来る福招き猫まつり in 伊勢 (2008年9月20日)

 伊勢の招き猫まつりも今年で14回目を迎える。2回目から連続13回の参加になる。
 今年は瀬戸会場と日程がずれているので余裕がある行動をとれる反面、金銭的にはつらい。伊勢会場はとにかく中野土人形の入手がメインテーマだ。とりあえず中野土人形は朝早く行かないと購入できないし、だいたい何個出品されるかかもわからない。夜行バスでは出遅れるので自力で行かなくてはならない。急がなくては。

 メロ君を実家に預けに行く。いったん自宅に帰り、台風の雨が吹き付ける中、伊勢に向かって出発。静岡県に入るあたりまではかなり雨足が強かった。途中で少しずつ眠気が襲ってきて、スピードが思ったほど上がらない。それでなくても雨足が強いためみんなスピードを抑え気味だ
 東名高速80km地点を目前に渋滞に巻き込まれた。御殿場付近だ。やがてほとんど停まってしまう状態。原因がわからない。気象条件で規制がかかっているのかそれとも事故なのか。やがて道路情報が入る地点にやってくると事故渋滞ということがわかった。
                        
 この事故渋滞ですっかり眠気が覚めてしまった。途中休憩を入れてほぼ快調にとばすが、しかし・・・、伊勢湾岸道に入り損なってしまった!名古屋インターから東名阪道経由で伊勢道に入るが大幅な時間ロス、しかも一般道には下りていないが、いったん出た扱いになるため、そこで深夜割引が終了してしまった。名古屋市内で夜明けを迎えてしまった。

        

 到着が予定よりかなり遅くなってしまったが、この時間ならまだおかげ横町の駐車場も空いている。まずは土人形の売り場に偵察に行く。事前のアナウンスはなかったが、昨年と同じ赤福本店前にある赤福会長?のガレージの建物だろう。オッ!もう並んでいる。しかも7人も。やはりお馴染みの顔だ。「遅かったじゃない」と言われてしまう。
 ここで岐阜のNさんからうれしいプレゼントをもらった。以前頼んでいるという話を聞いていた招き猫だ。高山「山田焼き」の招き猫だ。2代目の岩光子さんは現在も土びななどを焼いているが、招き猫の型はないそうでこれはNさんが自分の持っている土人形から土型をおこし、頼んで創ってもらったものなのだそうだ。したがって注文しても型がないため制作できない貴重な招き猫だ。目が特徴的な招き猫だ。これを見ると現在所有しているものは鼻の彩色がなくなっていることがわかる。型抜きしているため焼き締められて少しサイズが小さくなっている。

 さて今日は前日の雨がウソのように天気が回復してきた。爽やかな朝だ。時間がたってもあまり人は増えてこない。他の常連さんはどうしたのだろうか。やがて担当者がやって来る。今年も整理券が配られた。なんと経木に手書きの整理券だ。赤福(五十鈴茶屋)の和菓子に使われている経木だろうか。もらったときはいいのだが、保管にはじゃまな整理券だ。ちなみに番号は8番。昨年と同じだ。みんなの要望で店開きとなる。まだ梱包が解かれていない箱から奈良さんの土人形が出てくる。

 注目の中で梱包が解かれる   みんなで品定め   どれにしようか自分の順番で作戦が練られる
 すぐに撮影会開始  このあたりがねらいか!
              
                          中野土人形 今年のオールスター19点
 赤座布団2体  小判乗りはちょっと手が細長い

 みんなで査定会が始まる。今年は全部で19点。昨年は10点と少なかったので少し余裕がある。作品は黒猫扇持ちが3点、親子招き猫座布団座りが紫座布団・赤座布団各2点、猫つぐらが5点、猫守り3点、そして小判乗り座り仔猫4点。小判乗りの仔猫は以前出品されたものに比べると挙げた手がちょっとひょろ長い。今年は初めて親子招きの座布団色違いが出た。猫守のねんねこ半纏は小判柄のみ。黒猫扇子持ちは小判を抱えた招き猫の扇子を持っている。各自自分の整理番号の順番と作品の数、そして作品のできを頭の中で総合判断して手を出す招き猫を決めていく。まさにドラフトと同じだ。しかも同じ作品でも一点一点出来が違うのでどれをとるかも考えなくてはならない。それだけに、整理番号2番以降は選択肢の幅が大きく拡がり悩むところだ。

