかけて制作されていた時代の招き猫なのでしょう。
 また素性を調べる楽しみが一つできました。            2004年3月21日

     

大きさ 横70mm×奥行60mm×高さ140mm



2 長門張り子の招き猫

 山口県の張り子です。宇土張り子の流れをくむ比較的新しい張り子です。残念ながら彩色はオリジナルではなく、古い花巻を摸していますが、丁寧なつくりです。手が動きます。

  
 有名な蛸抱き招き猫    意外に平べったい。

3 初辰さん 北尾製
 以前から欲しかった北尾製の手捻りの初辰さんを入手しました。少し剥げはありますが格安でした。なかなかいい顔をしています。いずれ、招き猫図鑑に移動する予定です。

    
 これ(右)も初辰さんだろうか?

 もう1匹追加しました。「招き犬?」と紹介されていたものです。業者さんの話では「3年ほど前に大阪の業者から、住吉の招き猫に稀に犬が混じっているという話を聞いたことがあります。真相は分かりませんが?・・・」とあります。手捻りの土人形は確かに犬にもみえます。顔は細く狐顔でひげを入れれば猫にも見えます。青い羽織を羽織っています。なぜか左右の耳の色が異なるのも不思議です。この人形のように大量に制作すればたまにひげの書き忘れということも考えられます。しかし北尾製のと比較すると彩色の仕方が違います。果たして正体は何なのでしょうか。


4 山田焼の招き猫  (2006年7月29日)

          
    参考資料 遊郭にあった山田焼?招き猫

 山田焼は、江戸中期に高山の西方にある山田で主に生活雑器を焼くために誕生したそうです。昭和中期までは数軒の窯があったそうですが、現在は一軒しか残っていないそうです。
 業者の言葉を信用すれば、この招き猫もこの山田焼ということになります。いろいろと調べてみましたが、山田焼きの土人形は見あたりませんでした。かつて高山の骨董店にあったひじょうに大きな金色の三河系招き猫は店主の話ではかつて遊郭に置かれていたもので山田焼きといっていたように記憶しています。もしかすると土の人形制作者ではないが、生活雑器の一部として招き猫などの縁起物を製作していた可能性はあります。はたして真相はどうなのでしょうか。
 目がたれ目で愛嬌のある顔がひじょうに印象的な招き猫です。


加筆
 山田焼きの招き猫をアップしたところ、岐阜のNさんからすぐにメールが届きました。その内容は次のようなものです。
 「山田焼きについて、高山土人形を岩信成が製作をして、現在は娘の光子さんが小型の土人形を僅かに製作をしています。以前には岩信成の他にも数人が土人形を製作をしていたようです。これらの土人形を製作をしていたところが、高山市の西部にあたる山田の地区です。この地域では生活雑器を焼いていたこともあり、高山市内の骨董屋は慣れ親しんで、この山田の地区で出来た土人形も山田焼きと言っています。この招き猫は郷土玩具的な区別で云えば高山土人形です。」とのことです。
 高山土人形の岩さんのことは知っていましたが、山田焼とは結びついていませんでした。いろいろ調べてみると山田焼の生活雑器を制作している窯が1軒あるとのことですので、高山土人形と併せて2軒現在でも制作していることになります。
 なお、山田焼および高山土人形については次のところで情報を得ることができます。

           山田焼       http://www.koitoyaki.com/hida-yakimono
           高山土人形    http://www.sarubobo.jp/main/vol120main.html


5 謎の日光土鈴  (2006年7月29日)
 ちょっと小さくて、カラカラいい音がする、不思議な土鈴。お土産品だろうか?裏に日光の文字がある。位置から考えると縦向きで招き猫になるのだが、日光という土地柄を考えると横向きにして「眠り猫」のようにも見える。でも顔をこちらに向けているので眠り猫にしては不自然。後ろ足の位置を考えるとやはり眠り猫か?
 状態がよいのであまり古く見えないがけっこう古い作品ではないかと思う。
 

              
       紐は後付け       横にして眠り猫の方が自然か?


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