静岡土人形      

静岡土人形
 種類:土人形
 制作地:静岡県静岡市横内町
 現制作者:廃絶
    川島千代松(兄 1943年没)・・・川島宇之助(弟 1945年没)  

 明治から大正、戦前?にかけて制作されていた土人形。
 日本郷土玩具 東の部(武井武雄、1930)出版時にはすでに廃絶と記されている。

ねこ(木村喜久弥、1958 法政大学出版局)
出版社の承諾を得て掲載

猫の串人形はいちろんさんの猫のようだが、
川島家の作かもしれない。
静岡土人形の招き猫と串人形
全国郷土人形図鑑(足立孔、 1982 光芸出版)より

光芸出版の連絡先がわからないため
掲載許可を取っていません。
ご連絡をいただければ正式に許諾申請をいたしま
す。
高さ80mm×横35mm
  「鯛車 猫」(鈴木常雄、1972 私家版)
郷土玩具図説第七巻(鈴木常雄、1988覆刻 村田書店)より

村田書店の連絡先がわからないため
掲載許可を取っていません。
ご連絡をいただければ正式に許諾申請をいたします。



左の小さい招き猫は
目の形状から上の2点の招き猫と
同じものと思われる。
右の大きい招き猫が写真画像がないため詳細は不明であるが
背中に穴があり貯金玉になっている。
 川島宇之助の作品  


           
 いつもお世話になっている名古屋のNさんから静岡土人形の復元品の画像を入手。

静岡土人形 復元品
高さ約90mm 子守帯で背負われた猫
後ろから抱きついているような白猫  
招いてはいない 背面の画像はないがおそらく彩色なしと思われる

名古屋のNさんの元所蔵品
「猫背負い童子」
昭和40年代に好事家により復元されたものであるという。 
何種類くらい復元されたのか、川島家のものが原型であるのかは残念ながら情報は不足している。


 残念ながら現物を見たことがない。戦前には廃絶しているので情報が少なく現在情報収集中。



参考文献
全国郷土人形図鑑(足立孔、 1982 光芸出版)
ねこ(木村喜久弥、1958 法政大学出版局)
日本の土人形(俵有作・薗部澄、1978 文化出版社)
日本郷土玩具 東の部(武井武雄、1930 地平社書房)
「鯛車 猫」(鈴木常雄、1972 私家版)
郷土玩具図説第七巻(鈴木常雄、1988覆刻 村田書店)
全国郷土玩具ガイド2(畑野栄三、1992 婦女界出版社)