MEMORY OF MY CAT

            MEMORY OF MY CAT            

 平成18年1月29日(日)
 ついに飼っていた猫くん(実家にいる)が亡くなりました。もう時間の問題で覚悟はできていたのですが、やはりいなくなると何か心にぽっかり穴が開いたような気持ちになります。
 17年前の平成元年に旅行先の富山県のペットショップで買った猫です。ペットショップの店長に「しあわせになるんだよ」と見送られはるばる東京までやってきました。それから17年、いて当たり前の生活が続きましたが、ついに今日平成18年1月29日未明(おそらく午前5時ころ)、16歳10ヶ月の命を閉じました。幸せな一生だったかどうかは聞けませんが、飼い主一家に幸せを運んできてくれたことは確かです。
 17年間ありがとう。天国でまたいっしょに暮らしましょう。 合掌
 このHP上にメモリアルページを作成していきます。  (1月29日)

 と思ってこのページも2年以上そのままになっていました。そうこうしているうちにわが家の歴代ネコ君達で埋葬されている2匹の遺骨収集をおこなう必要が出てきました。そこでトム君に限定せず歴代猫についてもいっしょに記録しておこうかと思います。そうは言っても初代は30年以上前であり、写真もそれほど多く残っているわけではありません。写真は出てきたときに少しずつ足していくことにします。
                                   (2008年6月15日)

わが家のネコ君
初代 クロ   〜1975年?行方不明
二代目 黒トラ 1975年?〜
三代目 赤トラ(チョンタ太)   〜1989年行方不明
四代目 チビ猫 1986年
五代目 トム君 1989年〜2006年



 Namerikawa’s Fa  通称 トム
 平成元年4月1日−平成18年1月29日、富山県滑川市出身 チンチラ 雄 一応血統書付き
     

                  
              初めてデジカメを買った頃の写真
              1997年8歳の頃
   このキャラクターのモデルになった

 長く記憶に留めておくため、思い出したことを順次書き留めておきます。

なぜ、富山県のペットショップで買ったのか?
 平成元年の1月、まだ正月気分もさめない頃、前に飼っていたチョンタが行方不明になった。捜索願の張り紙も貼ったが、情報は得られず、結局行方不明のままになってしまった。猫にはよくある話である。そもそも我が家の猫は初代クロネコ(勝手に入り込んできて居着いてしまった。これも行方不明になったがその後目撃されている)。2代目黒トラ(これは我が家で病死)。3代目赤トラ(チョンタ)。その間に3.5代のチビ猫(これはすぐに亡くなった)がいた。3代目は詩人の長田弘家からもらってきた雑種で、これ以外は皆、ノラ出身である。
 次に飼うときは毛の長いのにしようと言っていたが、ペットショップをのぞくと12万円位が相場で、どこでも6桁の値が付いている。そんな平成元年のゴールデンウィークに北陸へ行った。何をしに言ったのかはっきり覚えていないが、たぶん砺波のチューリップフェアにでも行ったついでに輪島まで足を伸ばしたのだと思う。輪島の朝市に寄り、帰りに見かけた能登半島ののペットショップに何気なく入ると何とペルシャが七万だった。「地方なら安いかもしれない!」。帰り道の八号線沿いにあるペットショップを電話帳で探し、メモをとり、一軒一軒見て回ることにした。富山市内ははずれだった。そして運命の滑川駅前。
   「ペットショップ・マーチ」のショウウィンドウに白い仔猫がいた。「安い48000円!」破格値である。しかし持ち合わせがない。まだ土日祝日は銀行のATMも稼働していない頃である。電話で聞いてみるとカードでもOKだった。「やった」これは連れて帰るしかない。

 5匹いた中でいちばん元気そうな1匹を連れて帰ることにした。平成元年5月5日のことだった。

       (続く)