 各自見定めが終わると次はとなりにある郷土玩具の招き猫に視線が移っていく。東京でも正月の郷土玩具展がなくなってから、最近はまとまって招き猫を見て購入する機会がなくなってしまった。この伊勢会場は貴重な場なのだ。
 しかしトラブル発生。何と入り口のシャッターのワイヤーが切れていたのだ。シャッターが上がらない!通常は緊急用に手動で動かせると思っていたが、いっこうにに開く気配がない。わずかのすきまからみんな入ることになった。お腹がつかえないか恐る恐るカニ歩きで進むと、絣はしたが無事通過。中は室内灯の照明だけしかないため薄暗いがその分、趣がある。もっとも写真撮影にはちょっとくらいのだが。
 今年は大石やゑさんの鵜渡川原人形がたくさん出ていた。小型もある。これは初めて見るが、どうも八橋の型に似ている。(帰宅後調べてみたらほぼ間違いなく同じだ。どちらが原型になるかはわからない)。
 3月の中野ひな市でもう制作をやめると聞いていた井上さんの清水人形もたくさん出ていた。担当者に問い合わせてもらうと今回のまつりに合わせて入荷したものだそうだ。はたしてそのあたりの事情はどうなっているのか、本当に清水豆人形は廃絶してしまうのか詳細は不明だ。(2008年中野ひな市参照)
 

 会場のシャッターが早めに開く  さすが!経木の整理券
  トラブル発生  隙間がこれだけしかない  みんな公認フライングで見定め
 室内灯のみ、ムード満点!

 さてシャッターはというとどうやっても開かないのでついに緊急事態で中野土人形を店開きした「もりわじん」さんの会場と郷土玩具の展示場の間の棚を一部切断することになった。結局初日はこのまま開店することになった。2日目以降はどうなったのだろうか?

祭りの準備
 販売開始の9時20分までには少し時間があるので散歩に出かける。人が少ない街中を散策するのは気持ちがいい。街角ではあちこちで今日の祭り初日の開店に向けて準備が始まっている。昨年どうなることかと思った赤福は開店時間が早いので他の店に先立って営業を開始している。しかしまだ時間が早いので客もまばらだ。

 昨日の台風の影響でおかげ横町にあった柿の木から色づき始めた実が落ちていた。天気は回復したが、やはり台風の影響はあったようで、一部の催しは変更になっていた。 

 台風で柿が落ちていた  イベントにも影響が出た

 時間が早いのでまだ各店は準備を始めたばかり。

 大黒ホールも準備中                  五十嵐さんの絵付け教室と団五郎茶屋
 のぼりを立てて・・・  伴茶屋からおかげ座方向  うどん屋の「ふくすけ」も準備中 
 太鼓櫓下  楽市会場
 何だかベンガラ格子の遊女みたいだ
 こちらは現代作家即売会  蜩丸さんが絵付け準備をしていた

祭りの始まり
  年に一度、招き猫まつりの時にだけ使用されるレジスターが登場し、いよいよ祭りの開幕が近づいてきた。
 9時29分祭りが始まった。順番に目当ての中野土人形を指さして手にする。まず最初の3人は黒猫扇持ち、これが第一候補だったが残念。どんどん少なくなっていく。自分の番が近づいてきた。ターゲットは親子招き猫赤座布団座り。今持っているのはすべて紫座布団なのでこれは色違いになる。だめなら次の候補は猫つぐら。猫つぐらもひな市では普通の座り猫が入っているので、招き猫が入っている作品は貴重だ。

今年の収穫はこれ
 「親子招き猫赤座布団付き」
でした。

          
 販売直前、気合いが入る 赤座布団座り親子猫  年に1回だけ使われるレジスター

 今年資料として買っていこうと思った郷土玩具系招き猫は数に余裕があったのであとで購入することにした。
 レジスターをのぞくと、「坂の谷土人形」て間違いじゃない?

 荷物を車に置きに帰る。近いと便利だ。もう一ヶ所おかげ横町の駐車場が近くにあるようだ。
 さてしばらく散策ね。まだ人出はそう多くはない。しかし時間と共に道が混んでくる。
 とりあえず追いさえ参りに出かけることにする。最近は伊勢神宮参拝がすっかり年中行事になってしまった。

 台風で輪投げなどは中止
 赤福も元気になっていた  まだ街中もすいているね  園児が引いた山車は休憩中

 おはらい横町にいる看板猫を見るのもこのたびの目的だ。しかし店頭にいない。イスもない。生き物だけに姿が見えないと心配だ。とりあえず内宮に向かう。けっこう暑くなってきた。
 伊勢神宮に行く途中のおはらい町通り末に黒トラが一匹歩道に寝ていた。この猫も人慣れしていてさわられ放題だ。道行く人がかわるがわるさわっていく。まったく人を気にしない野良猫だが、イヌが近づいてきたとたん野生の本性を現した。

