花巻系鯛抱え猫と繭玉細工 (村田民芸工房)       

花巻系鯛抱え猫と繭玉細工
 種類:土人形、繭細工
 制作地:岩手県盛岡市
 現制作者:(村田)春江、りら
 村田三樹二郎(初代)・・・(村田)春江(二代目)、(村田)りら

 村田三樹二郎が1968年(昭和43年)岩手県盛岡に創作郷土玩具の工房を開設したのが始まりである。
 まゆ細工を中心に張り子や土鈴など創作郷土玩具やお土産品を制作している。
                       
 村田三樹二郎さんは多くの郷土人形をコレクションして工房に展示をしていた。この鯛抱き猫は岩手県の郷土人形である花巻人形がもとになっていると思われる。張り子でつくられたものが絶品となり、その後に土でつくられたようである。そこは紙張りではなく土ででき閉じている。これもかなり前の作品ですでに絶品となっている可能性が高い。

花巻系の土人形 もとになったと思われる花巻人形の鯛抱き 
 
彩色はひじょうに大胆  
 
高さ95mm×横90mm×奥行80mm  


 村田民芸の主力商品は繭玉細工である。この招き猫も動物シリーズのひとつで底に金属が入っているため起き上がり小坊師になっている。
 商品名では招き猫ではなく「ネコ」となっているようである。

耳も尻尾も繭でつくられている  
繭玉の個体差で大きさが若干異なる 彩色も多少個体差がある 
 
 高さ38mm×横23mm×奥行23mm

           
 繭細工の中にまゆ徳利がある。注文で文字入れをしてもらえるようだが、この招き猫のまゆ徳利もそのひとつ。どこでどうやって入手したかまったく記憶にない。
同封されている解説書には「加賀招き猫展示室」とある。加賀さんという方が開設した一関市にある(あった?)展示室のようだがネット上には見当たらない。
果たしていつどのようにして手に入れたのだろうか?永遠に謎かもしれない。
 現在制作されているまゆ徳利も基本的な作りは同じである。
           

   
 左は通常の招き猫  
 招き猫は徳利に描かれた柄になっている  
 通常版同様に起き上がり小坊師になっている 高さ53mm×横23mm×奥行23mm   
  「加賀招き猫展示室」の名刺か? 
  この招き猫は「岩手まゆ徳利招き猫」となっている。入所経路ははっきり覚えていない。
同封の招き猫の解説書によるとはっきりと村田三樹二郎氏の作ということがわかる。
「今戸神社の市野智恵さんと私のために新たに創作してくださった・・・・」とある。
村田民芸のネット上では「まゆ徳利」という品はあるのでこれの創作版だと思われる。
『加賀招き猫展示室』とあるが加賀は石川県の加賀ではなく、展示室を開いている方の氏名である。
ただし現在ネット検索にはかからないので展示室があるのかどうかは不明である。(2019年8月現在)


村田民芸工房を知ることができるサイト
村田民芸工房HP
村田民芸工房の紹介
             


     




参考文献
福の素13号(日本招猫倶楽部会報、1997)