 ふだんはさわられ放題だが・・・  野生の本性も・・・
 これ入り口の大鳥居ね  大きな太鼓に神楽舞台?  ロールオーバー画面は2006年

 伊勢神宮は2013(平成25年)年の式年遷宮にむけて準備が進められているそうだ。新宮を建てる新しい敷地で執り行われる最初の祭儀が今年から始まるようだ。それに伴い。昨年までは見渡せたとなりの敷地が目隠しされてしまった。Googleno航空写真で見ると新しい敷地の様子がよくわかる。裏手に回ったが工事の音がする。足場を組んだり、基礎工事を始める準備で忙しいのだろう。
 参拝が終わり、休憩所で座っていると居眠りをしてしまった。睡眠不足だ。帰りが思いやられる。

伊勢の生招き猫は「ニャーナ」だった
 伊勢に生息する生招き猫に会うのも楽しみのひとつだ。行きは見かけず心配した。ところが心配ご無用、帰りにはちゃんと店前でアイドル猫になっていた。この猫はおはらい町通り(旧参宮街道)の市丸にいる猫だ。店先にある丸イスに紐でつながれて行き交う人々を招いている。 
 本真珠の首輪もそのままだった。
 名前は「ニャーナ」(5歳)でメスだそうだ。まあ、三毛のこの毛並みなら言われなくてもメスとわかるだろう。

 市丸前の人だかりはみんな猫目当て
 今年は注意書きが付いた  さすがメスの伊勢猫

今年は丸イスに注意書きがあった。

       御注意
子供さんに猫パンチします
          噛みつきます
大人の方は頭タッチOK
       アゴはだめです
私はニャーナ  メス猫5年です

 この姉さん、小さいときにオーナーの孫にかまわれすぎたため、すっかり子供に対しては警戒感を抱いてしまったようだ。ふだんはほとんどさわられ放題なのだが・・・。とにかく店のまわりは猫につられて人だかりができているので看板猫としてよく働いているようだ。5歳のまさに娘盛りだ。


 祭りの様子はあまり文字で書くより、画像を見てもらった方が早いでしょう。それにしても今回も天気がよく暑かった。

    
今年もネコシューと招き猫プリンがあった  記念撮影スポット  正面左の店は瀬戸でもお馴染みのTさん
 絵手紙展  招き猫現代作家展
    今年も春日部張り子の五十嵐さんのブースは新作でいっぱい     招き猫雛を買ってしまった

猫舞いを見る
 伊勢会場の第二の目的はこの猫舞いだ。猫頭が毎年変わる。今年のテーマは「お伊勢詣で福持ち帰る」で原点に戻ったような白の招き猫。この猫はオリジナルの招き猫として販売もされている。
 ちなみに2000年(白猫)でスタートしたこの猫舞も2001年(未見)、2002年「三毛猫と達磨猫の2匹」、2003年「大黒猫」、2004年「福助猫」、2005年(中止)となってしまったが、2006年は復活、ただしこの年は「噺家猫」で2004年の福助猫に眼鏡をかけたものが使われた。その後、2006年(福禄寿)で新作が発表となり、今年の白猫に引き継がれている。

 いつもの決めのポーズ


 本日の昼食は恒例「すし久」の手ごねずしのセットメニュー。混んでいたので時間をずらした。手ごねずしに赤だし、茶碗蒸しに小鉢が2つ付いてくる。かつて懇親会をやった2階席でゆったりと少し遅い食事をする。

 台風でいつもより水は多め
 今日の昼食、手ごねずし

 街中をもう一度散策。暑いので伴茶屋の前にはかき氷を求める人の列ができていた。今年初めて知ったのだが吉兆招福亭の前にある石の大型招き猫は「セキちゃん」というらしい。
 楽市に出品しているTさんからポスターを手に入れたかと聞かれる。いつもありがとうございます。

 朝に比べ人が多い  招き猫手ぬぐいが人気  かき氷に行列
 絶好の記念撮影ポイント  この石猫は「セキちゃん」というらしい
                  にゃんちろりん総踊り   取材に来ていた  こんなの食べちゃいました「抹茶アイス最中」

 福引きを8回やるが全部白玉。でも末尾の「かつお節」がいいんだよね。
                       

 招き猫もポスターも手に入れたし、おみやげの「伊勢たまり餅」と「名称忘れた(小さな桃の実がそのまま入った大福)」と自前用の赤福も買った。日が傾いてきたのでそろそろ帰るとするか。

 来年はいつになるのかな?また1年後のやって来ます!

                           
                                来年までまた1年、さようなら


 松坂でお気に入りの水筒を2つ仕入れ、名古屋でラーメンを食べ帰路につくのであった。
                           

 途中で仮眠しすぎて結局帰宅したのは夜明け時だった。24時間前は名古屋を走っていたのか・・・・
 来週は瀬戸だ!!!




 今年の収穫

     
  赤座布団           大津絵土鈴  尻尾が長いのね
 
  五十嵐さんのミニ猫びなを買ってしまった
  
 こちらはいただき物    右が原型か